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人事評価の歴史を綴ったインフォグラフ
»2011年10月31日
未来の人事を見てみよう
人事評価の歴史を綴ったインフォグラフ
人事・組織領域を専門とする経営コンサルティングファーム、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティングチームです。
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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
本日のエントリはアメリカMashableより。
人事考課について書かれたインフォグラフ(珍しい!)が紹介されていました。制作はWorkSimple。
Why Job Performance Reviews Are Going to Get Social [INFOGRAPHIC]
なぜ人事評価はソーシャル化しているのか[インフォグラフ]
難点は、インフォグラフが逐語訳しにくい、という点にあります。。。
したがって、時系列に要点のみ意訳を含め書いていきます。
全体のニュアンスはインフォグラフをご覧くださいませ。
人事評価(人事考課、人事評定、業績考課)は人事にとって永遠の課題ですが、2009年の調査を見ても
performance reviews are still the bane of many employees -- 78% of U.S. workers would like to change some aspect of the review process
人事評価は未だに多くの社員にとって苦しみの元となっている ― アメリカの労働者の78%が現在の評価プロセスをどこか一部でも変えたいと考えている。
となっています。徐々に良くしていくしかないですね。出典は最後に書かれています。
The HISTORY of PERFORMANCE REVIEWS 人事評価の歴史
1700s HISTORICAL BACKDROP: THE INDUSTRIAL REVOLUTION
1700年代 歴史的背景: 産業革命
アダム・スミスの国富論において、分業(division of labor)の経済的な効用が奨励された。キーワードは単純な課業(simple task)と専門分化(specialization)。
1800s Factory Work Ain't Fun
1800年代工場での労働は面白くない
単調(MONOTONOUS)な仕事に苛まれると同時に職場の安全が脅かされる日々。組合が結成され、児童就労(child labor)、12時間労働(12hr work days)、安全(safety)、給与(wages)が議論の焦点に。
1900s The Personnel Administration Movement
1900年代 労務管理ムーブメント
企業が、労働者の満足(WORKER SATISFACTION) = 労働者の大きな生産性(GREATER WORKER PRODUCTIVITY)と気づいた。また、科学的管理のF.Wテイラーさんもこの頃。今の(日本)NCRってこの頃からあるのってスゴイですね。ナショナルキャッシュレジスター。そしてそこを出てもっと大きな会社を作りたい、という人が始めたのがインターナショナルビジネスマシーン(IBM)。蛇足。
1920s The Human Relations Movement
1920年代 人間関係ムーブメント
E.メイヨーによるホーソン実験を元に、生産性と職場環境の関係が研究され始める。1929年の大恐慌をきっかけに、退職金(pension)、labor standards(労働基準)、minimum wages(最低賃金)などが導入される。
1940s Management Style Evolved
1940年代 マネジメントスタイルの進化
親分肌のボスが命令ばかりして社員を軽視するマネジメントから、上司が良いリーダー(good leader)で、かつカウンセラー(counselors)やファシリテーター(facilitator)の役割をも担うように。
1950s Government Joined In
1950年代 政府が介入
法律の制定により、アメリカ連邦政府の評価レベルがOutstanding(飛びぬけてよい)、Satisfactory(満足できる)、Unsatisfactory(満足できない)の3段階に。さらに表彰や金銭による報酬が政府職員に対して承認されるように。
1960s Scientific Management Lost its Luster
1960年代 科学的管理手法がその輝きを失う
労使間の関係性を強調(emphasized the Relationship)する傾向に。さらに連邦政府において、成果主義(成果に対して報いる Pay for Perfomance)の萌芽が。
1970s Performance Management Fever
1970年代 人事評価(業績管理)が大フィーバー
オーブリー・ダニエルズ氏がパフォーマンスマネジメントという言葉を多用し、行動と結果の両方をテクノロジーで管理するように。
1980s Totally MBO
1980年代 完全なる目標管理(MBO)の時代
目標管理がブーム(fad)に。そういう意味で、ここ数十年、斬新な評価手法は(コンピテンシーをかろうじて除いては)現れていないということになります。
1990s Performance Reviews Got Grungier
1990年代 人事評価が徐々に廃れ始める
1992年に20%だった、評価に対する満足度が非常にあると答えた人の割合が、1997年にはわずか5%に。。。
2000s Performance Management Came Online
2000年代 人事評価はオンライン化へ
2005年あたりから在宅勤務(the remote worker)が増加したのがその一因。また、人事評価を捨てるべきだ、という論考が出たり、5人に4人が評価に不満、と相変わらず不満が高い状態。
The Future 未来
未来の仕事はソーシャル(social)に、とのこと。キーワードは社会的な目標(social goal)、feedback(フィードバック)と承認(recognition)。さらに人々が為しえた成果についていいね(Like)したり、日常的にコメントをしたり、といった形で展開。Facebookが使用しているryppleに近い印象を持ちました。
みなさんの会社の人事評価は、ソーシャルですか?
ご一読感謝!
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