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日本だけじゃない! グローバル人材が増殖中

日本だけじゃない! グローバル人材が増殖中

クレイア・コンサルティング

人事・組織領域を専門とする経営コンサルティングファーム、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティングチームです。

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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
本日のエントリはイギリスの人事系雑誌、HR Magazineより。


As global mobility increases business asks for international experience from staff
世界レベルでの流動性が高まる中、企業は社員に海外経験を求める

http://www.hrmagazine.co.uk/hro/news/1072924/employers-international-experience-staff-global-mobility-increases


この記事はすでにツイートもしていたのですが、日本企業だけでなく日本で働くグローバル人材予備群の方にも参考になるのではないかと思います。

さて、この調査はフランスはパリにあるESCP Europeというビジネススクールが実施したものだそうで、

94% of respondents are considering relocating or have already done so, and they are taking the step to gain international experience because they recognise it as a key factor in career success

いまいち回答者の属性がわからないのですが(おそらくビジネススクールの生徒ですかね)、その94%が海外への移住を計画中かもしくは実施済みで、国際経験が自らのキャリアの成功のカギになると考えているとのこと。

また、プロフェッショナル人材の移住先の傾向にも変化があったようで、

While the three most popular places for respondents to live and work remain the US, the UK and Australia, their dominance is waning: the US fell from 18% last year to 12% this year, Australia fell from 11% to 9% and the UK from 10% to 9%.

依然として人気のある国はアメリカ、イギリス、オーストラリアであるものの、それぞれのシェアは昨年と比べて、アメリカは18%から12%、イギリスは10%から9%、オーストラリアは11%から9%へ落ちているようです。

また、日本では昨今20代~30代の若い世代の海外への脱出が注目を浴びていますが、

overseas work is no longer just for the young with 45% of respondents working abroad aged over 40.

回答者のうち海外勤務者の45%が40歳以上だったとのこと。

さらに性別で見ると、

Women working overseas are doing it early in their careers: 36% of women who are already abroad are between 21 and 30, while this applies for just 17% of the men. Only 19% are over 40, compared to nearly 50% of the men

女性のほうが早く海外へ渡るケースが多く、逆に男性は40代が多いんですね。

期間については

respondents said they expect to stay overseas for up to five years, while a sizeable 45% of respondents have already been overseas for more than five years and 50% plan to apply for permanent residency.

5年以内のつもりで渡航したとしても、渡航済みの人では45%以上がすでに5年以上海外に滞在し、50%が永住権の取得を考えている、と。


グローバルで採用を中心とした人材サービスを手掛けるHydrogen社のディレクター、Dan Church氏は、この結果を受けて、2008年の金融危機により、

migration is spread more widely than ever before. "People now need to go where the revenue is.

移住は過去に無い勢いで拡大し、今や収益が上がるところに人が行かざるを得ない状況になっている、とコメントしています。

また、

"Five years ago this might have been New York, London and Hong Kong; now it is also Shanghai, Houston, Vietnam and so on."

5年前に人気だったのがニューヨーク、ロンドン、香港だったものが、今や上海、ヒューストン(米)、ベトナムなどになっている、と述べています。

うーむ、ここに日本の都市を入れて行きたいですよね。


すみません、どうしても元データにあたることが出来ず、回答者の属性が不明な点が気持ち悪いのですが、あまりグローバルレベルでのグローバル人材のネタが出てこない中の記事でしたので、ご紹介してみました。HR Magazineの編集長署名の記事なので、不確かなものではないと思いますが。。

ご一読感謝!


当社のコンサルタントが執筆する、コンサルタントコラムの新シリーズが本日スタートし、すでにアップされています。
テーマはグローバル人材の育成・活用!
ですが、当社らしく、ありきたりなグローバル人材マネジメント礼賛にはならない予定です。是非お読みください!


そして、