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会うたびに怒られる上司が怖い どう対処すればいい?

»2014年8月19日
PAGES TO THE PEOPLE

会うたびに怒られる上司が怖い どう対処すればいい?

高畑 哲平

KDDIウェブコミュニケーションズにて、中小事業者向けサービスの事業責任者。2007年よりレンタルサーバーCPIの事業本部長、2009年3月ドイツのCMS Jimdoの日本独占販売権を取得し、事業責任者に就任。2011年9月、Google、KDDIと共にみんなのビジネスオンラインを立ち上げる。2013年4月、取締役副社長就任。

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自分は一生懸命頑張ってるつもりなのに、会うたびに上司に一挙手一投足について怒られる、注意される方っていますよね。上司じゃなくても口うるさく指摘する先輩に常日頃からガミガミ言われ、ビクビクして仕事も手につかない、会社に行きたくないなんて人もいるかもしれません。

私はいままで幸か不幸かそういったことをされた経験はないのですが、自分自身一挙手一投足注意していたことはあります。振り返ってみると、仕事の内容うんぬんよりも、マナーであったり礼儀作法などのいわゆる"一般常識"みたいなものが指摘対象だった気がします。

たとえば大事なお客さんとの会食時に携帯を触るなとか、酔っぱらってお客さんにため口で話をするなとか、挨拶をしろとか、集合時間ギリギリに慌ててくるなとか、そんなような話ですね。ちなみに私が指摘し続けた結果はと言いますと、一切治りませんでした....。よって諦めました。

そんななか、そんな小言上司への対処法を当社のスタッフが教えてくれ、実に納得のいくものだったのでご紹介します。

なぜ上司・先輩はガミガミ(ネチネチ) 指摘をするのか?

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早速対処方法に入る前に、根本でもある"なぜ上司・先輩はこんなに口うるさく指摘するんだろう?"という理由を少し掘り下げてみたいと思います。それは端的に書きますと、会社として外に出しても恥ずかしくないレベルにしないと、結果として会社(または自分)が不利益を被るからです。

この不利益を被るということまで想像できていない、あるいは経験したことがないゆえに何度も何度も同じことを言われるんじゃないのかな、と思います。一方で、怒る上司・先輩はその礼儀作法を怠った結果、不利益を被った経験がある(またはその不利益を見たことがある)からこそ、そうならないように事前注意をしているのだと思います。

一例ですが、とあるお客さんが、

○○○会社の営業のAくん、先日会食時にずっと携帯ばかり気にしてて、こちらの話に頷くわりには真剣に聞いてなかったんですよね。ああいう人とは仕事がしたくないので断りました

なんて話を教えてくれました。本人は何気なくメールをチェックしていたのかもしれませんが、会食時に礼儀を失した行為による失敗例の一つですね。恐らく当の本人は自分のその行為が原因だとは気づいていないでしょう。

苦手な相手ほど懐に飛び込むのが良策

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さて、実際に会うたびに怒られる上司・先輩にどういう対処をするのが一番適切なのでしょうか?

一番多く見られるケースは、とにかくその上司から逃げる、関わりを避ける行動をとることです。これが一番最悪です。上司からすると、問題を解決せずに怒られたくないがゆえに逃げていることが手に取るように見えます。最も怒りを増幅させるケースです。

言われる側からすればこういう行動をとってしまうのもわからなくはないですが、あまりおすすめはできません。

では、どのような対応が良いのでしょうか?

これは前述の真逆の方法で、怒られる上司ほど積極的にコミュニケーションを取り、自ら改善点を聞きにいく、相手の懐に飛び込むのが最前の策です。怒られる側が最も難しく感じる方法かもしれませんが、実際にこれをやられると大半の上司は怒ることができなくなるはずです。今までは自分の不手際に気づかず改善もしないダメな部下から、改善点を自ら見つけ出そうと努力する部下へと変貌するのです。

こういう怒る人ほど積極的にコミュニケーションを取られると、評価をマイナスからプラスへ逆転させる傾向があります。この行為には勇気がいることと思いますが、どうか怖がらずに積極的に攻めて攻めて、怖い上司・先輩を攻略してみてくださいね。