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<書評> 手帳カスタマイズ術
当ブログ「ヘ音記号と舞台の狭間より」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/augusta_kb/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
題名: 手帳カスタマイズ術 -最強の「マイ手帳」を作る58のヒント-
著者: 舘神 龍彦
出版社: ダイヤモンド社
"手帳王子" こと、舘神龍彦氏の本です。
発売は去年。
年末に書店の店頭で積まれていたのを見られた方もいらっしゃると思います。
何故、今<書評>なのか?
それは、新年に手帳を手に入れて、使い方に迷いが出てくる時分ではないかと思うからです。
また、新年度から環境が変わって、色々軌道修正する方も多いと思います。
ここで一旦、手帳の使い方を見直してみては如何でしょうか?
この本は、所謂 "手帳術" の本ではありません。
著者の思想に基づいた理論と手法を伝えるマニュアル本ではありません。
「~べきである。しかるに、◯◯には××を書き入れる...云々...」というのは一切出て来ません。
手帳やノート、メモ帳等における、機能の拡張や個々人の使い方に合わせたカスタマイズの提案が主です。
具体的にパーツや使い方も書かれていて、特筆すべきは実例が豊富なことです。
ただ単に、カスタマイズ用のパーツの紹介や使い方の説明に終わらず、実例があることによって、読む人への提案がはっきりします。
自分が手帳に求めるものを具体的に認識していなくても、試してみたいアイディアに出会ったり、「自分ならこう使う」という創意工夫のヒントが得られたりすることでしょう。
他人の手帳術の押し付けに疲れた人
「これじゃない」感に悩んでいる人
人の手帳を見るのが楽しい人
自分が手帳に求めているものがわからない人
舘神氏の柔和な文に癒されたい人
...にお勧めします。