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私の仕事はなんのため?

私の仕事はなんのため?

『月刊総務』編集長 豊田健一

日本で唯一の総務向け専門誌『月刊総務』の編集長。社内コミュニケーションの研究機関、ナナ総合コミュニケーション研究所の主任研究員。総務経験と社内広報コンサル実績、膨大なネットワークを駆使して、スタッフ業務のコンサルに飛び回る。

当ブログ「「スペシャリストからプロフェッショナルへ」総務&広報のプロが語る、スタッフ業務の真髄」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/toyoda2/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


「そもそも、スタッフの仕事は誰のため?」

考えたことありますか?

 

昨年実施した全国総務部門アンケート(『月刊総務』5月号に掲載予定)、

今後の総務部門のあり方について聞いたところ、

以下のような回答がありました。

 

■ 苦しい経営環境が来ようとも、全社員が活き活きと働ける環境を作ること

■ 全従業員が安心して、業務に取り組める会社環境整備

■ 各部署がそれぞれの専門業務に専念できる職場づくり

 

社員のために働きやすい環境整備を作る

これを総務部門のあり方として、多くの企業があげています。

 

総務部門の仕事は、その企業の社員のために何ができるかを考える

そのように捉えることができるかと思います。

 

以前、人事コンサルタントに聞いたことがあます。

「人事や総務、経理、財務といったスタッフ部門に対しては、

何が求心力となり得るか?」

そのコンサルタントは、答えました。

全ては、そこで働く社員のため。

そのように考えることで、スタッフは一体となることができます」

 

人という観点から、社員のために何ができるかを考えるのが人事

お金という観点から、社員のために何ができるかを考えるのが経理

環境整備という観点から、社員のために何ができるかを考えるのが総務

 

社員のために・・・

みなさんは考えたことがありますか?

 

社内の手続きのために、書類を回収する

上司に報告するために、書類を作成する

マニュアルにあるから、社員に指示する

 

 その仕事の先に、社員のために、という発想がありますか?

 

仕事の意味を考えずに、従前の方法で処理するのではなく、

そもそも、この仕事は意味があるのか

社員のためになっているのか

 

そんな視点で考えてみるのも一つの方法かもしれません

 

「そもそも、私の仕事はなんのため?」

「そもそも、私の仕事にどんな意味があるの?」

 

仕事の棚卸、時には必要かもしれません。