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ソーシャルメディア担当に必須のスキルとは?
未来の人事を見てみよう
ソーシャルメディア担当に必須のスキルとは?
人事・組織領域を専門とする経営コンサルティングファーム、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティングチームです。
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不肖小職もソーシャルメディアを使ったマーケティングをなんとかかんとか実施していますが、こういった人に求められる資質って何なんでしょう。
人事の方、採用担当の方は、きちんと理解されているでしょうか?
結構うっかり間違いやすいように思えます。
GOVERNMENT IN THE LABへのDannielle Blumenthal氏の寄稿です。
Social Media Is A Culture--Not A Technology
ソーシャルメディアは文化だ。テクノロジーではない。
http://govinthelab.com/social-media-is-a-culture%E2%80%94not-a-technology/
If you ever have a few minutes to spare, find a job description for "social media" or "new media" and see the required qualifications.
今数分時間があれば、ぜひ「ソーシャルメディア」や「新メディア」に関する採用/職務要件と、そこに書かれた必須の要件を見ていただきたい。
Universally they call for someone with technical skills.
例外なく、そこではテクニカルスキルを持っている人を標榜している。
Never - not once - are social skills, emotional intelligence, or personal qualities ever mentioned.
決して―例外なく―そこに、社交性やEQ、個人的資質/人格が書き記されることはない。
確かに。。
Think about it: From a job description point of view you can be a so-called "social media expert" but have absolutely no personal integrity, no commitment to transparency, and no belief in the importance of collaboration or information-sharing.
考えてみてほしい。職務要件の観点から見ると、あなたはいわゆる「ソーシャルメディアのエキスパート」かもしれないが、ひょっとするとひとかけらも誠実さを持ち合わせておらず、透明性についてのコミットメントを全く持っておらず、コラボレーションや情報共有の重要性についてなんら信念を持っていないかもしれないのだ。
Wow. / ワォ(なんてこった)。
ブログをやってました、とかソーシャルメディアに興味があります、HTML打てます、という理由だけでアサインされる傾向は確かにあるでしょうが(私もたぶん得意にはしてると思います)、リスク回避の側面を踏まえたとしても、そういった個人的な資質を意識/明記してアサインを行っているとは言いがたいかもしれません。
もしMatch.com(海外の出会い系サイトですね)で、次のような要件が書かれていたとしたらたいしたお笑い種だが、現在のソーシャルメディア担当の要件で書かれているものは同じレベルに過ぎない、と著者は語ります。
- Must be good-looking. / 見た目が良い
- Must have high-paying job or be rich. / 給料がいいかお金持ち
- Must have spacious home in fancy neighborhood / 環境の良い近隣に広い家を持つ
- Must be able to produce children. / 子供を生産可能
関係性を作っていくための(採用を含めた)広告には、思いやりや同情、個人的な趣味関心、信教などを明言している必要があり、これらのことが本当に重要なものなのだ、と著者は語ります。
表面的な人だけが表面的なことを求めるのだ(Only superficial people ask for superficial things.)、と。
企業文化という名の結婚は、いろんなことがいつどこで起こるかわからないことを想定しつつ、それに適応し、それでも進み続けていくことである以上、その人個人に紐付く資質こそが重要なのです。
The same thing holds true for social media. It is called "social" for a reason. The use of interactive communication tools implies a culture in which communication skills are prized. A new way of doing things. A break with the past. An openness to feedback and a belief that transparency is better than hiding things.
同じことがソーシャルメディアにも言えます。「社会的(ソーシャル)」と呼ばれるのには理由があるのです。双方向コミュニケーションの使用を前提としたツールが意味するものは、コミュニケーションスキルに価値があるという文化を尊ぶということです。それは物事の新たな方法を生み出すことです。過去と決別することです。フィードバックにオープンになるとともに、物事は隠すよりも透明性を確保したほうが良いと信じることなのです。
So if you advertise for social media pros but don't ask for these skills, favoring instead temporary tools like Blogger or Twitter or Facebook - tools that will no doubt be surpassed or evolved or changed utterly and rapidly over the next few years - what are you really asking for?
したがって、もしソーシャルメディアのプロを雇いたいと思ったとしてもこういったコミュニケーションスキルを求めず、BloggerやTwitterやFacebookといった一時的なツール―今後数年で確実に消えるか改良されるか完全かつ迅速なスピードで生まれ変わるツール類―への志向を好むとしたら、あなたは実際には何を求めていることになるのだろうか?
I will tell you. You have asked for an administrative assistant whose primary qualification is knowledge of Microsoft Word--rather than deference, discretion, and dedication.
答えを教えよう。あなたが求めているのは、アシスタントの事務スタッフであり、その第一の資質はWordの知識なのだ―決して敬意や思慮深さ、献身ではなく。
ソーシャルメディアを始めるのに最も愚かしい方法は、ブログのエントリーにプレスリリースをそのままコピー&ペーストすることだ、と著者は語ります。あなたの会社は大丈夫ですか?
最後に著者からのアドバイスを。
The next time you consider who you want to run your social media function, ask if it is really social media you want to do at all--and then hire accordingly.
次回あなたがソーシャルメディアを運営する人が欲しいと思ったら、あなたがやりたいことが本当にソーシャルメディアなのか、まず真剣に考えよう。それから採用を始めても遅くはない。
結局のところ、技術ではなく、一般的なコミュニケーションスキルこそが肝なのですね。
ご一読感謝!