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Googleが実践する最も効果的な研修のやりかた
»2011年6月22日
未来の人事を見てみよう
Googleが実践する最も効果的な研修のやりかた
人事・組織領域を専門とする経営コンサルティングファーム、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティングチームです。
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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
Training Secrets From Inside The Googleplex
Google内部における研修の秘密
最近のオンライン広告ビジネスの商品の移り変わりの速さについていくのは本当に大変。
そのような流れの中、Googleが提供する数多の商品の広告営業になったと仮定してみましょう。
ちょっと考えただけでも、結構しんどいことがわかるかと思います。しかも、
Its thousands of agents don't have to master one or two products, but every single one. That's why the company has tossed out the old-school, classroom-style of teaching.
何千人もの販売代理店がマスターすべきは、商品のうちの1つ2つではなく、その全て。そういったわけでGoogleは古くからある教室形式のトレーニングを捨て去ることにした。
ではどのような研修を行っているのでしょうか。
Every other Friday, the company hosts a "Product Spotlight," a dial-in conference call which Learning and Development Manager Debbie Newhouse tells Fast Company is run like a Jon Stewart-style "talk show" (well, minus any adult toy-themed spinning wheels). A moderator interviews a product manager about a particular new feature, as sales agents across the country, and around the world, listen in. Sometimes there are also slides or video to follow along with online, and the agents get to ask questions via chat.
隔週の金曜日にGoogleは「プロダクトスポットライト」と呼ばれるダイヤルインのカンファレンスコール(電話をすることで聴取することが可能なミーティング形式)を開催している。人材開発担当マネージャーのDebbie Newhouseによると、この研修はまさにアダルトな要素を取り除いたJon StewartのTHE DAILY SHOWのようなものだという。司会者が製品担当マネージャーから新機能についてインタビューを行い、アメリカ国内、はたまた世界中の販売代理店の担当者がそれを聞く。研修のフォロー用教材としてスライドやビデオがオンラインで提供されることも多く、チャットで代理店からの質問も受け付ける。
ちょっとDAILY SHOWのところはイメージつかないかも、ですが。蛇足ですが、相当面白いトークショーです。
そしてもう一つ。
Once a quarter, the company tosses a larger training at the staff, called SalesPro, which takes a deep dive into one particular strategic issue, like display advertising or the mobile business. The soup-to-nuts program takes about six hours, but rather than delivering it all in one fell swoop, or even through a series of hour-long, do-it-yourself modules, Google breaks the information into bite-sized chunks lasting no more than seven minutes each, so agents can download and peruse them at their desks, on their commutes, even on their cell phones while watching Little League or waiting in line at airport security.
Online games help agents dial in their knowledge. Leaderboards foster friendly competition. And quizzes following each training make sure the agents are absorbing the new information.
四半期に一度、Googleは「セールスプロ」と呼ばれる大規模な研修をスタッフに提供している。これは一つの戦略的な課題について深く掘り下げるもので、例えば広告の見せ方やモバイルビジネスといったテーマが取り上げられる。このフルコースのプログラムは全部で6時間ほどの時間が必要になるが、これを一挙に実施したり、長時間の自学自習コースとして提供したりすることはせず、せいぜい7分にも満たないくらい小さな細切れに情報を分割して提供している。これによって、自分のデスクや通勤途上で履修したり、またリトルリーグの試合を見たり空港のセキュリティで待ったりしている間に携帯で受講することさえ出来るようにしているのだ。
オンラインゲーム形式の研修は各代理店が情報を共有するのに役立っており、順位を表示するスコアボードは友好的な競争を円滑にする。また各研修に付帯する練習問題は代理店が新しい情報をきちんと吸収しているかを確認するのに有効に働いている。
アメリカでの事業を統括するDennis Woodsideによると、最大のチャレンジは、どれだけ短い時間で概要を理解するか(How do you get a comprehensive overview in a short period of time?)ということだそう。
このようなGoogleの研修方法はよくある従来の伝統的な研修方法、すなわちスタッフを一同に一ヶ所に集めたり、どうにもくだらないオンライン授業をひたすらクリックさせる方法とは大違いですね。
そして、運用方法にも細かな秘訣があるのだそうです。
The secret to the Product Spotlights, she says, is that rather than relying on product managers to dream up a course, the moderator simply guides them to the aspects of the product most relevant to the sales staff.
「プロダクトスポットライト」を実施する上での秘訣は、製品担当マネージャーに研修コースの作成を一任するのではなく、モデレーターとなる司会が営業スタッフにとって最も重要となる製品の特徴を聞き出すようにガイドすることにある。
このトレーニングのコストは従来型のものとそれほど変わらないようです。
ただ重要なのは、これが投資でありコストではない(It's more investment than cost)、というその考え方にあるように思います。
この研修方法の有効性を受けて、Googleの主要クライアントにも同じような動きが広まっているとのこと。
Woodside氏は語ります。
"You have to communicate to people in a way that makes sense for them."
"Bite-sized video is something they can consume even if it takes four hours to work through."
「聞く人にとって最も受け入れやすい方法でコミュニケーションを図らねばならない。」
「一口サイズのビデオは、その全部を聞くのに4時間ほどかかったとしても、彼らが消費するにはやっとの大きさなのだ。」
忙しい毎日の中、なかなか社員を研修に集められない担当者の方も結構多いかと思います。
自社の社員のワークスタイルに合った、かつ世の中の流れに遅れることなくついていけるような研修はどのようなものか、ゼロベースで考えてみるのもいいかもしれませんね。
ご一読ありがとうございました!