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HRテクノロジの4つのトレンド

»2011年10月13日
未来の人事を見てみよう

HRテクノロジの4つのトレンド

クレイア・コンサルティング

人事・組織領域を専門とする経営コンサルティングファーム、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティングチームです。

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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
本日は外出の合間の執筆のため、短めのエントリでご容赦下さい。


Four Trends and Opportunities
4つのトレンドと機会


アメリカの新進気鋭の人事コンサルティングファーム、Bersin & AssociatesのCEO、Josh Bersinによると、HRテクノロジには今4つのトレンドがあるとのこと。弊社と同様、コンサルタントなので耳半分で読んでいただく必要はありますが(苦笑)、

First on his list is the migration to mobile devices.

リストの第一番目はモバイルデバイスへの移行である。

ここ10年のうちに、モバイルデバイスを使う人の数が、コンピュータを使う人の10倍と見込まれているそうです。
そしてソフトウェアベンダも現在こぞってモバイルソフトウェアを展開中。

Second on Bersin's list is the emergence of tools for mining and analyzing data.

Bersinのリストの二つ目は、データマイニングとデータ分析のためのツールの出現だ。

最近のMcKinseyのレポートによると、分析が出来る人が現在18万人ほど不足しているとのことで、データの翻訳(interpret)が企業に強く求められているといいます。

Third is the "consumerization" of the tools.

三番目はツールの「大衆化」である。

ベンダの方には厳しい状況ですが、FacebookやAppleのおかげで使いやすさが新しいレベルに上がった、と。

Finally, Bersin believes HR system provider...are starting to have an affect on the growth rate of talent-management-suite vendors

最後に、Bersinは、人事システムプロバイダがタレントマネジメントスイートパッケージを提供するベンダの成長に対して大きな影響を与えるようになってきた、と確信し始めている。

こういった人事システムプロバイダの例として、Oracle、SAP、Workday、Lawsonが挙げられています。ERPの時代から生き残っている会社もあれば、新興企業もあり、まだまだビジネスチャンスは広くありそうです。

日本の人事の世界でも、海外での潮流を受けて「タレントマネジメント」や「タレント人材育成」という言葉がここ数年若干の(笑)流行をしています。
海外メディアでは人材マネジメントとほぼ同義でタレントマネジメントという言葉が使われており(やや優秀者を意識した感じはしますが)、当ブログやTwitterでもしばしばそのような表現を使っています。
ただ日本におけるタレントマネジメントの実現は、仕事の割り振りや等級制度といった部分が海外と異なることや、人をデータで管理して分析することへの心理的な抵抗感も根強いことから、コンサルタントやパッケージベンダが推奨するほどにはまだ浸透していない気がします。

とはいえ、IBMのSenior Vice PresidentであるRandy MacDonald氏は盛んに「人事のサバイバルと成功はテクノロジにかかっている」と発言されており、この分野は特にグローバル志向のある人事の方にとっては注視すべきトピックだと思います。運用は、難しそうですけどね(笑)。MacDonald氏の記事も近々紹介したいと思います。

ご一読ありがとうございました!



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