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採用担当者に必須の8つのスキル
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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
今日は採用関係の話題をお届け。当社が採用系サービスを直接的にはあまりやっていないため、取り上げる機会が少ないのですが、内容的には決して採用担当者だけに当てはまるものではないと思います。
8 Skills Recruiters Should Have
採用担当者が身に付けておくべき8つのスキル
著者のMorgan Hoogvelt氏が言うには、就職フェアや採用関連の会議、採用イベントに行ったり、求職者に会って話をすると、
wrong people are attending these events and working as recruiters
間違った人がこうしたイベントに来て、また採用担当者として働いている
と感じるそうです。具体的には
I was surprised that many of them were unable to communicate at a level that would properly represent their company.
こういった人々の多くは、彼ら自身の会社を適切に代表していると思えるレベルでコミュニケーションを取ることが出来ていないのだ。
ということだそう。
ベンダの方が言うところの「採用を新たなレベルに引き上げる」ため、採用関連のツールや技術は毎年開発されていますが、問題は、
all of these wonderful breakthroughs can be fruitless due to inadequate operator behavior
これらの素晴らしいブレークスルーの多くは、それを操作する人の態度が間違っていれば全く実りの無いものとなってしまう
ということなのですね。そこで、著者がこれまでの知見から、成功する採用担当者が持っている8つのスキルや特質をリストアップしています。
ただ単純に
regular "good communication, ability to work hard, team player" skills that everyone wants
標準的な「良いコミュニケーション、熱心に働く力、チームプレーが出来る」といったみんなが求めるスキル
では無いとのこと。抄訳します。ちなみに採用担当者とはrecruitorの訳として使っており、採用を行う会社に所属する社員かどうかは限定されていません。
1. Strong sales skills 強い営業スキル
if you haven't figured it out by now, recruiting is sales. If you disagree, you are in the wrong business.
もし今の時点でまだ分かっていないとしたら言っておくのだが、採用は営業だ。もし同意しないとすれば、あなたは採用ではない別の仕事をしているということになる。
かなり強い言い回しですが、採用は社内外のクライアントに売り込むだけでなく、求職者に機会を売りこみ、かつ、求職者の選択がただ良い機会をもたらすだけでなく、人生における最良の機会を得るものだと伝えないといけない、とのことです。
2. Ability to cultivate and build relationships 関係性を深耕・形成していく能力
anyone can pull a name out of a database and place a call...
By creating a more open, friendly, and communicative relationship with candidates, the candidate experience will increase, making the recruiter and company stand out professionally and as an employer of choice.
データベースから名前を引っ張り出して電話をかけることなら誰でも出来る...
オープンで友好的なコミュニケーションを介した関係性を求職者と築くことで、求職者の得る経験値が増加し、採用担当者や会社がプロフェッショナルなものとして位置づけられ、選ばれることになる。
ソーシャルメディアを介して、以前よりも求職者について多くの情報が取れるようになっています。そのことの善悪、甲乙はともかく、そういった情報をも活用して、ただ質問票を読み上げるのではなく、採用担当者が求職者をきちんと会話に引き入れていくことが必要になります。
3. Hunter's mentality 狩猟者としてのメンタリティ
It all starts with the mentality of the individual. Recruiters are big-game hunters, and having the mindset to hunt and be relentless until the hunt is done is a priceless skill set.
全ては個人としてのメンタリティから始まる。採用担当者は大規模な狩りにおけるハンターであり、狩りをし、そして狩りが終わるまで執拗に獲物を追いかけるというマインドセットはお金で買えないほどの価値がある。
ツールは便利になっても、基本は担当者のメンタリティ/マインドセットです。机に座ってただ採用サイトでキーワード検索を毎日しているだけではダメ。
おもしろかったのは、たとえ検索するにしても、複合条件検索(Boolean search)をしろ、というコメントでした(笑)。
4. Big-picture thinking 大きな絵を描いて考える力
having the ability to see how candidates can fit into an organization, the potential value they can bring, or even knowing where a superstar candidate could fit in, even if there is no immediate position available, is invaluable.
たとえ今ポジションに空きが無かったとしても、求職者がどのように組織に適応し、どのような価値を提供するポテンシャルがあり、具体的にどの優秀な求職者がどのポジションにぴったりハマるか、を想像できる能力は計り知れないほど有用なものだ。
また、厳しい採用市場を勝ち抜くために、最新のツールについての情報収集を怠らないことも重要、とのことです。
5. Strong follow-up skills 強いフォロースキル
probably the #1 topic that irks me the most about recruiters - follow-up skills. How hard is it to return a call or an email -- I will tell you that it is not hard at all nor does it take a severe amount of time to update a candidate, hiring manager, co-worker, etc. on events.
採用担当者に関する話題で、おそらく私が最もイラつくのが、フォローのスキルだ。電話やメールを返すことがどれだけ難しいことだというのか。求職者や採用担当マネージャー、同僚に対し、新たな進捗について伝えるのは全く大変でもないしそんなに時間を使うことでもない。
散々面接まで気を持たせておいたあげく、面接終了後のフォローを全くしない採用担当者の話をよく聞くそうです。。
.6. Listening 傾聴
Recruiters must possess the uncanny ability to listen and take a proper job order.
採用担当者は洞察力あふれる傾聴と、仕事を系統だって順序よく進めていく能力を持っていなければならない。
我が社はすごいんだ、とだけ言っていて、求職者の話をあまり聞いていない採用担当の方はいないでしょうか? 結構多いそうです。
7. Consultative in nature 自然なコンサルティング的土台
recruiting is a science and there are methods and processes. The majority of hiring managers need to be consulted on these procedures and processes in order to build long-term success and proper process flow.
採用はサイエンスであり、そこには方法論とプロセスが存在する。長期に渡る採用の成功とプロセスやフローの適切な運用を行うために、採用担当マネージャーの大多数はこれらの手順やプロセスについてきちんとコ教えを受けておく必要がある。
クライアント(事業ラインの人だったり、外部のお客様だったり)に対し、採用担当者は信頼できるアドバイザー(trusted advisor)たるべき。
8. Personable and approachable 人間味あふれ近づきやすい
how many times do candidates call or meet a recruiter at a career fair and they are nervous on the other line or on the other side of the table
電話をしたり就職フェアに行った際に求職者が採用担当者とやり取りをするが、話し相手として電話の向こうやテーブルの向こうにいる人がずいぶんと気難しいと感じたことがどれくらいあるだろうか。
こういうケースがすごく多い、といいます。きちんとやり取りをしたり、求職者から連絡があったときに、連絡をくれたことの謝辞をきちんと伝えるなど、基本的事項として人間味溢れる対応をすることが肝要です。
電話を返したりする時間がなく、就職フェアでも来てくれた全員と話す時間もなく、クライアントがしんどくて共働するのが難しい、という意見があるかもしれませんが、著者に言わせればそれらは全て言い訳(excuses)だ、といいます。ミスをすることもあるし、メールや電話を返せなかったこともあるけども、より良い採用担当者を目指して努力していくことが重要、とのこと。
そして、採用データを分析する際は、その細かな点に気を配る際に一息ついて、採用チームの人選の組み替えなど、適材適所も検討すべき、との著者からのアドバイスがありました。
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