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起業家が身につけるべき7つのスキル
未来の人事を見てみよう
起業家が身につけるべき7つのスキル
人事・組織領域を専門とする経営コンサルティングファーム、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティングチームです。
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起業家は先天的ではなく環境によって育まれるという話です。Martin Zwilling氏による寄稿。
7 Skills Not Found At Birth In Most Entrepreneurs
ほとんどの起業家が生まれたときには持ってなかった7つのスキル
http://www.businessinsider.com/7-skills-not-found-at-birth-in-most-entrepreneurs-2011-8
Many people believe that good entrepreneurs are naturally born, rather than trained or experienced in the art of business. I believe there is a natural born component required, but often I tend to agree with Peter Drucker, who said "It's not magic, it's not mysterious, and it has nothing to do with genes. It's a discipline, and like any discipline, it can be learned."
多くの人は、優れた起業家は持って生まれた性質によるのであって、ビジネスの中で鍛えられたり経験を積んで生まれるものではないと信じている。確かに先天的に必要な部分があることも信じているが、一方で私はピーター・ドラッカーが語った次の言葉にも同意するのである。「それはマジックでもなければ神秘的なことでもなく、遺伝子には何の関係もない。これは規律であって、これが規律である以上、それは学べるものなのである」
海外メディアでドラッカーの名前を目にするとは珍しい(笑)。
ではまず生まれもっての部分から。
On the natural born side, some entrepreneurs seem to have a strong vision and the ability to inspirationally lead others. It is this vision that is the beacon to drive the right people behavior, leading to the success of the business. If you don't feel a vision in your heart, or if you don't have the strength to inspire people, entrepreneurship is probably the wrong road for you.
先天的な面から言うと、起業家の多くは力強いビジョンと他者を感動させながら導く能力を兼ね備えている。このビジョンこそが人々の正しい行動を喚起させ、ビジネスを成功へと導く旗印なのだ。もしこのようなビジョンを心の中に持っておらず、もしくは他者に感銘を与える力を持っていないようであれば、おそらく起業はあなたにとっては間違った道なのだろう。
しかし、Zwilling氏によると、このビジョン策定の力を自分が持っていると感じることが出来れば、次にあげる習得可能なキーとなるスキルを身につけることで、起業家としての成功確率とインパクトを高めることが出来るそうです。これらのスキルは、米サウスウエスト航空のCEO、Herb Kelleherやその他の幹部とのインタビューに基づくものだそうです。
1. Ability to set priorities and focus on goals.
1. 優先順位をつけ、目標にフォーカスする能力
たいていの人はその場のリスクに流される傾向にありますが、そうではなく、自分自身の規律(discipline)を持って、それに基づく優先順位と目標を元に生き抜くことが必要だと述べています。
2. Able to identify important issues.
2. 重要なイシュー(課題)を特定する能力
ある人はこれを常識や処世術という言葉で説明するそうですが、起業してしばらくは多くの物事が同時多発的に起きるため、いくつかを委任したり多くを無視するためにこの能力が必要なようです。これは経験や知識が解決するため、遺伝子は無関係。
3. Conviction to be a passionate advocate.
3. 情熱溢れる提唱者であることへの確信
起業とは情熱をアクションに落としていく作業である以上、提唱者であることはマストであり、それを確信するためには第一線での経験やトレーニングが必要です。
4. Broad knowledge and experience.
4. 幅広い知識と経験
ある経験はその領域で困難に挑む際の自信を生みますが、起業家が直面する課題は、技術から法律、財務等多岐に渡るため、知識と経験の幅が重要になります。
5. Active listening skills.
5. アクティブな傾聴スキル
本当に重要な情報はレポートやeメールで語られない以上、人々が語ることを聴いて真意を理解する能力は最重要なものになります。経験で身につける人もいれば、クラスで習得する人もいるようです。
6. Sound judgment.
6. 的確な判断力
これを生まれ持っている人はいない、とZwillling氏は言いますが、それでも習得は早いほうがいい、と。状況を把握し適切な結論を導き出す能力です。
7. Pleasant skepticism.
7. 前向きな懐疑主義
懐疑主義とはただ疑うことではなく、合理性と批判的思考によって妥当性を検証すること、と定義されます。今ある状況をただ受け入れるのではなく、その現状を支える要素を見つけるプロセスは、習得して身に付けるべきスキルのようです。
以上がZilling氏の語るスキルセットなのですが、ここで重要なのは、
These all revolve around the larger theme of team building.
これらは全てチームビルデングという大きなテーマで発展すべきものだ。
ということです。ビジョンを提示したりイシューを特定すべき対象は全て起業して共に働くチームがその対象になっていきます。
最後にZwilling氏から未来の起業家への方へのメッセージをどうぞ。
If the things mentioned here feel natural to you, and you are young at heart, have a healthy curiosity and zest for life, the entrepreneurial world may have a place for you, too. Give it a try. If you are having fun, you probably have what it takes.
もしここに書かれたことを自然に受け入れることが出来て、かつ自分の気持ちの持ちようが若く、健全な好奇心と人生への情熱と持っているのであれば、起業家の世界はあなたにとっての場所だ。まずは試してみることだ。もし状況を楽しむことが出来れば、あなたにはその資格がある。
起業家に対するエントリではありますが、社内の事業推進やリーダーシップ開発においても参考になるかと思います。
今週も暑くなりそうですが、頑張ってまいりましょう。
お読みいただきありがとうございます。
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