誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。
(人事も含めて)職場恋愛を推奨すべき理由
»2012年2月14日
未来の人事を見てみよう
(人事も含めて)職場恋愛を推奨すべき理由
人事・組織領域を専門とする経営コンサルティングファーム、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティングチームです。
当ブログ「未来の人事を見てみよう」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/creiajp/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
最近はとんと更新頻度が下がってしまっており恐縮ですが、今日はバレンタインデーということもあり、社内恋愛に関する短い話題をさくっと。明日はもう少し真面目な記事をなんとかupしたいと思います。。
Four reasons to embrace workplace romance: Does HR agree?
職場でのロマンスを推奨すべき4つの理由。人事は同意する?
http://www.hrcommunication.com/Main/Articles/664ee0e0-8c1b-4515-a2c7-ef9ac0c16d2f.aspx
職場でのロマンスを推奨すべき4つの理由。人事は同意する?
http://www.hrcommunication.com/Main/Articles/664ee0e0-8c1b-4515-a2c7-ef9ac0c16d2f.aspx
HR Communicationの記事です。そもそも人事的には社内で色恋沙汰の揉め事は起こってほしくない、と考えがちですが、リーダーシップ開発の会社を経営するHalley Bock氏に言わせると、そんなのは勿体ない、こんなにメリットがあるよ、と血気盛んです。
- Increased Production
- Higher Retention
- Positive Culture
- It's Sweet
本文はネガティブな面とその対処法的なものも載っていますが、ちょっと主観的ですかね。。
1点目については、所詮仕事と生活を分けるのは難しい、という議論。ワークライフ"バランス"よりもワークライフ"インテグレーション(統合)"だ、という話がありますが、家でも仕事の話が出来るんだったらいいじゃない、と。うーん(苦笑)。
2点目については、会社の理念やビジョンの共有などの価値観の一致といった高尚な話だけでなく、福利厚生の面も含めてお得、というのは確かに。お金だけを考えるのは良いシナリオではない、ってのも間違いないのですけども。
3点目は、敬意や尊敬の念を持って支えあう企業文化がある程度醸成されている上ではアリでしょう。とはいえ、職場でのマナーの順守は重要不可欠です。
4点目は、まぁ、いいや。。これに嫉妬する人は、今すぐ相手を探しに行くべきだ、とおっしゃっていますが、どんだけ上から目線なんだ。。
当然ながら、もちろん反対意見のほうが多くあるのは確かなところ。
Office Romances: Millennials Feel They Have a Positive Impact on Performance
オフィスロマンス: ミレニアム世代はパフォーマンスに良いインパクトを与えると認識
http://www.tlnt.com/2012/02/13/office-romance-millennials-feel-they-have-a-positive-impact-on-performance/
オフィスロマンス: ミレニアム世代はパフォーマンスに良いインパクトを与えると認識
http://www.tlnt.com/2012/02/13/office-romance-millennials-feel-they-have-a-positive-impact-on-performance/
人事系王道のTLNTより。書いている編集長のJohn Hollon氏は、見たところ40~50歳くらいでしょうか。最近の若者は職場恋愛をポジティブに捉えていて、この世代は他とは違う、意味がわからん、けしからん、と吠えております(笑)。
今年の1月にWorkplace Options and Public Policy Pollingが発表したアメリカの労働者の調査の一部を見てみると、
- A whopping 84 percent of Millennials say they would engage in romance with a co-worker, compared to 36 percent of Gen. X workers, and 29 percent of Baby Boomers.
- Some 71 percent of employed Millennials see a workplace romance as having positive effects such as improved performance and morale.
- While 40 percent of Millennials report no negative effects whatsoever from an office romance, only 10 percent of older workers shared that sentiment, meaning the majority of employed Americans feel more harm could be done than good; and,
- The Millennial generation is also more open to dating their supervisors than all other age groups combined. Some 40 percent of Millennials said they would date their supervisor, compared to 12 percent of older respondents.
今のミレニアム世代=Y世代≒ゆとり世代は、ベビーブーマーやX世代の2倍以上、職場恋愛をする可能性を秘めているし、それがポジティブな影響を与えている、と。上司とデートする人はこの世代は他の世代の3倍以上。
これは先ほど紹介したHR Communicationの記事と重なる部分が多いですね。
とはいえ、Hollon氏は昨年のバレンタインデーにも「なぜ職場での(恋愛)関係は自滅的なのか」というエントリで、職場恋愛は
Foolish, dumb, and self-destructive
とさんざんにこきおろしており、なかなかに手厳しい。
とはいえ、実利的、というか、至極もっともなことを言っており、
There's an old workplace truism that bears repeating and remembering: The smarter you are, the dumber you'll seem when you do something foolish.
うまくやっている人であればあるほど、失敗した時のダメージは痛い、というところでしょうか。じゃあそもそもちゃんとしてない人はいいのか、という疑問は残りますけども。まぁ偉くなってからこの手の話題で失脚する人は政官財問わず多くいらっしゃいますので、特に偉い方はご注意を。
さて、みなさんは職場で素敵なバレンタインデーを過ごしておられますか?
あ、当社は何の気配も無しです!
(毎年2/14にある種の心の平安を手に入れられたい方にはいい職場かも!?)
(それとも知らないところで何か行われてるのでしょうか!?)
anyway, Happy Valentine's Day!
~
当社のコンテンツにおいて、コンサルタントコラムが新たにお目見えしております。現在は大学の人事マネジメントをテーマにほぼ週1回のペースで更新中です。是非ご一読ください!
コンサルタントコラム