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おそらくほとんどの日本人の皆さんには生命保険が必要ではないか、という前提でこのブログを書いています。
当然、気持ちの問題や何らかの理由で生命保険を嫌悪する方に無理矢理お勧めするのではありませんが。
小さいお子様などの扶養家族がいるお父さんは言うまでもなく、シングルの方でも終身保険など上手く活用できますので生命保険は有意義であると考えます。
また、お金持ちの方においては、医療保険や介護保険は不要であっても、相続対策に終身保険は有効です。
財産のほとんどが不動産である場合に、複数の相続人がいれば財産をどう分けるか難しくなるケースが想定されますが、そこにある程度の現金が相続財産以外にあれば、「不動産の代わりに現金で」という選択肢も生まれます。
あえて<現金が相続財産以外>と書いたのには理由があります。
死亡して受け取る生命保険金は「みなし相続財産」とされて相続税の対象となるので、不動産などの相続財産と合算されてしまいます。
相続税は累進課税ですので、金額が大きいほど税率が上がります。
つまり、生命保険金が発生することで税率が上がる、納税額が上がる可能性が出てきてしまうのです。
相続対策で加入した生命保険で相続税の税率を上げてしまうのはバカバカしいので、そうならないように相続財産からはずす工夫をするのが理にかなっています。
たまに担当の税理士がトンマなのか、ご本人が無頓着なのか分かりませんが、相続税を支払う可能性があるのに、生命保険金が「みなし相続財産」になってしまうケースが結構あります。
話しがそれてきましたが、お金持ちの方(というより「土地持ち」)にも生命保険は使える、と言いたかったのです。
そうなると、一般的な生活者であれ、資産家であれ生命保険が必要とすれば、どんな方が生命保険がいらないと言えるのしょうか。
条件を挙げてみます。
1、天涯孤独である
2、1000万円以上の預貯金がある
3、定期的な収入がある(預貯金が目減りしない)
以上3点を満たせば、医療保険や介護保険、がん保険を含む生命保険のカテゴリーは不要ではないかと思います。
扶養義務もなく、相続されることもない、そして病気や要介護状態になっても預貯金で賄える状況です。
天涯孤独で誰にも頼らず、すべて自分の預貯金で完結できる、ある意味理想的な状況ではありますね。
でも、このような状況の方は日本に何人ぐらいいるでしょうか?
ポイントは「3、定期的な収入がある(預貯金が目減りしない)」です。
1,2までの方は結構いらっしゃると思いますが、高齢になっても定期収入があり預貯金が目減りしないケースは、ある程度の不動産収入がある方でないと難しいと思われるからです。
不動産収入についても、所有しているアパートの老朽化で家賃収入が目減りするリスクがありますし、地震や火事でなくなってしまうこともあり得るわけです。
(関係ないですが、地震保険には加入した方がいいですよ)
前記したように、気持ちの問題や何らかの理由で生命保険を嫌悪する方に無理矢理お勧めするのではありませんが、「生命保険に加入した方が合理的である」可能性が高い方がほとんどではないか、というのが結論です。
特に高齢になり、誰でも「長生きのリスク」があるわけで、かつてあった財産が目減りしたり、自ら稼ぐのが難しくなった際に備えられるのが生命保険であるとも言えます。
生命保険ですべて賄えるわけではありませんが、ほとんどの方に有効であると思います。
生命保険がいらない人はどんな人?
天蓋孤独な人で財産がそこそこあり、それがほとんど目減りしない人・・・になると思います。
そんな人あんまりいないですよね。
他にもいろいろ書いています。
ご興味があればお立ち寄り下さい。
保険選びネット
http://www.hoken-erabi.net/seihoshohin/goods/7581.htm
<具体的な商品の比較など月一で書いています(ほぼ月末更新)>
「引受緩和型医療保険」の告知内容の比較など取り上げています。
ヤフー知恵袋
http://my.chiebukuro.yahoo.co.jp/my/shigotonin38
<知恵ノートはほぼ月二で随時更新、生保関連の質問にも答えています>
ご指名の質問大歓迎です。