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ビジネス書だけではダメだ!マンガでこそ学ぶ「仕事術」

ビジネス書だけではダメだ!マンガでこそ学ぶ「仕事術」

藤 優之

福岡県出身、1977年生まれ。横浜国立大学卒業後、上場会社の経営企画室長を経てトーマツコンサルティング(現デロイトトーマツコンサルティング)に勤務。幅広い業界に対し、新規事業立案・実行支援、事業再建、M&A等多数のプロジェクトを経験。Facebook http://www.facebook.com/MasayukiTou twitterID:@MasayukiTou

当ブログ「何でも日常のことから経営的に考えてみる」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/MasayukiTou/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


ようやく6月です。

5月病という言葉はありますが、実際は6月ぐらいから仕事に満足感が
でないなぁ、こんな感じではなかったのになぁ、と思う人が増えてくる
時期だったりします。

また、そういう人は8月にボーナスをもらって転職でも、と考えてしまう
ものです。

そんなときに、マジメにビジネス書を読んでも頭に入ってきません。

むしろ、文書だけではイメージが、どういう状況で書かれているのか
うまく想像できない場合があります。

よし!そこでマンガでこそ「仕事術」を学んでみよう!というのが今回の
記事です。


ビジネスマン/ウーマンとしての心得を学ぶ

島耕作
島耕作クロニクル 40th 1970~2010 -サラリーマン生活40周年記念エディション- (KCデラックス)








 ヤング、係長、課長、部長、取締役、専務、常務、果ては社長まで
すべての会社の役職を経験している島耕作がトップバッターです。

 時代は、少し古いのですが、日本企業の栄枯盛衰を学びながら
会社員としての大企業の考え方を垣間見ることができます。

サラリーマン金太郎
サラリーマン金太郎 1 (ヤングジャンプ・コミックス)







 元暴走族がサラリーマンとなり、成功していく話。
 組織の一部としてのサラリーマンとしての考えの枠を少しはずして
考えることも必要だと気づかされる作品。
 なんとなくやる気が出ないときに読むと効果的。

企画発想力の必要性を学ぶ
テルマエロマエ
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)







 主人公はローマ時代の銭湯企画者。
 企業でいうと商品企画部などだ。
 企画発想力は突然つくものではない。日々の着眼点を磨くことの
大切さを学べる一冊。
 なんでもない日々を過ごすのは誰でもできるが、常に商品化でき
ないか、という姿勢が大事だと改めて気づかされる。

ビジネスでは法律が大切だと学ぶ
ミナミの帝王
ミナミの帝王 109 (ニチブンコミックス)







カバチタレ
カバチタレ!(1) (モーニングKC (657))







ナニワ金融道
ナニワ金融道(1) (講談社漫画文庫)






クロサギ
クロサギ 1―戦慄の詐欺サスペンス (ヤングサンデーコミックス)


 ただ商取引/ビジネスを漫然とやっていると落とし穴にはまるときがある。

 手形を実際に見たことがあるだろうか?これまでにない新しい契約を締結
し、契約書を作らなければならないときに直面したことはあるだろうか?

 どんなときも法律問題はつきまとう。それがビジネスともなればなおさらだ。

 法律の大切さを学ぶ4冊。

日本の人事制度を学ぶ

エンゼルバンク
エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(1) (モーニングKC)


 なぜ日本企業の大半が、新卒一括採用をしているのかご存知だろうか?
もちろん新卒一括採用は、海外では一般的ではない。

 実力主義の見直しの本質は?

 日本の人事制度を学びながら、普段"一般的"だとなんとなく思っていること
が、なぜそういう理由で"一般的"になっているのかを考えるのに良い一冊。


 まぁ、最後に転職マンガを、と"オチ"に持ってきた意味もあるが・・・。


 いずれにせよ、マンガだからといってバカにできた時代は遠い昔です。

 マンガやアニメは日本のカルチャーとして海外でも高い評価を受けて
います。

 食わず嫌いはヤメて、たまにはマンガでも読んでみませんか?