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LED照明はなかなかいいぞ!

LED照明はなかなかいいぞ!

清水 洋介

証券会社で情報部長をしています。相場のことなら、マクロ、ミクロから市場の市場の噂まで精通しています。

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 米国市場は堅調な地合いが続いているのですが、日本市場は手掛かり難の中、小動き、冴えない展開が続きました。ディフェンシブ銘柄なの一角が堅調、指数に影響の大きな銘柄にも高いものが見られ、指数こそ堅調ですが、主力銘柄は総じて軟調、特にハイテク銘柄や金融株が軒並み軟調となりました。で原子力発電所事故の収束に向けての工程表が発表されましたが、特に目新しさもなく、材料視されず、復興需要に期待する動きはあるものの原子力発電所問題がひっかかり素直に最後まで買い切れないと言うことでしょう。

 私事ですが、ダイニングの電球が切れたので、LED電球を買いました。やはり、まだ電気店では在庫も豊富なように見え、実際にLED電球を見ている人もほとんどいませんでした。現在使用中の蛍光灯や白熱電球からLEDに換えることに関してはまだやはり「コスト」を考えると二の足を踏むのもわかりますが、コンビニエンスストアが率先してLED電灯への変更を打ち出したように、オフィスビルなどが一斉にLED電灯への交換を行うというのは良い施策ではないかと思います。

 原子力に頼るなという前に出来ることは全てやるということであれば、国が補助を出してもLED電球に変更すると言うのは本当に意義があるのではないかと思います。例えば電球1個に1,000円の補助を出すとしても子供手当てに充てる2兆円のお金があれば20億個の電球がLED電球に置き換えられることになるのです。3千万世帯に全て1万円の補助を出したとしても3,000億円であり、これにオフィスビルに1兆円を使って交換したとしても1兆3,000億円で済む(?)のです。

 しかもLED電球を作る、運ぶ、交換するところで、(家庭の交換は自分で出来ますが)仕事が生まれ、新たな雇用も生まれることになります。そして、LEDの大量生産体制が出来れば今後海外でのLED電球の普及=二酸化炭素の減少=地球温暖化対策にもつながり、一石二鳥にも三鳥にもなるのだと思います。こうしたことこそ政府主導で行うことが肝要であり、「エコポイント」と同じ制度を使えばすぐにでも行うことは出来るのではないかと思います。