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ネットサーフィンは生産性を上げる?、という調査結果

ネットサーフィンは生産性を上げる?、という調査結果

クレイア・コンサルティング

人事・組織領域を専門とする経営コンサルティングファーム、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティングチームです。

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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
本日はTLNTより。元ネタはWall Strett Journal(WSJ)の有料記事です。


Want to Be More Productive At Work? Then Surf The Web (Really!)
仕事でもっと生産性を高めたい? それならネットサーフィンを(本当に!)


まずはWSJの記事から見ていきましょう。

According to a new study, Web browsing can actually refresh tired workers and enhance their productivity, compared to other activities such as making personal calls, texts or emails, let alone working straight through with no rest at all.

最新の研究によると、私的な電話やテキストメッセージ、メール、はたまた全く休憩をとらずに働き続けた場合と比べて、ネットサーフィン(web browsing)は疲れた従業員を実際にリフレッシュさせ、彼らの生産性をあげられることがわかった。

この研究はシンガポール国立大学のDon J.Q. Chen氏とVivien K.G Lim氏によってなされたもので、詳細は今後発表されるとのことです。

とはいえ、なんとなくですが、ネットサーフィンは直感的には生産性に悪影響を及ぼす気がしますよね。マルチタスクは避けるべきという研究結果もあります。

ということで、より詳細を見るべく、この調査が発表されたAcademy of Managementのプレスリリースを見ていくと、

Employees' browsing the Internet may be a headache to some employers, but browsing is a pause that refreshes workers and enhances their productivity -- more so than making phone calls or text-messaging friends or emailing, let alone plodding ahead with little or no respite.
But not all kinds of cyberloafing (as personal Internet use at work is called) are equal in this regard, the research also finds. Personal emailing, for example, is "detrimental to work."

従業員がネットサーフィンをすることに頭を痛める経営者も多いだろう。しかしネットサーフィンは社員をリフレッシュさせ彼らの生産性を高める小休止であり、友達に仕様電話をしたりテキストメッセージをおくったり、メールをしたり、まして休憩を取らなかったり、取っても少しだけの状態で単調に仕事を進めるよりかははるかにましである。
とはいえ、全てのネットサーフィン(ここではcyberloafingという言葉を仕事場でのネットの私的利用に使っています)が同等に良いわけではなく、例えばネット経由での私的メールは"仕事に支障をきたす"ことがわかっている。

メールは、1)やむを得ない受信メールへの返信が集中力を落とし精神的な意欲を減退させ、2)返信することでリソースの減退やネガティブさの助長、仕事の進行の断絶をもたらすことが、好ましくない理由だそうです。学生や大人に対して、ネットサーフィンの有無で生産性を調べたところ、ネットサーフィンをさせたほうが生産性が向上した、と。

ただもちろん、リラックスするために昼休みなどにバスケをしたり、必ず昼食を摂るようにしている、という人もいるわけで、

Although the study points to the fact that Internet browsing is particularly relaxing among more people, it doesn't mean that individuals won't want to do certain things to relax during their downtime.

この研究において、ネットサーフィンが人々に確実にリラックス感をもたらすことを事実として示しているとはいえ、休憩時間にリラックスするために、人が任意の行動(ネットサーフィンやバスケやランチ)を必ず取りたがるわけではない。

実際のところ、この種の調査は本邦(って海外でも言うのかな)初めての内容だったようで、まだ以下のような事項に答えられる段階にはないようです。

Would a person without Internet access spend more time working? Would that work be productive? If a person who browsed the web for 20 minutes be much more productive than a person who took a 10 minute break without it? Does the constant on nature of social networks play into that productivity at all? These are all good questions that won't be put to rest for long.

インターネットアクセスのない人はより多くの時間働くのか? その仕事は生産的なのか? 20分ネットサーフィンをした人はネットサーフィンをしない休憩を10分間取った人よりも生産性が高いのか? ソーシャルネットワークの浸透と生産性には何か関係がないのか? これらは解消するのに長い時間が必要となる、有益な疑問である。

もちろん社員全員のログをモニターして、といった作業を行うことは、かえって組織全体の生産性を落とすことになりますし、経営側としては扱いにくい調査結果ではあります。TLNTのまとめとしては、

One thing I am relieved of is knowing that the time you spent reading this story could actually help you be more productive today at work. That's a real burden off my shoulders.

私が救われたこととしては、この記事を読んでくれた時間が、あなたが今日より生産的に働くことに実際的に寄与したであろう点だ。大きな肩の荷が降りた。

(笑)
私としても、仕事の合間に少しでもリラックスしていただければ、という部分と、それ以上に人事やマネジメント上何らかお役に立てる話題を紹介していければと思っております。
お読みいただきありがとうございました。
TGIF! そして、台風にはお気をつけて!



(昨日に引き続き、ですが)
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