誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。

「3つの軸」で考えるクセを身につける

「3つの軸」で考えるクセを身につける

藤 優之

福岡県出身、1977年生まれ。横浜国立大学卒業後、上場会社の経営企画室長を経てトーマツコンサルティング(現デロイトトーマツコンサルティング)に勤務。幅広い業界に対し、新規事業立案・実行支援、事業再建、M&A等多数のプロジェクトを経験。Facebook http://www.facebook.com/MasayukiTou twitterID:@MasayukiTou

当ブログ「何でも日常のことから経営的に考えてみる」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/MasayukiTou/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


何か物事を考えるときには、できるだけ「3つの軸」で考えるようにしています。

よくある平面で考えるときの「2つの軸」だと、やや足りないというか、、、なので、何かを考えるときは、まずは、「3つの軸」を使って考えてみるところから始めます。


例えば、仕事で企業業績を分析してみようなんて思った場合では、
 ①数値面
 ②ビジネスモデル面
 ③時間経過の観点
の3つで分けて考えてみます。


「数値面」と「ビジネスモデル面」の2つの軸からだけで分析するのではなく、もう1つ「時間経過の観点」という軸を追加して分析すると、「モレ」を防ぎやすいというメリットがあります。


この「3つの軸」で考えるという方法は、まったく分からないものを分析する際に、より威力がでてくることが多いと感じます(経験者談)。


では、具体的にどうやって考えていけばいいのでしょうか?


例として、先ほどの企業業績分析を考えます。


まず、田の字を描き、「2つの軸」で考え、最後に「時間経過の観点」でどうなっているのか、と考えてみます。


①数値面で言えば、
 横軸に経常利益率、縦軸にROICを採り、
 プロットする点の大きさで売上高の規模を比較し、
 これを過去3期どのようになってきたのか
を分析すれば、企業がどのような位置にあるのかが簡単に分かってきます。


このようにできるだけ「3つの軸」で分析するクセをつけておくと、思考の偏りも防げて便利だと思うことが多いです。


ただし、これから付き合おうという男性を「学歴」「身長」「年収」という「3つの軸」で分析、、、なんてことはオススメできませんが。。。