うふふなマーケティングの贈りもの
tag:blogs.bizmakoto.jp,2015-04-02:/uff-recipe//78
2012-06-12T00:57:18Z
懐かしきシングルレコードにはA面とB面がありました。A面はヒットねらい、B面はシンガーの個性を出す。ビジネスメディア誠の連載“うふふマーケティング”が「A面」なら、こちらは「B面」。自分のこと、思ったことを1/1スケールで書きます。
Movable Type Pro 5.2.12
みんなですればおもしろい。
tag:blogs.bizmakoto.jp,2012:/uff-recipe//78.4933
2012-06-06T23:28:57Z
2012-06-12T00:57:18Z
お金が足りないーではみんなから集めよう、ではダメなのである。そこには何か"共謀"...
郷 好文
http://cotoba.jp/
小さい頃、お金を出し合って何かをするのがスリリングだった。 誰かが思いついて「みんなでやろうよ」と始めまること。たとえば爆竹遊び。火をつけると「パンパンパン!」と連続破裂で、世の中を小さくびっくりさせられる小道具。あれを雑司ヶ谷墓地の隅っこの方で鳴らして遊んだ。住宅街じゃなくて墓地でやるのがぼくらの世間様への思いやりだった。ちなみに雑司ヶ谷霊園はぼくの育ちエリアで、東京都豊島区にある、けっこうでっかい墓地だ。 「房」になって売っていた爆竹がいくらだったか、とうてい覚えていないけれど、何十円ずつとかお金を出し合って、駄菓子屋で買う。駄菓子屋も心得たもんで、子供が爆竹でも何も言わない時代だった。われわれは墓地へ奥深く侵入する。鳴らしても世間様にギャアギャア言われない神聖な場所。そこだけは墓石もなく、くぼみみたいな所で、火鉢が捨てられていて、ライターで火をつけてはポンとそこに投げる。破裂連続音がたまらん!墓場の「昔の世間様」はびっくりしただろうなあ。 ある日、数名で爆竹遊びをしていたら、フっと警察官が現れた。 「ここで何をやってるキミたち?」と詰問した。 ぼくは、実にぼくらしくない、機転をきかせた。 「ここに来たら、誰かが前に、爆竹をやっていたようなんです!」 「ほお...そうか」 騙されたのか見逃したのか、ともかくぼくらは、平静をよそおってドキドキして、その場を離れたもんだ。 こんなエピソードを紹介したのも、今朝『人はなぜ"だれかの体験"に金を出すのか? 』という記事をうふふマーケティングに掲載したからだ。テーマは"クラウドファンディング"、みんなから少額資金を集めて何かをしよう、というビジネスモデルである。 商品開発、店舗開業、イベント、映画製作、アート、社会貢献...いろんなジャンルにクラウドファンディングが登場している。ただ「自分だけじゃお金が足りない」から「お金を集める」のはどうなんだろう?ちがうような気がする。 たとえば「アートを広めたい」からファンドを募る。アートはお金が集まりにくい。だからみんなの力を借りたい。わからなくはない。でもなぜそれを広めたいの?なぜそれを伝えたいの?それがないのは「壁」がある。 ぼくらの墓場のクラウドファンディングは小さなものだったが、そこには真理があった。それは、 「みんなで共謀するからおもしろい」 これがないとだめ。足長おじさんの寄付でもいいけれど、見返りもいいんだけど、「おもしろい、じゃあ出そう」が無いのではファンディングじゃない。共謀があるのかどうか、そこがたいせつだ。 ]]>
ぼくの2011年の漢字は「イチ」
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.4022
2011-12-28T13:56:42Z
2011-12-28T14:14:09Z
"今年の漢字は"絆"。選定理由は「災害でつないだ一番大切なもの」だから。日本国内...
郷 好文
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日本国内では、東日本大震災や台風による大雨被害、海外では、ニュージーランド地震、タイ洪水などが発生。大規模な災害の経験から家族や仲間など身近でかけがえのない人との「絆」をあらためて知る。引用元=日本漢字能力検定協会 たしかに"絆"が選ばれて当然だと思う。東日本大震災のとき、身近な人びともつながった。見知らぬ人ともツィッターでつながった。テレビの悲惨な映像で日本がつながった。災害後の数週間、絆を感じた。だが絆って「強い」ものだろうか? 言葉としての意味は「紐と紐が解けてしまうのをつなぎとめる」である。災害という非常事態をきっかけに、今まで解けていた人と人が(特に東日本では)つながれた。バラバラだったんだよな、でも結ばれたよな、というものなのだ。結び目をつくるというくらいだから、元は二本の紐と紐のようにバラバラなものなのだ。さらに災害から9ヶ月が経ち、記憶が風化し、あるいはフタをするうちに、絆は紐になりつつあるように思うのだ。 良い言葉なのだが、どこか儚い。強さが無いと思う。 かく言うぼくも、今年の漢字を考える原点は大震災である。あの体験を機に考えだしたことがある。始めたこともあれば、始まったこともある。知人の輪も仕事も広がったな。そこで「う〜ん」と今年にふさわしい漢字を考えた。 ぼくの今年の漢字はこれだ。「一」。漢数字のいちである。 選定理由は「3.11」の並んだイチであり、津波や放射能汚染で暮らしが破壊され、一から出直さないとならない人びとのイチであり、日本があの数週間だけでもひとつになったイチからである。 奇しくも2012年にデビューするサッカー日本代表の新ユニフォームは「結束の一本線」が入っている。苦境に負けない一本線という説明があった。デザインはまるでジャージだと思ったけれど(笑)、イチを入れるのは悪くない。強さ、結束を感じる。 さらに漢字のイチを90度傾けると「I」、英語の大文字のアイになる。大震災の後、自分にとって何が一番たいせつなのか?自然な生き方ってなんだろう?ありのままの自分って誰だろう?と考えた。 そうしたら肩のチカラがすっと抜けた。今までがむしゃらにやろうとしていたことが、霞んで見えてきた。キミにできること、やりたいことってこれだろ?と言われるみたいに、すっと身体に入ってきた。ナチュラルにやろうよ。ぼくの心の中での、人と人との関係が良くなってきた。だからつながりもできて、仕事が広がってきた。 ぼくにとってイチは3.11の年の漢字にふさわしい。 だけど今、被災地では仮設住宅や借り上げ住宅に個別に居住する避難者が、英数字のアイのように孤立している。自殺者も多いという。アイをもう一度90度傾けてイチの位置にして、イチとイチをつなげることができないだろうか。
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mt博に粘着女子が粘着していた。
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.3633
2011-11-01T00:06:56Z
2011-11-02T01:24:07Z
テープをちぎって貼る。ちぎって貼る。ムサい男子は不可解な目線をちぎって投げるだけ...
郷 好文
http://cotoba.jp/
新作マスキングテープや限定品を集めた『mt博ーmt expo 2011 』が10月31日開幕した。初日10時からのオープンに合わせて、のほほんと11時過ぎに渋谷のディクショナリー倶楽部に出かけた。始まったかな〜。女子はどのくらいいるかな〜。イベント会場へ入る道に到着するとー 「郷さん!今携帯に電話したところです!」 相棒cherryさんが携帯をつかんでこっちにやってくるじゃないか。 「ど、どうしたの?」 「どうしたもこうしたもありません!あたし10時ちょっと過ぎに着いたんです。もう女子がわんさかいっぱいでたいへんで。ミナペルホネンの限定品はなくなるし、みんな凄い勢いで買っていくの!」 さっそく行ってみた。おおっと!そこには粘着テープをめぐって狂乱舞する女子がわんさか!長い行列!目が粘着テープに粘着している!ヤバいですこのアトモスフィア。押されてヘタれて女子を追った。女子を追うのはぼくのサガだ。それはどうでもいい。とにかくみんなカゴにいっぱい詰め放題。すぐにカゴがなくなり、カモ井加工紙 (マスキングテープの開発販売元)のテープの梱包箱が買い物カゴに変身。 美しく幅も柄も色々のマスキングテープがいっぱい。ひとりざっと30〜50個は買っているな。いやもっとかも。バーコードリーダー片手に清算するスタッフのレジの数字を見ると、なんと11,854円!そのときキャパの手は震えていた。スマン数字にびっくりして写真は手ぶれしたのだ。 早め乗り入れで限定品ゲットと考えた我が相棒cherryさん、考えが甘かった。あれこれ選んで会計をしようとすると「整理券」を配られた。会計するのに整理券がいるのです。10時過ぎですでに67番。あまりの殺到で会計が間に合わない。一品一品バーコードリーダーでカタログシートを読む手際の悪さもあるが、たぶん平均客単価は10,000円くらい。こんなに買うとは思わないよね。 ぼくは3年近く前にうふふマーケティングに『ムサい男たちの現場に女子が来た日......マスキングテープはアート化した 』という記事を書いた。仕掛人の谷口さん、高塚さんにもインタビューした。おふたりは汗を拭う間もなく、レジで、また会場で大忙しだった。ごくろうさまです。 ただあの行列はねえ。。。2度にわたりテレビ(TBS『昼おび!』、フジテレビ『とくダネ!』)に行列コンサルタントとして出演したぼくを行列コンサルタントとして雇ってほしかった。cherryさんは余計混乱するワよと言いやがったが、余計なお世話。しかしまあ会計待ちで4時間ってねえ。cherryさんは結局翌日精算に再訪するんですから。みんなぶーたれてました。 以上、女子に撃たれた突撃初日レポートでした。 たかがされどテープに女子はここまでワシづかみにされるのか?マスキングテープで何をマスキングするのか?実に興味深いわけです。その答えを今回は別媒体、年明けの『プリバリイン』に書く予定です。また今週はうふふマーケティングがお休みなので、その代わりのブログでした。 初日には宮﨑あおいさんもやってきたと噂されるmt博、深呼吸してからお出かけしよう。 *文中「ミナペルホネンの限定品はなくなるし」というくだりがありますが、正確には「その場で幾つかの限定品がなくなっていた」というものです。商品は補充されるものと思われますので、がっかりされずに行かれてください。訂正いたします。 ]]>
スティーブ・ジョブスをめぐる大学の3つの点:リード、スタンフォード、カレッジトラック
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.3490
2011-10-06T13:45:38Z
2011-10-06T21:46:57Z
この遺族の声明は、ローレン・パウエル・ジョブスさん/Ms.Laurene Pow...
郷 好文
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Steve died peacefully today surrounded by his family. In his public life, Steve was known as a visionary; in his private life, he cherished his family. We are thankful to the many people who have shared their wishes and prayers during the last year of Steve's illness; a website will be provided for those who wish to offer tributes and memories. スティーブは今日、家族の見守る中安らかに旅立ちました。スティーブは公にはビジョナリーとして知られましたが、プラベートには家族を慈しむ人でした。スティーブが病に冒された昨年以来、願いと祈りを共にして頂いた、たくさんの人びとに感謝をいたします。そのお言葉と思い出を頂ける方々のためにウエブサイトを準備いたします。(遺族の声明) 2011年8月24日の発表の時も、その後も姿を現さないので、もしや...と思いつつぼくは『スティーブ・ジョブスからの手紙への"返信"を考えてみた 』を書いた。やはり、だった。ずいぶんと地球を楽しませてくれた。どうもありがとう。 エッセイでジョブスのスタンフォード大学卒業式のスピーチに触れた。あの有名なスピーチは"No big deal. Just three stories"(大げさなもんじゃない。3つの物語さ)で始まる。3つの物語の最初は"connecting the dots(点を結んで)"だった。大学退学、カリグラフィ(書)との出会い、パソコンのフォントの開発など、関係がなさそうな点と点が結ばれるという話だった。そこでジョブスをめぐり、「大学を結ぶ3つの点 」について書きたい。まず最初の点は、彼はリード 大学をドロップアウトしたこと。 生まれたジョブスは養子に出され労働者階級の家庭に育った。つましい暮らしの家庭なのに授業料がバカ高いリード大学に入学した。だが半年後、その大学にいることに価値を見いだせなくなった。見つけられるかわからないのに、両親が全生涯をかけて働いて貯めたお金を使い果たそうとしている。そう考えて退学した。 最初の点は、親への思いやりと自分らしさをつらぬいた深い思いからだった。2つ目の点は、スタンフォード大学でのスピーチで彼女と知り合ったことだ。 1990年、スタンフォード大学に呼ばれてスピーチをしたとき、一番前の列に座っていたローレンを発見した。一目惚れらしい。気になっていたがその夜、ビジネスディナーがあった。仕方ないとクルマのドアに鍵を挿し込んだとき、「待て、今日が地球最後の夜だとしたら、俺はビジネスディナーに行くか?」 そう考えて駐車場を後にして、彼女を見つけた。ディナーに誘った。答えはイエスだった。 この2つ目の点は、3つ目の若者支援の点にもつながった。それは"College Track"である 。カレッジトラック とは、貧困のせいで、あるいは家庭問題で、高校に満足に行けない子供を助けて、カレッジやユニバーシティへの進学を支援する民間団体のプログラムである。支援には4つのメニューがある。カレッジに進学できる学力を身につけるプログラム、どんな職業に就きたいか、そのために何をすればいいか相談にのるプログラム、奨学金をもらえるようにがんばらせるプログラム、そして財団による金銭面の支援のプログラム。 この団体の共同設立者はMs.Laurene Powell Jobs、ジョブスの妻 なのである。もちろんジョブスも寄付をしている。 彼は自分が果たせなかった大学卒業を、同じような境遇にある若者たちを直接支援することで、実現しているのだ。1998年以来、毎年数百人にプログラムを提供してきた3つ目の点は、すでに大きな「面」になっている 。 3つの点が一致するのは大学である。リード大学、スタンフォード大学、そして全米の大学。ジョブスの、ローレンの、そして多くの子供たちの人生を変えた。 誰もが「自分の3つの点 」を持っている。バラバラに見えて、実はつながる、自分の人生を決定的にする点を持っている。ぼくのそれを書いておこう。20代のあたまに文章を書くのを一度諦めた点、それから約25年後の2006年の6月下旬、ブログを書き出した点、そして2010年に"ことば"という名前で会社をつくってブレないようにした点。3つ目は相棒cherryさんの命名で、恩を感じている。 ある瞬間、関係なさそうな点と点が結ばれる時がくる。つかまえられるか。つかまえようとするか。タイミングも諸事情もある。諦める人もいる。点と点をつなげて、ほんとうにやりたいことを、誰よりもたくさん、自分らしくやりたい。 そうあるべきだと思う。ジョブスの点をつなぐ話は、それを忘れそうになったとき勇気を与えてくれる。 そして地球上が今、ジョブスを偲ぶ無数の点と点で結ばれている。ありがとうジョブス。Stay hungry, Stay Foolish, and Stay Peacefully in Cloud.
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ローソンとぼくらの被災地支援のこと。
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.3422
2011-09-27T04:38:55Z
2011-09-29T01:41:57Z
日本人、とくに若い人たちが、あれ以来変わってきた。ぼくはこれから芽を出すクリエイ...
郷 好文
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ぼくはこれから芽を出すクリエイター支援のギャラリーを運営している。先週、展示にやってきた20代の男子と話した。ぼくが、ギャラリーの次の展示は被災地支援の一環で、山形出身の刺繍作家さんの展示をするんですよと言うと、彼は興味を示してこう言った。 「もうモノの時代じゃないよね。心の時代。助け合うのがたいせつだよ 」 東日本大震災から6カ月が過ぎて、あの体験は風化するどころか、物心両面で支援が根づいてきた。災い転じて福となすとはよく言ったもの。若者の変化がうれしい。彼のような人に会うとこっちもポジになるしハッピーになる。 さて、その刺繍展の準備をしていた昨日26日、ローソンの広報スタッフ樫山さん がやってきた。手にはブルーのパレットを抱えて、中には目いっぱいローソンの新製品が詰まっている。 「どうしたんですか、これ?」 「明日からHAPPY10,000 キャンペーン が始まるんです。郷さんに食べてもらおうと思って」 ちょっと待って樫山さん、ぼくはここまで大食いじゃないよ(笑)。HAPPYキャンペーンで発売する12品目。10月発売のものもあるのは試食品ですね。お先にありがとうございます! ちょっと解説すると、9月27日からスタートするこのキャンペーン、ローソンが10,000店突破を記念して発売する記念商品 。同時に有名アーティストのライブイベント の開催、ソーシャルメディアクーポン などの店頭配布もある。記念商品ひとつにつき10円(一部は20円)の寄付 が被災地の学生支援にまわる。どうせローソンで何か買うなら記念商品を買ってほしい。 ローソンの被災地支援のことは、『若者よ、ストップモーションから抜け出そう!―夢を応援基金CM 』で書いた"夢応援基金 "もある。 そちらも7月31日までの応募期間に1,000名の応募に対して2,400名の応募があり、1,097人に奨学金授与が決まったそうだ 。高校1年生から最長7年間、月額3万円の支給(返還なし)。よかったですね。ローソンの利益から供出されてるということは、巡り巡って私たちがお客として支援をしたものでもある。 みんながどこかで小さく、しっかりと彼らの将来とつながっている。 さてぼくらも小さな被災地支援も紹介。今日9月27日から『UNITE SISTERS!! patterie 刺繍アート展 』をアートマルシェ神田で開催中(10月9日まで)。鈴切り絵さんという人を食った名前の若手刺繍作家さんの楽しい作品で、みんなを赤く丸くつなぐ。収益の20%は被災地支援に寄付する。 展示作業が終わった昨夜のオープニングパーティで、ローソンの記念商品を若いみなさんに食べてもらった。喜んでいました。ぼくひとりじゃあ食べきれませんって(笑)。どうもありがとうございました。
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パソコンに感謝をこめて。
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.3378
2011-09-20T22:34:55Z
2011-09-22T16:34:00Z
パソコンという道具がなかったら、今のぼくはない。それは「書く人」という意味です。...
郷 好文
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それは「書く人」という意味です。ぼくは相当に凡人なので、何しても世間の耳目を惹くほどのことはできませんが、ひとつだけ誇れることがあります。ずっと(確か2006年の6月くらいから)ブログを書き続けていること。その日以来毎日ですから、通算何万字かもうアンカウンタブル。ネット世間を文字でたいそう汚しています。なるべく良いことを書きたいと思いつつ。 ビジネスメディア誠に書くきっかけをもらったのもパソコン。"うふふマーケティング "の連載、今朝もレムの中、来週のネタを思いついてスイッチONしました。ぴゅぴゅぴゅっとテキストをメモ。ほっとして二度寝。ちなみに今週の連載はある長寿TV番組のこと、来週は某スポーツをテーマにしたい。こんなぼくはパソコンには足を向けて寝られません。 なにしろキーボードがポニョポニョになるまで打ちますから(実際愛機は2度キーボードを交換してます)、パソコンよありがとうとナデています。だからレノボDO.キャンペーン のCMで、中田英寿さんが言ったことはホントにそうだと思いました。 「パソコンというものは切っても切れないもので、現役を引退した後も世界中を旅して、今は日本を旅していますが、その時に一番大事なものがパソコンです。情報を集めたり、予約したり、いろんなことができる。今旅に持っていくもので一番大切なものはパソコンです」 (キャンペーンの公開動画よりキャプチャ) ご縁を頂いて、このキャンペーンの紹介文『夜空に虹は、かかるのか!? 』も書きました。PRではあるのですが、PRを意識しないで感じたことをそのまま。レノボ、というひとつのPCブランドだけじゃなくてみんなにパソコンの力を改めて感じてほしいので、読んでもらえたらありがたいです。 パソコンは文を作るだけでなくて、話題と話題、会社と会社、人と人、心と心を結びつける。そこからアイデア、企画、行動、事業が生まれ、みんなの生活を変えていく。中田ヒデが引退後にやっているように、貢献も善意も寄付もありがとうもどういたしましても、生まれる。 パソコンができることは無限大。想い次第で地球サイズにもなる。パソコンに感謝をこめて。
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カレーでハートに火をつけて。
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.3044
2011-07-27T13:47:40Z
2011-07-30T02:39:57Z
夏はカレーだ。暑いのに、なぜ暑くなる辛いものを求めるのか、謎だ。いや吉岡編集長な...
郷 好文
http://cotoba.jp/
合理的かつ説得力のある説明ができるかどうか、夏とカレーの明白かつ神秘的な一体説を煮詰めるべく、誠ブログで"カレーという文化"、cotobaのブログでは"カレーと心" 、二本立ての大盛りブログを書こうと思い立った。 【本格的カレー鍋】 ぼくのカレー心に火を点けたのはカレー鍋 である。 中華には中華鍋、すき焼きにはすき焼き鍋などの専用鍋があり、使い勝手や調理の点に置いてもそれぞれに風味を高める工夫がなされている。専用鍋を使うことでより完成度の高い仕上がりが期待でき、長年使い込むことで愛着も生まれる。カレー専用の鍋があれば、もっと手軽に、もっと効率よくおいしいカレーを作ることができるのではないか? 引用元 う〜むなるほどその通り。日本人ほどカレーを愛し、カレーをさまざまにアレンジする国民が、これまでカレー鍋を作らなかったことがむしろ意外だ。 そこに気づいたカレーの第一人者井上岳久氏/カレー総合研究所 が、『日本初のカレー専用鍋 カレー道/初段鍋 』を企画・開発した。分厚い鋳造、うまみを閉じ込める無水調理、高密度でスパイスを閉じ込める本格設計である。高熱伝導は飴色の玉ねぎちゃんが短時間できる。手抜きをしない作り手には嬉しい限り。 この製品の注目はナンと言っても「ナンを壁面で焼く! 」である。画像引用元 スパイスの抜けたダジャレを許せ。ぼくは興奮しているのだ。死ぬまでに一度でいいから、あのタンドールの壁面に、ぺちゃっとナンをへばりつかせて、火かき棒のような道具でひょいっと引き上げて、「ほらどうぞ」とやってみたい。横浜の某インドカレー店ではナンの体験教室があるのだが、これならお手軽にタンドールの壁面焼きが、家でもできる。これを画期的と言わずなんと言おう。ナンのためだけでも買いたい。価格は19,800円(税込)。 オマケにカレー道/初段鍋 にはレシピ集もあって、そこにナンの作り方もばっちりだ。 【吉野屋にカレー文化を求められるのか?】 日本人ほどカレーにこだわり、カレーで料理を豊かにしてきた国民はいまい。うどんに蕎麦、オムライスに揚げパンにスープ、お茶漬けまで浸食する創造性には脱帽だ。そして今、吉野屋がカレーに乗り出す 。 『こく旨カレー』と『旨辛カレー』。どちらも330円で2011年8月2日より販売開始。これまで吉野家でカレーがなかったわけではない。地域限定の"納豆カレー丼"や"牛丼カレー"もあった。今回はストレートに、「丼でもなく牛でもない」カレーという定番メニュー。吉野家=牛丼という伝統をいよいよ多様化させるのだろうか? 吉野屋のコアが"早い・旨い・安い"だから、カレーがあってもいい。さらに"牛・ドンブリ"だから、両方を使うカレー丼があってもいい。だが...どこか釈然としない。 井上岳久さんのサイトを読んでいて、ふと「文化 」という2文字がひらめいた。牛丼が日本人の文化であるように、カレーも文化なのである 。だからこそ愛され、バラエティに富んだ料理と食べ方が開発されてきた。吉野屋は牛丼で文化を創ってきた。 丼という食べ方、カウンターという食スタイル、具材のデファクト化、生姜や卵やお新香とのセット、大盛り・特盛りというサイズなど、吉野屋の発明した文化だ。吉野屋がカレーでも文化を創るパワーがあるだろうか? そこが問題だ。ナンを壁面で焼く、カレー鍋のような斬新な切り口があるだろうか?現時点では見当たらないのだ。 ]]>
ローソン夏コレはお得なクォリティ戦略
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.2694
2011-06-09T00:05:12Z
2011-06-10T02:12:24Z
UchiCafeSWEETSシーズンズコレクションに行ってきた。ローソンの"夏コ...
郷 好文
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ローソンの"夏コレ"の試食会が6月8日、表参道ヒルズで開催された。 むふふ・・・報道陣限定のまさに甘い汁 なのである。 今回の夏コレは6月21日から7月25日までの5週間、週替わりで夏のフルーツをたっぷり使ったアジア諸国のスイーツがテーマ。その全5種類、さらに同時期に発売する「夏のプレミアム」シリーズまで"食べ放題"というイベント。お誘いを受けたら行くっきゃない。 気がつけば、ぼく以外全員女子(!)というテーブルに着席して、パッションスイーツを目の前にしていた。 夏コレを説明するプレゼンテーションが始まった。6月21日からはベトナム編「ココナッツとフルーツのチェー 。タピオカ入りココナツミルクにパイナップル、スイカ、マンゴーなどフルーツたっぷり。380円は高いけれど、これが一番気になった。 次いで韓国から「さつまいものケーキ」(6/28から、280円)、中国から「フルーツと薬草ゼリーのスイーツ」(7/5から、350円)、香港から「9種類の果物のスイーツ」(7/12から、230円)、そして台湾からは「パールミルクティー」(7/19から、280円)。 フルーツをぜいたくにたっぷり、そしてウチカフェにしては高単価であることが特徴だ。 さらに同時期発売のプレミアムシリーズは「プレミアム杏仁豆腐」(6/21から発売、195円)、「プレミアムピンクグレープフルーツとグァバのロールケーキ」(7/12から、230円)、「プレミアムマンゴープリン」(7/19から、250円)。 テーブルにずら~りと!待ちきれない! ぼくだけじゃなく、何しろプレゼンの後、「質問は?」と言われて立ったのは、ひとりだけだった(笑)。ちなみにそれはニコニコの人。早く食わせろ!という目線にけおされたのか、早々に「はい、どうぞ!」となりました。出陣! 真っ先にチェーへ。ココナツミルクとタピオカにほっぺたが落ちた。フルーツがどっさりで感激した。美味しいっ。380円はコンビニスイーツとして最高峰だけど、隣の女子も言っていた。 「これ、レストランだったら倍以上ですよ。安すぎ! 」 欲張ってもうひとつ行ったのは、やっぱり定番のプレミアムロールケーキ。グァバのほのかな酸味とクリームのシンフォニーが食べやすい。グァバソースをはさんだことで製造工程にもうひと手間だそうだ。もともと手造りではあるけれど。 ふぅーっとお腹をさすって、プレゼンでのひとつのピッチを思い出した。どうやらここに、ウチカフェの戦略がギュッと詰まっている。 一番上が「プレミアム」、真ん中が「シーズンズコレクション」、下が「ウチカフェスイーツ」。それぞれ分析してみると;プレミアム: 平均単価200円 メイン対象はオトコ 「ケーキ屋クォリティをコンビニで」 シーズンズ: 平均単価280円 メイン対象はオナゴ 「レストランクォリティをコンビニで」 スイーツ: 平均単価150円 メイン対象はハハコ(母と子) 「おやつをコンビニで」 プレミアムの大ヒットは、男子顧客から女子顧客にコンビニスイーツを浸透させた。予想外に美味しい!が浸透したところで、シーズンごとに女子顧客をさらうのである。ついでにパスタも買ってもらって高単価顧客を育てる(何せ男子は渋いから)。そして、山崎パンなどOEM製品もあるスイーツでは、郊外店でのファミリー層開拓が狙いだろう。 全体プランを一言でいえば「お得なコンビニ・クォリティ・スイーツ 」。 ぼくは試食会のあと営業に行く予定だったので、まさに食い逃げのようにスタスタと会場を後にすると、広報の樫山さんが追ってきた。 「郷さん、今日はありがとうございました」 「すみません、こちらこそ食い逃げのようで・・・」 今日(6月8日)ビジネスメディア誠"うふふマーケティング"にアップしたのは『若者よ、ストップモーションから抜け出そう! 』、チャーミングな樫山さんも登場します 。樫山さんに捧ぐのコラム。こちらもぜひ読んでくださいませ。 お土産で頂いた携帯ストラップ。相棒cherryさんに「あげないぞ」と言ってから見せた(笑)。
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『リンジー・ローハン』という復活の映像美
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.2613
2011-05-29T21:27:07Z
2011-05-29T21:55:05Z
監視用アンクレットをはめたリンジー・ローハンは、どう復活するのか? 保護観察期...
郷 好文
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リンジー・ローハンは、どう復活するのか? 保護観察期間中に宝飾店からネックレスを盗んだとして有罪判決を受けた米女優リンジー・ローハン(Lindsay Lohan、24)の自宅監禁が、26日に始まった。ローハン受刑者の足首には監視用のアンクレットが装着されている。引用元 "お騒がせ"女優といえば、東が沢尻エリカなら、西はリンジー。単なるお騒がせではない。リンジーは桁外れの浪費家。しかも麻薬所持、飲酒運転などで2度に渡り逮捕され、アルコール依存症から抜けだせないリアルな"addiction(依存症)"でもある。そして昨年9月、宝石店でネックレスを万引き容疑で逮捕。このほど公判で窃盗を認めて、監視付きで自宅で服役中である(監禁は35日間=6月末までの予定)。 その懺悔の開始のタイミングで、圧倒的に美しいビデオが公開された。
ペインターのRichard Phillips氏が制作したショートフィルム(1分30秒ほど)は『LINDSAY LOHAN 』。"今、私はひとりきり..."と言いたげな陰影のある横顔。ゆっくりとこちらを見る。目が離せなくなる。次のシーンではヘアをたくりあげて、哀感のある目でこちらを見つめる。何かを語ろうとする口元にじっと耳を澄ます。語ってごらん。水から上がり、呼吸を整える彼女の肌は水滴まで美しい。何かを心に抱えながら、ピュアになるリンジー。 これは第54回ヴェニスビエンナーレ (6月1日から5日まで)で開催されるビジュアルアート展「Commercial Break 」に出展する映像。服役が始まった時期に、この圧倒的な美を展開するのは、復活を飾らせる策、計算ずくの演出だろうか?そうかもしれない。でも計算だとしても、そこには演出を超えるものがある。孤独、脆さ、儚さ...。リンジーという存在がひとつのアートになった。 スキャンダルからの復活のプロセスは幾つか策がある。 まず「忘れてもらうこと」。人の噂も七十五日。謝って小さくなって嵐の去るのを待つ。日本の世間には懺悔が似合う。「謝りながらも正当性を主張する」。撤退しつつもジャブを打つ。これはやり方を間違えると放火をさらに浴びる。「謝っても尚追われる」。お隣韓国では非難を浴びて人が死ぬこともある。 俳優チャーリー・シーン は強いというのか、感じないというのか。ドラッグ、セックス、暴力のトリプル依存症で映画界から愛想を尽かされた。親友の好意でありついたTVコメディ番組も問題発言で降板。もうダメかと思われた矢先、ツィッターを開設すると、24時間で100万人のフォロワーを集める(2ヶ月半で400万人超えた)。道化師と言われても存在感は圧倒的だ。 ゴルフのタイガー・ウッズ はまだ立ち上がれない。陳謝の会見も開き、プレーも自粛した。贖罪の末に復帰すると、神のパワーは消えていた。世界ランク上位から滑り落ちて「普通の選手」になりつつある。だが素でもがく姿には、やはりスターがある。戻ってくる感じがする。 "復活のシナリオ"ーそれは台本の良し悪しもあるだろう。でも結局はそのスターの個性次第。人間の弱さに打ちのめされながらも、1/1スケールの実像が輝きを放つなら、苦悩のプロセスさえ輝くものである。
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東電の仕事と三角スケール
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.2488
2011-05-09T05:00:45Z
2011-05-09T05:07:59Z
実は、というほどのことはないが、私の父は東電に勤めていた。専門学校上がりで、送電...
郷 好文
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専門学校上がりで、送電の現場で"勤め上げ"技術者だった。橋の設計やダムの設計者として働き、現場管理から現場所長を務めた。関東一円の発電・送電事業所に単身赴任で、二週に一度しか帰って来なかった。 現場の管理職としてそこそこしっかりしていたらしく、中元歳暮の付け届けはよく来たし、定年退職後は割と大きな関連会社(上場企業)に天下りもできた。だが生前、東電について時々ボヤいていたな。 東電本社の組織は「机の並び方が変」だと。机の位置が微妙に前後したり、奇妙な角度が付いているという。なぜか。部長や課長に"付け"や"補佐"や"待遇"など、部下無し管理職ばかりで、それでも偉い順に、奥から、たった何センチずつズラして、机が並んでいたという。 「省エネも嘘」と苦言を呈した。本社にはエレベーターが真ん中にどーんで、階段はどこにあるんだ?状態。隅っこの階段をみんな使わない。それで省エネなんて消費者に言えるかと。 昔のことだから、今どきは違っているだろうけど。そういえば父は、不肖の息子を差し置き、何人かの"就職の口利き"もしていた。ぼくは凡才だし器じゃなかったから、どうこうはない。それにこの会社は「東大か慶応か」と言われていた。今も会長は東大、社長は慶応である。副社長は慶応、早稲田、東大、なぜか福島大学がひとりいる。平取も慶応・東大が目立つ(参考ブログ )。学閥の弊害は無いとは言えないだろう。 ビジネスメディア誠連載のちきりんさんと城繁幸さんの『大企業の正社員、3割は会社を辞める 』は面白い。こんなくだりがあった。城:今年の東京電力の新入社員で、就職を辞退した人はわずか1人。我慢強い人を採用しているのか、他社に就職する気力のない人を採用しているのか――どちらかでしょうね(笑)。 ちきりん:ハハハ。あれだけの大事故を起こしていますが、それでも東京電力に就職する方が"得"だと思っているのかもしれない。(引用元 ) 想像半分に言えば、みんなエリートかコネのどちらかだから、辞退はできない。彼らが5年後10年後に転職しているかどうか。城さんが言うように、収入は伸びなければエリート組は転職だろう。でも留まって会社を改革する人も出てくると思う。 いつの間にか東電は「電気を作ること 」が自分の仕事になってしまった。それは仕事の本質ではない。東電は1951年の創業以来、日本を復興させ、成長させるのが仕事 であった。本質を忘れ、電気を作り、地元対策をするのが仕事になり、災害対策に油断が生じた。 東電にはもう一度「日本を復興させ、成長させる仕事」を仕事にしてもらいたい。 最後に。亡父の机に製図用の"三角スケール"があった。縮尺図面から距離を測るものだ。もらったはずなに、いつの間にかどこかにいってしまった(画像はWkiより )。デジタル時代の今、どこか初心に帰る雰囲気が宿っている。 東電だけでなく、ぼくらみんなが、心の中に三角スケールを持ちたい。
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東北支援版REDをつくろう!
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.2432
2011-04-28T00:49:28Z
2011-04-28T14:53:27Z
今日から日本でも発売されるiPad2、そのカバーにも"RED"がある。これはRE...
郷 好文
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iPad2、そのカバーにも"RED "がある。 これはREDのウエブサイトのトップページ だ。赤いイタリアン・レザーの"バスタブ"と言われるiPadカバー。ポリウレタン製は39ドル(日本では3,980円)だから、その1.5倍以上(アメリカでは69ドル)だけど、もしもあなたが革がいい!と思ったら、迷わず赤を買おう 。それは"REDという活動 "につながるから。 ほらAppleのiPad2のサイト にも、さりげなくREDの記載が右肩に見える。【REDとは何?】 RED、正確には"Product RED "とは何か。それはコーズリレイテッド・マーケティング (Cause Related Marketing )という、企業のビジネスを経由して、商品やサービスの一部(全部のときもある)の売上を慈善団体に寄付するというマーケティング手法。その代表的な成功モデルと言われるのがREDである。Apple、Nike、American Express、Emporio Armani、Converse、GAP、Starbucksなど一流ブランドが参加して、対象商品の売上の一部をAIDS撲滅などの活動に寄付している。(以前ブログで詳しく書いた ) コーズリレイテッドっていうのは何か。Causeとは「根っこ」とか「原因」という意味があるが、ここでは動詞として「~させる」という意味で考えた方がわかりやすい。商品を買ったりサービスを利用してもらって、消費者に「良いことをした」と思ってもらう。もちろん商品を提供した企業も良いことをする。REDというコーズリレイテッド・マーケティングをする企業は、ブランドイメージが高くなる。 マーケティング戦術といってしまえばそのとおり。でもREDというコーズリレイテッド・マーケティングが面白いのは、先端的なブランドや商品 に付けるところだ。それを買うことがかっこいいだけでなく、寄付することもかっこいいのだ 。企業ブランドのクールさと、寄付行為のかっこよさが二重奏となるのだ。 しかもそれは、被災地への炊き出し支援のようなスタンドプレー/一過性の活動ではなく、企業が定番的に販売する商品やサービスに適用 できるところが、ミソである。【東北支援でREDをつくろう】 iPad2のREDを見て、ぼくは思った。 「東北支援でREDをつくれないか」 義援金もいい。物資搬送も必要だ。仮設住宅も仮設学校も必要。政策や立法ももちろん必要。でもそれだけじゃない。被災地のビジネスが復興しないと生活なんてできやしない。収入だけでなく、がんばってね、と言われるたびにやる気が萎えてしまいそう。 そこで東北地方でとれる農産物や魚介類に"RED"を付ける 。東北の工場出荷製品に"RED"を付ける。東北を支援したい全国の企業の製品にも付けてもいい。RED付きを購入すると、ビジネス復興支援や町作りにお金が回る。そんな仕組みを作れないか。 もちろんREDという名称じゃまずいので、何がいいだろうか...と考えた。たとえば「DAPPE 」(だっぺ)とか(笑)、「NDAGARA 」(んだがら)とかロゴをつくって、精選東北プロダクツに適用。できれば通年、全国で販売できるものがいいんだが。やりませんか。
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サムライス!
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.2244
2011-03-31T00:26:44Z
2011-03-31T08:30:57Z
前回のブログでちらりと登場した書家の平田美記さんからメールが届いた。東北地方の地...
郷 好文
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「郷さん、ウチの旦那に海外の個展をするニューヨークのギャラリーや、アーティストから続々とメールが届いて、大丈夫だったか?日本はどうなんだ?という問い合わせが来ているです。できましたら、英語でぴしゃりと、こんな文面を英訳してもらえませんか」 その文面とはこうである。 今の状況ではなんとも言えないが、来週にはニューヨークでの 展示会の絵画作品を送ります。平田優介は無事です。 日本は壊滅的な状況ですが、それでも日本魂で復興に 向かっています。絵の力で少しでも日本の復興、活力になれば と考えています。一緒に祈って下さい」 この文面のレターを、4月から展示するニューヨークのギャラリーと、英語を母国語か第二外国語にするアーティストに送りたい、というのだ。私はクリエイター支援、クリエイターの作品販売という事業(utte )もしており、平田さんご夫妻はそのパートナーでもある。さっそくイソイソと英訳した。 ちなみに、平田美記さん は前衛的な書を描く書家である。「文字を書く」というより「文字を描く」「創造する」という表現が相応しいクリエイティブな書家である。宝塚スターのようにチャーミングである。夫の平田優介さん は絵描きで、油絵でシュールな表現を貫くアーティスト。オダジョーのようにかっこよいのだが、本人曰く、「オダジョーがオレを真似た」とのほほんと言い切る。それもうなずかされる。 で、さっそく訳した。こんな訳拙文。 I, Yusuke Hirata and my family is safe and stable. Tokyo is far from the epicenter though we have been in the after-quakes. The north of Japan, Tohoku area is disastrous but we have Yamato Damashii or Samurai Spirit. Anyway We gradually overcome the situation time to time,day by day . We will send the pictures for the exhibition this week. The power of painting rehabilitates Japan and gives us energy. Please pray for it with us. Best regards, 訳して送ると、さっそく平田美記さんから返信がきた。 「ありがとうございます!これで送ります!サムライスですね!」 ・・・・サムライス?なんだろう? どうやら「私たちは大和魂または侍スピリッツを持っている」というクダリのことを言っている。でも・・・サムライスって(笑)。するとー 「郷さん、サムライス!(笑)」と自分のタイプミスを笑ったメールがほどなく届いた。 気に入った。良い語感だな。私たちにはサムライスがある! がんばろう! ]]>
鉛筆の持つ永遠の力
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.2210
2011-03-24T00:01:28Z
2011-03-24T00:19:30Z
知人の書家 平田美記さんからのメールに「子供の小学校、休校から春休みに突入で~す...
郷 好文
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ある文具店の社長は、自分の住む市の中学3年生全員に、2本ずつ鉛筆を毎年渡していた という。鉛筆には「努力は幸せの貯蓄なり」と刻印した。その話を知って「強力な鉛筆削り 」と「永久鉛筆 」を紹介したくなった。 【電動ドリルの鉛筆削り】 It has been practically years since I've used a pencil, so pencil sharpeners usually don't have a place in my life. However when I stumbled upon the Drill Powered Pencil Sharpener, I was totally intrigued. 引用元 (鉛筆を使わなくなってもう何年になるかな。鉛筆削りだってないさ。だけどこのドリル鉛筆削りを見たらぶっ飛んだよ) これはなるほど!シャープナーの部分をドリル(手持ちの汎用品)に装着し、ぐぃ〜んっとガンガン削れるのだ。確かに電動鉛筆削りと同じなんだが、ドリルが使えるのは気づかなかった。 「先生!鉛筆削ってくるのを忘れました!」 「よし。じゃあ工作室へ行ってこい」なんて(笑) スペックでは15分で144本削れるそうだ。そんなに鉛筆使うかって?クラス全員の削ってあげよう。いや、くだんの社長が配る市の中学生全員の450本だって、45分で削れる 。米国Amazonで8ドル弱で発売中 。 【永遠の鉛筆】 The solid metal 'nib' consists of a metal alloy, that leaves a mark on most types of paper. If you use the sort of paper typically used in printers and photocopiers, the pen leaves a mark that looks as if it was made by a pencil. 引用元 (硬質のペン先は合金製で、大抵の紙片にマークを残せる。プリンタとかコピー用紙を使ってこのペンで書けば、まるで鉛筆で書いたような感じで書けます) もうひとつご紹介はロンドンの鉛筆。商品名は『Beta Pen』、ケータイWatchの記事 によれば「4Hとか5Hとか、かなり硬度のある鉛筆で字を書くときの感覚に限りなく近い」そうだ。何しろ「永遠に減らない 」のがうたい文句なので、初期投資は高いが(約21ドル)元は取れる。書いているうちに先が丸くなっても、紙ヤスリで尖らせる。こちらで販売中 。 努力は"生きている限り"永遠にするものなのだ。 【生きていてほしい】 さて、中学生に鉛筆を贈る文具店の社長の話に戻る。まずこの市とは「陸前高田市 」という。そう、今回の東北大地震で壊滅的な打撃を受けた岩手県の市だ。2011年3月24日現在、死者804名、不明1,700名。避難所で確認されているのは1万1,516名、合計すると1万4,020名だが、人口は2万数千名なので、被災の実態はまだ不明だ。 その文具店は伊東文具店 という。岩手県陸前高田市高田町字馬場前46-2に「あった」。経営者は伊東進さんで、市内の中学生に鉛筆を贈ってきた人だ。ぼくは伊東社長を知っているわけじゃない。偶然、その贈る記事を地方紙で読んだ だけだ。 だがどうされているのかと思って調べてみると、伊東さんの消息を訊ねるツィート を見つけた。地震発生後、お客さまを店外に誘導し、店員を帰宅させて、店の戸締まりをしているのは目撃された。その後、ご存じありませんか、という内容だ。 GoogleのPerson Finder/消息情報 にその名前を入れると、「この人が亡くなっているという情報を寄せられています」と出ていた。案外生きているのかもしれない。生きていて欲しい。鉛筆の力、書く力、ことばの力の永遠を知る人だろうから。
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電池と電波と自転車
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.2131
2011-03-13T05:20:47Z
2011-03-13T06:12:28Z
「大事なのは電池と電波だ」と吉岡編集長も書いているが、同感。地震発生時にぼくは、...
郷 好文
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「大事なのは電池と電波だ 」と吉岡編集長も書いているが、同感。 地震発生時にぼくは、千代田区神田須田町にある印刷会社のビルの6F、ギャラリーの倉庫に居て、その揺れに壁に手をついた。しかしボロボロとモノが落ちてくるわ、閉じ込められたらあぶないわで、廊下に出た。廊下の手すりに立てかけた自転車になぜかつかまって祈った(笑)。 ノートパソコンは机から落ちかけていたが大丈夫。ニュースとツィッターを追うと、余震の中、電車は次々に止まり、「これは帰宅難民になりそう」と思った。発生後割とすぐに、相棒cherryさんとファミリーマートに行く。その時点ですでに食糧を買い求める人が多かった。ぼくはコロッケパンとハムカツサンド等を買っていると、携帯用の電池を買う女性がいた 。これは賢い。 ファミマの店頭では、悠々と腹ごしらえする男の若者達もいたが、男はどうも刹那的というか、先を考えない生き物というか。やっぱダメだ(笑)。 【この2日間のブログ】 夕方になり、壮烈な事態が明らかになりながら、ライターとして自分でできることは何か?を考えた。ひとつブログを書こう。 無事を知らせることと、地震の時、何があったのか記録すること。読む人をささやかに元気づける内容にしよう。地震で被災している人はパソコンでブログを読むなんてできないけれど、ぼくにできることはそれくらいだ。 何が起きたか、どう感じたか。素直に書いた。以前、同じフロアに入居していた方々(当方にはシェアオフィスがある)がやってきて「避難させてください 」というのは嬉しかった。結局、雑魚寝をしたわけだが、こんな絵のあるギャラリーで、一夜を明かしたブログ(東北・太平洋沿岸地震体験日記@TOKYO KANDA) を書く機会は、あんまりないでしょう。(動き出す猫、というタイトル) そして何とか帰宅した翌日12日のブログでは、重要と思われる情報をツィッターのTLやフェイスブックを追いつつ、リンク先を検証した上で(デマとか不要なものの削除)、まとめる「恐らく有用だと思う地震情報関連RT 随時更新ブログ」 を書いた。10回以上更新した。 たくさんRTをして、RTももらった。みんながどんな気持ちでいるかもわかった。ちょうど官房長官の会見や原発の発表もあって、ブログに臨場感があった。こういう書き方もあるんだ、と思った。 【備えあれば憂い無し】 前の勤め先では、ぼくは足元に運動靴、靴下、ティッシュ、フラッシュライト、電池、ラジオなどを詰め込んだバックパックを置いていた。今は私服の出で立ちで仕事することが多いので止めてしまったが、備えあれば憂い無し。使わないと思っても、使わないことが良いことなので、やっぱり備えた方がいい。 そのときと今の違いはツィッターやフェイスブックという、リアルタイムの通信手段があること。フェイスブックにつないでいると、知人のYukiさん(カリフォルニア在住)から「大丈夫?」とチャットが来た。「ひどかったですね」と返した。電話はなくともフェイスブック。これは大きいが、電源が切れていたり、モバイルなら、電池 が必要だ。 iPhoneは優れているが、もう少し電池が持ってほしい。12日の帰宅時に、電車が動いたり止まったり、迂回して普段の3倍の時間をかけて帰宅した。運行情報の交換したり、ツィッターをチェックしたりしたら、ほぼ電池切れ。災害のときには、もっと持続時間の長いデバイスでないと使えない。 ふと思い出したのが『The nPower® PEG 』。ずいぶん前に記事を書いた が、振って発電ができる携帯発電装置である。こんなデバイスがあればいい。 意外に使えなかったのがiPadだ。"フラッシュ"に対応していないので動画もほとんど見ることができない。電池の持続時間が長いこのマシンこそ、災害の時に役立ちそうなのに。 そして自転車。公共交通機関が止まった11日でも、自転車(ロードバイク)なら帰宅することはできた(花粉症が酷くてムリだった)。自転車店が襲撃されるように売れたというのはわかる。家屋が倒壊した災害地ではムリだが、自転車にiPhoneを搭載して充電する装置があれば、自在に動けそうだ 。
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勝負パンツはオトコにしてくれる!
tag:blogs.bizmakoto.jp,2011:/uff-recipe//78.2062
2011-03-04T01:21:04Z
2011-03-04T09:02:29Z
ワコールさんに"キレイなおっぱいのために必要なこと"(うふふマーケティングに掲載...
郷 好文
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キレイなおっぱいのために必要なこと"(うふふマーケティングに掲載)を書くために取材したとき、お土産頂いた。それは「勝負パンツ 」である。 商品の売り文句にこうある。「スパイスカラーのロゴとラインが特徴のフィットパンツ。パーツによって地の目を組み替え、からだにぴったりするフィット感。 」 受領した品は次の画像。 クライアントとの大事な商談に勝つ!「勝負パンツ 」なんですね(笑)。『ブロス フィットパンツ 』でほんとうに勝てるのだろうか? 特に今日は商談がないのですが、来週からのアートイベント(アーティストの創造のきっかけ展 というのを開催する)が勝負でして、今日はその準備です。さっそく履いてみました。 素材はレーヨン系ですが、肌触りがとてもいい。やわらか~い感じ。全体に伸縮性があり、編みが立体的な感じで、フィット感がいい。お尻も締まり、前の器官もきゅっと押さえてくれます。何だかしゃんとしました。これがファーストインプレッションです。なおサイズはM(胴囲76~84cm)。 【赤裸々な感想】 しばらく履いてみての正直な感想・・・ですが、赤裸々に書くぼくを、どうか蔑まないでほしい。 日中の「勃起する回数」が増えた。 日々そんなことを正確にカウントしているわけじゃない。ぼくは思春期の子供ではない。とりわけスケベな妄想をいつもしているわけではない(断じて)。昨日おっぱいネタを書いた余韻はあるかもしれない。だがどうやらそれ、間違いない。 なぜだか"しっかり"する。オトコとして元気が出た感じ。ああ、お昼からなんて赤裸々なのか(笑)。許してほしい。 いったいなぜなのだろう?たぶん締め付けが血行促進になっているのだと思う。このパンツは前も後ろも伸縮性があるので、キュッと締まる。腰やお尻の姿勢までよくなった。そんな姿勢が良くなった影響もありそうだ。 ジャストフィットブラのコラムでは、「女性の意識を前向きにする、服を着て嬉しい」と書いたけれど、このパンツも同じだ。締まると前向きになる。オトコとしても仕事人しても。一枚1,575円と安くないが、確かに勝負を掛けるなら投資する価値あり。
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