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volvoのように強く、JBL並みの音を醸す「dynabook KIRA V832」
アラキングのビジネス書
volvoのように強く、JBL並みの音を醸す「dynabook KIRA V832」
ビジネスコンサルタント&執筆業。荒木News Consulting代表。業界をまたいで中小企業経営者のサポートを行う「究極のフリーランス」。2012年より、ビジネス書の執筆ならびに雑誌の連載をスタート。
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バイクは「Kawasaki」派だ。スピーカーは「B&W」。ジャケットはずっと「TOMORROWLAND」で、アクセサリーなら「TIFFANY」。「QUO VADIS」の手帳はもう15年以上にもなる・・・。
私は飽きもせず、一貫して、同じブランドのモノを使い続けるクセがある。なぜかといえば、使えば使うほどに手に馴染むし、愛着がわくし、やはり良いモノは決して廃れることがないから。
あるいは、モノを通して伝わってくる独特の世界観、モノづくりにかける職人魂など、〝目に見えない何か〟に惹かれるゆえに。でも、これらのブランドたちも、最初に選んだきっかけは単なるイメージと、偶然に過ぎない。
たとえば、私のバイク歴はかれこれ20年になる。これまで様々なバイクに乗ってきたが、買い替えるとき、いつも脳裏をよぎるのは「オトコはKawasaki」というフレーズ。昔からのライダーの語り草であって、とにかくKawasaki車は男らしい、ということになっている。その他のメーカーに比べて、格段に性能が良いわけでもリーズナブルなわけでもないが、オトコはKawasakiというフレーズが、圧倒的な購買のモチベーションとなる。
そんな硬派なイメージが、私を永年Kawasaki車に向かわせてきた。つい先日も、またKawasakiのNinjaに乗り替えたばかり。「何でいつもKawasakiなの?」と、奥さんに毎度聞かれるのだが、個人的なブランドの好き嫌いは説明のしようがないので、「それはKawasakiだから」と、答えにならない答えを返す。
さて、PCも同様、飽きることなく同じブランドを使い続けている。それが、東芝のノートPC「dynabook」。本日発売された「KIRA V832」で、とうとう4台目のdynabookとなった私は、さしずめ〝ダイナブッカー〟とでも呼ぶべき愛用者だろうか。
やはり奥さんに「またdynabook? アナタは家電芸人?」と、やや呆気にとられるが、ことPCに関しては、愛用するだけの明確な理由がある。
「壊れにくい」「音が良い」。私がdynabookを選び続ける理由は、この2点に尽きる。
バイクやファッションと異なり、PCはビジネスツールだ。何よりも使いやすく、コストパフォーマンスが高く、そして、信用できるモノでなければならない。
驚くほど壊れにくいのが、dynabook
「volvoが電柱にぶつかると、電柱の方が倒れる」。volvoの頑丈さを説明するとき、昔はこんなエピソードがよく用いられた。いくら頑丈なクルマでも、さすがに電柱を倒すのは難しいだろう・・・。要は、それほどvolvoは安全ですよ、ということを強調しているのだ。これを引き合いにするならば、
「dynabookは、volvoのように頑丈なPC」といったところだろうか。これまでdynabookを3台使ってきた経験からいうと、とにかく壊れにくくて、頑丈。そんなイメージが真っ先に浮かぶ。
実は、ダイナブッカーとなる前にノートPCを3台買い替えているのだが、これらが信じられないほど短命に終わり、私はノートPC不信症となっていた。
1台目と2台目はそれぞれ2年程度で壊れ、3台目はちょっと長持ちしたが、それでも3年しかもたなかった。「高いお金を払ってこれは何事? PC詐欺?」という感じである。もちろん、どれも某国内メーカーのきちんとした商品。ノートPCは修理に出すよりも新たに購入した方が安上がりのため、こうした経験から〝ノートPCは使い捨て〟と割り切ることにした。が、しかし、そのイメージを覆したのがdynabookだった。
あるとき、3台目のノートPCがダウンした。「3年かよ。またかよ!」と憤りつつ、明朝までのレポートの締め切りが迫っており、大慌てで修理屋に向かった。「ああ、もうこれは無理ですね」と、店員。そこでその足で家電量販店に直行し、時間もないので、とりあえず目についたノートPCを買って帰った。一番安く、画面が14インチくらいあればいい。どうせ使い捨てだからと、わずか5分のお買い物。それが、最初のdynabook。
こんな感じで、かなり適当に選んだノートPCだったが、〝壊れる鬼門〟の2年が経っても3年を過ぎてもまっく問題なく作動し、ついには6年を超えた。さらに言えば、ノートPCにありがちなフリーズも皆無で、dynabookは想像を超える優等生ぶりを示してくれた。あら? もしかして、これは当たりPC?
でも、さすがに6年を超えると、PC本体に支障がなくても、ネットの進化・高速化には対応できなくなってくる。そこで買い替えようとなったとき、私の選択肢はもはやdynabookしかなかったというわけだ。
2台目dynabookも優秀で、1台目と同じく6年を無事に迎えるに至り、〝dynabookは壊れにくい〟という神話が、私のなかに生まれた。12年で2台。もし他のノートPCだったなら、いったい何台買い替えたことだろうか・・・。
ノートPC離れした高音質
3台目のdynabookを買ったとき、ちょっとした変化が起こった。といってもPCが壊れやすくなったとかの悪い話でなく、むしろ、良い変化。嬉しい変化。それは、PCに搭載されるオーディオ系が高級化されたのだ。本体に貼られた「harman/kardon」のステッカーを見て、思わず感心した。それは、JBLなど多数の有名ブランドを抱えるオーディオメーカーだったからだ。
それまで、壊れにくいことに関してはいたく満足していたdynabookだが、不満だったのが音楽なのである。ノートPCのオーディオといえば、チャカチャカ、シャカシャカと、まるでオモチャのような軽い音。とてもではないが聞く気にはなれない。
私は中学生の頃からのオーディオ好きで、音にはかなりこだわっていた。自宅のステレオは当然、アンプ・プレーヤー・スピーカーなどはバラで買い揃えている。スピーカーは、私がもっともよく聴くロックに最適なブランド「B&W」を選び、同じく、スピーカーケーブルも、ロックに相応しい極太モノを使用している。余談だが、同じスピーカーでも、ケーブルを変えるだけで音質はけっこう変わるもの。
そんな音楽好きの私にとって、dynabookがharman/kardonを採用したことで、仕事のスタイルが変わった。常に、PCで音楽を流しながら仕事をするようになったのだ。
私の職業はコンサルタントであり作家。まったく異なる2足のわらじを履いている。そしてフリーランスのため、自宅がオフィスを兼ねている。つまり、基本的に独りで仕事をしており、自宅ゆえに自由に音楽を楽しめるという、ちょっと特殊な環境にあるのだが、音楽を聴きながら仕事を進めることで、かなり効率が上がることを知った。
特に、コンサル業と執筆業という2つの仕事は、その内容や質、進め方や集中の仕方が大きく異なるので、1日のあいだでの気分転換が難しい。そこで、音楽を利用している。
たとえば、午前中はクライアントに提出する企画書の作成。かなり重要な企画で、予算もデカい。そんじょそこらの企画では通用せず、かなりエッジを効かせないと、経営者には響かない。こんなときはあえて「Linkin Park」や「Zebrahead」など、ガンガンにロックを響かせながらPCに向かう。すると不思議なもので、気分もうまく高揚し、自然と企画書のエッジも効いてくる。
一方、午後は打って変わって、原稿の執筆。今抱えているファッション誌「Begin」の連載は、文字数にしておよそ1300。ボリュームはそれほどではないが、実は短い文章ほどロジックの組み立てが難しく、長考すれば名案が浮かぶとは限らない。そこで〝CD3枚を聴き終えるうちに原稿を仕上げる〟といった具合に、音楽で時間を区切るようにすると、かなり集中度が上がる。
夜は夜で、「Sting」や「Clapton」といったしっとり系の音楽をエンドレスで聴きながら、今度はビジネス書の執筆に入る。
音楽を変えることで、いわば自分の〝メンタルコントロール〟をしているわけだ。当然ながら、音の質が上がれば、それだけ心地よい仕事環境になる。自宅ではdynabookに外付けの小型スピーカーを付けており、これがあれば、正直いってミニコンポは要らないだろう。カフェなど外で仕事をするときには、PCにヘッドフォンを刺し込んで使えば、すぐに自分の世界に浸れる。
dynabook「KIRA」はいかに?
そして、4台目となるdynabook「KIRA」が我が家に届いた。ついに、Ultrabookということで、まずはその薄さに驚いた。写真の通り、もっとも薄い部分は、タバコ1本程度である。同時に「あら? 何で画面を拭くクロスが入っているの?」と不思議に思い、そこで気が付いた。OSがWindows8に変わり、タッチパネル対応へと変わったのだ。
初のUltrabookにして、初のWindows8。きっと使い心地もまた変わるだろうから、近いうちにその感想を書こうと思う。
ちなみに、いくらdynabookがvolvoのように頑丈だからといって、KIRAをvolvoにぶつけて頑丈勝負をしてはいけないし、まして、KIRAで電柱を倒そうなんて、ムチャをしてはいけない。
こちらが、KIRAの「モニター販売サイト」。4/21(日)まで。
こちらが、KIRAの「製品紹介サイト」。
(荒木News Consulting 荒木亨二)
*イオンの新規ビジネス花屋『ルポゼ・フルール』、ブランドプロデュース中
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著書 「就職は3秒で決まる。」(主婦の友社)
「名刺は99枚しか残さない」(メディアファクトリー)
ファッション雑誌「Begin」にて、「仕事着八苦YOU!」連載中