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いま、私たちには話し合いが必要です。

»2012年3月11日
アネゴの仕事日記

いま、私たちには話し合いが必要です。

上田 雅美

株式会社アネゴ企画代表取締役社長。主にトップエクゼクティブ・マネージメント層向けのエクゼキューションサポートのためのコーチングとそれに伴う組織開発支援に従事。1999年よりコーチングを開始。 プライベートではコーチ育成とリーダー塾・アネゴ塾を主催。

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日本大震災から一年。
あらためて失ったものの大きさについて実感し、想いを馳せる週末でした。

亡くなったみなさま、ご遺族のみなさま、復興を支援しているすべてのみなさまとそのご家族やサポーター。誰ひとりかけてもここまで成し得たかったことであろうと思います。心よりご冥福と感謝をお伝えしたいと思います。


今日は、私たちはもっと話し合うことが大事なのではないかと思ったことについて書いてみたいと思います。

マービン・ゲイの有名な曲「What's going on」という曲は、1971年に発売となりました。当時のアメリカ、または世界情勢を考えると、ベトナム戦争をはじめとして大変不安定な時期だったと想像することができます。マーヴィンは、ベトナム戦争から帰還した弟から戦場の様子を聞き、反戦のメッセージを込めた楽曲「ホワッツ・ゴーイン・オン」を生み出します。この曲は、アルバムに先駆けて1971年1月にシングルとして発表されました。(Wikipediaより)
世で起こっていることの不透明さ、自分たちがどうなるかわからない未来。そして、不条理さ。
そんななか、曲が多くの人の支持を受けることとなります。

 □ What's Going On 訳詞付

くりかえされる印象的なフレーズの「What's going on」は、どこか過去のことを聞いているのではなく、起こり続けている現在進行形の様子を歌っているような気がします。
そして、現状を憂い嘆きながらも、なんとかしていこう、という意志を強く感じます。

この曲の背景が戦争でしたが、今回日本が経験したこの体験を置き換えても、この曲は普遍的なテーマを歌っていると言えるのではないでしょうか。

   Talk to me (話しましょう)
   So you can see (きっと分かり合えるから)

私たちは今回「絆」や「つながり」の大切さを身をもって体験しました。
しかし、本質に迫れば、「絆」や「つながり」がもたらすものについてもっと話し合い、味わい、体感してこそその大切さを伝えられるのではないでしょうか?

起きた出来事や体験を話すことは大切です。
そしてその先にある、「残されたものとして日本の未来をどのように生きるのか?」ということについてももっと大いに語り合ってゆくことが大切です。

なにか心の中に芽生えたこと。
それを、大切に育ててゆきたいものですね。






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