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日米の人口ピラミッド比較

日米の人口ピラミッド比較

クレイア・コンサルティング

人事・組織領域を専門とする経営コンサルティングファーム、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティングチームです。

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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。


今日は手短に。アメリカの人材マネジメント協会(SHRM)に、アメリカの今後の人口ピラミッドに関するチャートが載っていました。


CHART OF THE DAY: THE CHANGING AGE PYRAMID
http://www.weknownext.com/blog/chart-of-the-day-the-changing-age-pyramid


you can get a feel for how this aging trend is playing out

高齢化が進行しているのがわかるだろう

とあるように、彼の地でも高齢化が問題になっているようで、そういう意味では日本はまさに「課題先進国」と言えるでしょう。


現在のアメリカの労働市場における高齢化問題への示唆は、


  • The obvious one - we will have more older workers in our organizations than in the past.
    あまりに明らかなのは―過去と比べてより多くの高齢の労働者が組織に所属する。

  • Work and workplaces will have to adapt to more older workers.
    仕事や職場について、より高齢者に適用したものにしていく必要がある。

  • Increased rate of retirements.
    退職率の上昇。

ということのようなのですが、団塊世代の退職を既に終えた日本は、このあたりについてはいったん対応を終えたところと言えるかもしれません。


むしろ、大企業においてはバブル期入社で膨らんだ40代後半~50代前半の社員の、ポスト不足による非管理職での滞留問題が、これから数年、頭の痛い問題になってきます。


このあたりについては、当社の著書でも取り扱っており、組織内の動きの停滞については過去のエントリをお読みいただければと思います。


そして、むしろ直感で感じていただきたいのが、アメリカと比較しての日本の人口動態のヤバさです。2つを並べてみると、日本の先細り感に唖然としてしまいます。


age dist gif.gifPyramid-a(1).gif


現在人手不足が話題になっていますが、長期的に見ると消費者と労働人 口が共に圧倒的に減少していくのが成り行きの未来になります。暗澹たる気持ちになりますが、ひとまずは短・中期の課題を一つ一つ潰していきましょう。


今回は短く以上になります。お読みいただきありがとうございます。



当社はこれまでに2冊の著書を出しております。ワークモチベーションに関する著書『「やる気」の構造』は、現在当社サイトにて全文がお読みいただけます。また、昨年出した『やる気もある!能力もある!でもどうにもならない所職場~閉塞感の正体』については、上記エントリ内でも紹介したように、一部を本ブログにてお読みいただけます。是非ご照覧ください。


コンサルタントの採用を引き続き行っています。組織と人の領域について強い関心があり、今後も継続して学びながら働いていきたいという熱意をお持ちの方、今後、組織や人の領域における専門性を高め、プロフェッショナルとして活躍していきたい方は、ぜひご応募いただければと思います。2015年の新卒、第二新卒の方、中途の方、いずれもご応募可能です。