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初めてのボルダリングをより楽しむには

»2011年9月16日
デザインの原型

初めてのボルダリングをより楽しむには

24kg

1978年、札幌市出身。PROTOTYPE DESIGNS 名義で活動しているフリーランスのデザイナー。web、印刷物等のデザイン、イベントの企画等をしています。最近の趣味はフリークライミングと登山。

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僕は趣味でボルダリング/クライミングをやっているんですが、最近ボルダリングの人気が高まっているようです。良く行くジムでも初めて来ました、っていう人が本当に多いです。

初心者の人を見ていると共通してはまりやすいポイントがあるようなので、ボルダリングを体験するときに知っておくと良いポイントをまとめてみました(良く行くジムの店長の受け売りですが)。ボルダリング歴1年ちょっと、中級の入り口くらいの者からのアドバイスとして、興味のある方はどうぞ。

まずは基本的なルールなど。ジムに行くと教えてもらえますが、だいたい下記のような感じです。

  1. 靴はレンタルできますが、靴下は必要です。動きやすい服装で。
  2. 壁に付いている石みたいなのは「ホールド」と言います。
  3. 使って良いホールドはコースによって決まっていて、同じ色・形のテープで使って良いホールドを示しています。はじめのうちは手でつかむホールドだけ決まっていて、足はどこにのせても良いことが多いです。
  4. このコースのことを「課題」と言います。
  5. 課題は難しさによって色分けされています。テープの色はジムによってまちまちで、表にまとめられて壁に貼ってあります。グレードはそろばん方式を採用しているジムが多く、10〜8級くらいから始まり1級、初段、2段...と続きます。
  6. スタートのホールドを両手で持って、地面から足が離れたらスタートとなります。
  7. 同じくゴールのホールドを両手で持って終了です。片手で触っただけではだめ。
  8. 降りるときはどのホールドを使ってもOK。

ルールを押さえたところで、以下に知っておくとボルダリングをより楽しめるポイントをあげていきます。

★使って良いホールドを確認する

登りながらホールドを探すと余計な疲れをためてしまいます。登り始める前に使っていいホールドを確認しておきましょう。
使って良いホールドを確認するときに、つかむ順番やどちらの手でつかむかも考えておくとよりスムーズに登れます。

★腕を伸ばして体を下げる

初心者は壁から離れないように腕を曲げてしまうことが多いようです。これだと力の消耗が激しく、1時間もすれば腕がパンパン(「パンプ」と言います)になってしまいます。パンプを予防するために腕はできるだけ伸ばした状態を保ちましょう。買い物袋を持つ時を想像してもらうと腕を伸ばした方が楽なのがわかるかと思います。
腕を伸ばすと壁から体が離れてしまうので、足を曲げて体を下の方に持っていきます。そうするとしゃがんだような状態になり、これが基本の姿勢になります。ここから足で立ち上がって次のホールドを取ります。

★手と足で三角形を作る

登っていて次のホールドを取ったときにどうしてもバランスを崩してしまうことがあります。こんなときは手と足で常に三角形を作るように動くと安定して登れます。ボルダリングでバランス感覚が必要と言われるのはこれです。例えば右手を動かす場合、左手を頂点として二等辺三角形になるように足を置きます。こうすると右手を離しても大丈夫なので、次のホールドを安定して取れます。初めのうちはこれを押さえておけばだいたいOK。

★1週間後にもう一度やってみよう

これが一番やってみてほしいポイントです。一度の体験だけでやめてしまう人が多いようで、その後も続ける人は一握りです。が、せっかく入会金を払って1回でやめてしまうのはもったいない。1週間もたてば筋肉痛もおさまっているハズなので、もう一度やってみましょう。初めての時にはどうしてもできなかった課題が簡単にできたりすることも多いです。これは体がちょっとしたコツをつかんでいるのとパンプが回復しているから。最初の1〜2ヶ月はやるたびに新しい課題がどんどんできるようになる楽しい時期なので、ちょっと続けてみる事をおすすめします。1年ほど前に2ヶ月くらいボルダリングをやった感想を書いているので、こちらもあわせて読んでみてください。

★最後に

やってみたいけど「もうちょっとやせてから」とか「筋トレしてから」という理由でまだやってない人もいるかと思います。体型は極端な肥満でもなければ特に問題ないですし、普段あまり使わない筋肉を使うため普通に筋トレしてもあまり効果は無いので、まずは一回体験してみましょう!

※ボルダリング:フリークライミングの一種で、ボルダー(岩や大きな石)を登ること。または人口壁でロープを使わないくらいの高さのもの(2〜4mくらい)。

追記