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男性の37%、女性の24%しか仕事を楽しんでいない
未来の人事を見てみよう
男性の37%、女性の24%しか仕事を楽しんでいない
人事・組織領域を専門とする経営コンサルティングファーム、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティングチームです。
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Survey Finds Only 37% of Men and 24% of Women Enjoy Going to Work
男性の37%、女性の24%しか仕事を楽しんでいない
http://www.tlnt.com/2011/05/10/survey-finds-only-37-of-men-and-24-of-women-enjoy-going-to-work/
以前StepStoneと呼ばれていた、今はLumesseという会社による、14カ国4,000人を対象にしたグローバルタレントサーベイの結果報告。表題の数字はアメリカでの結果とのこと。
Lumesseによるサマリは以下のとおり。
Survey shows age is a major factor in workplace happiness - mid-career workers least happy
調査によると、年齢は仕事場での幸福感における主要因となっており、中年層が最も幸福感を感じていない。Gender differences in pay rises, training, work satisfaction still common in some countries
性差による昇給や研修、仕事場での幸福感の差が、依然としていくつかの国で共通して見られる。Training, performance reviews, recognition and workplace trust remain major employee issues
研修、評価、承認や仕事場での信頼関係が、依然として労働者にとっての主要な課題となっている。
TLNTがツッコミを入れているのは、そもそもの調査結果自体について。
この結果の背景としては、2008年以来、男性の77%に対して女性の55%しか昇給が無かったことがにあるかもしれないし、そもそも63%の男性と76%の女性が仕事を楽しんでいないというのはあくまでアメリカ独自の構造的問題で、それほど重要視しなくてもいいかもしれない。しかし、
A third way -- my preferred way -- of looking at the data, is that there must be something wrong with those men and women. Really. Who enjoys going to work every day? Even those of us who love our jobs, our colleagues, and find the work rewarding in itself have days when we'd rather be elsewhere.
...
Accordingly, without regard to sex, the U.S. workers break down this way: 29 percent enjoy going to work every day; 48 percent enjoy most days, 21 percent not very often or less.
I'm still troubled by that 29 percent group. I suspect that what the majority really meant when they answered "every day" was that they mostly enjoyed going to work every day, all things considered. That 48 percent group, of course, answered truthfully and, as a friend of mine who is a psychologist would say, they are in touch with their feelings.
That last group, I hope, is looking for a new job.
三つ目の見方として―これが最もありうると思うのだが―これら男性と女性のデータが何か間違っているような気がするのだ。誰が"本当に"毎日楽しく仕事に行くだろうか。たとえ我々のように仕事や仲間を心底愛し、仕事をとても価値のあるものと認識していても、仕事場以外のどこかに行ってしまいたい日もわりとあるのだ。
...
性別を抜きにすると、アメリカ人の労働者の内訳は以下のようになる。29%が毎日楽しく仕事に行き、48%はだいたいの日において楽しく仕事に行き、21%はほとんど、あるいは全く楽しむことなく仕事に向かっている。
私は依然としてこの29%のグループについて違和感を覚える。おそらくこの大多数の人々が真に意味しているのは、「毎日」のうちの大部分において仕事を楽しんでいる、ということではないかと疑っているのだ。48%のグループはもちろん正直に回答しているのであり、私の友人の心理学者に言わせれば、彼らは自らの感覚を正しく理解している、ということになるのだろう。
最後のグループは、おそらくそうであってほしいが、次の仕事を探しているはずだ。
当社のサービスに社員の意識調査がありますが、設問を作る部分は大変慎重な作業が必要になります。
ちょっとした文言一つで意味合いが変わってしまい、求めていた回答と違う傾向が意図せず出てしまうことも多いものです。よくお客様が作成された調査票を拝見することがありますが、本当に綿密に設問の一字一句まで深く計算されたものに出会うことは、残念ながらそれほど多くありません。
設問同士を構造的に組み立てる点も含めて、調査はやはり難しいものです。
文言をちょっとブラしてしまうと、このように解釈の入る余地が大きくなってしまいます。
閑話休題。
ところで、この調査では以下のようなことも判明しています。
- 中国人の労働者は世界平均と比べておよそ3倍も昇給が為された
- 中年の労働者は世界的に見て最も幸福感を感じていない
- 北欧の労働者はおしなべて幸福感が高い
- 50歳から56歳の労働者のうちおよそ40%はハードワークや新たな責任を持つことで承認され恩恵を受けると信じているが、ジェネレーションY(18~25歳)では19%しかそう考えていない
中国恐るべし。中国に進出している日本企業も、このインフレ状態に対応するのはさぞ大変なことと思われます。
中国のバリバリのビジネスパーソンは、お金で動く傾向もある程度高いですしね。
元の調査結果のリリースは以下にあります。調査結果の詳細は来月にならないと明らかにならないとのことです。
Lumesse - formerly StepStone Solutions - launches global talent survey
http://www.lumesse.com/news/lumesse-the-new-name-for-stepstone-solutions