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年始に「大いなる休暇」という映画を観ました。
カナダ・ケベック州の小さな島、サントマリ・ラモデルヌ島が舞台
なのですが、昔栄えた漁業が廃れ人々はほとんど生活保護を頼る日々。
◆大いなる休暇
オフィシャルHP http://bit.ly/hoNQmn
劇中に生活保護のお金をもらうために島民が支給場所に並ぶシーン
があります。
待ちに待っていた生活保護のお金をもらう場面であるにもかかわらず、
人々の表情は暗くうつむき気味です。
映画を観ながら改めて「生きがい」や「働きがい」っていったいな
んなんだろう?と、考えさせられるシーンでした。
そんな中、主人公が「朝、起きる理由が欲しい」と叫ぶびます。
働きがいや生きがいって、そういった自分の存在の意味に等しいの
ではないでしょうか?
仕事でいろいろな方にお目にかかっていながら思うのは、この映画
と似たようなことです。特に
・ 自分の専門領域が活かせる仕事がしたい
・ 自分がやる意味がある(とかないとか)
・ この仕事にどんな意味があるのか?
・ 組織やチームに貢献できているかどうか
といった話は根強く多い。
お金をもらっていても、マンションを買っても、幸せじゃないんですね。
ちょっと極端ですが。
そういった背景を考えると、どんなことにも「それをやることに
どんな意味があるのか?」「あなたがやることにどんな意味がある
のか?」ということについて意味づけを求めているのだと思います。
経費の削減やプロジェクトの縮小などについても同じことが言える
のではないでしょうか。
人は意味のある痛みには耐えることができますが、意義を見出せず
いつまで続くのかわからない苦痛には耐えることができないものです。
せめて、ここを乗り越えることで自分に何が身につくのか?について
考えることで見方を変えることができることもあるのです。
優秀な人にこそ、こういった妄想というか悩みは多い!
これは、間違いありません。(断言!!)
マネージメントの基本は常に「動いているのは全員が人である」と
心から理解することがスタートなのですね。