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両手がふさがっている時に、頑張ってくれた人達へ
»2012年2月15日
本当は面白い、BtoBソフトウェアベンダー生活記
両手がふさがっている時に、頑張ってくれた人達へ
コラボリズム株式会社 代表取締役で文系プログラマー。超朝型へのスイッチで、仕事と家庭の両立を目指す二児の父。
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会社全体がバタバタと忙しくなってくると、普段は目立たない事があぶり出されてきます。例えば、誰かが手を挙げてやらなければならない仕事を誰がやるか、という事。
これは、例えるなら全員が両手にパンパンに商品が詰まった買い物袋をぶら下げている時に、通りがかりのおじさんに「キノコの山」を頂いたような状況です。
誰かが持たなければならない。
「キノコの山」自体は軽いものだけれど、両手がふさがっていると持つのも一苦労。アゴに挟むのか脇に挟むか。いったん荷物を降ろして持ち直すか、いずれにしても面倒な事は間違いありません。
みんながそれぞれの様子をチラチラと伺います。俺はホラ、いつもタケノコの里派でしょう?キノコの山はねえー、と知らんぷりを決め込む人もいれば、あの人は1番荷物が軽そうだ。僕のは重いから、という人、いやあの人は僕より体力あるから、という人。
そんな中、やはり組織の中には面倒を率先して抱え込む人達がいるのです。どうにか自分の荷物をやり繰りして、新しい荷物を持とうとしてくれる。でも時には次から次へと、五個も六個もキノコやタケノコが持ち込まれる時もあります。もう率先してやってくれる人だけではこなしきれません。
そんな時にみんながどうフォローするのか。普段は腰の軽い人、重い人がいたとしても、大切な時に動く事が出来れば、それが組織の底力です。他の人は、率先する彼らの限界に気づいているか?僕が持つよと言ってくれる人はいるか?自分ではどうしても持てないのなら、持ってくれた人にせめて敬意を持って接していたか。少しでも力になれる事はないか考えてみたのか。
自分のテリトリーを越えて、お互いを助ける為に働いた人達や、いつも率先して動いてくれる人達が頑張り損にならないように、そういった動きを、僕は見ておかなければならないと思っています。
まあ、負担を分散するのはマネージャーの仕事なので、そもそも一部の人だけの負担にならないような仕組みを考えるべきなのでしょうが、組織の自律的な働きを良くして行く事も、大切な事。
バタバタを乗り越えて落ち着いてきたら、率先して動いてくれた人達には、コンビニでキノコの山とタケノコの里を買ってきて、プレゼントする事にしましょうかね。
とりあえず頑張ろうー。