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中山間地でセグウェイを走らせる

中山間地でセグウェイを走らせる

東 大史

2008年より“地域再生の仕掛けニスト”として活動しております。 主な活動内容はコチラにまとめております。 http://matome.naver.jp/odai/2138270881064964401

当ブログ「「さあ、エコジョイしよう!」」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ecobrand/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


岡山の中山間地でセグウェイを走らせる実験を行ないます。もともと、自動車を中心としたモータリゼーションには改善の余地があると考えてます。

自動車の「エコ替え」が正しい理由

とくに海外からタンカーで原油が運ばれてきてガソリンが精製され、タンクローリーで運ばれるという現在の流通網においては、中山間地でガソリンを燃焼させながら自動車を走らせることはコストが高く、昨今のエネルギー情勢からも安全保障の面で見直しが必要なのではないでしょうか。


中山間地では、太陽光・風力はもちろん、小水力や木質バイオマスといった豊富な自然エネルギー資源があります。このような自給できるエネルギー源によって移動手段を確保できれば、実は海外から原油を買ってくる必要がなくなり、日本の地域からお金が流出していくことが少なくなるのではないでしょうか。


実際に様々な地域で、EVの導入などは進められています。電動スクーターなどもかなりたくさん出揃ってきていますね。そこで我々が注目しているのはセグウェイなのです。




50-70kgの人間1人を運ぶのに、1トンもの自動車を動かすのは非効率でしょう。そもそも今の自動車というのは、馬車からT型フォードが派生して現在の形になったという過程を辿っており、当時は3-4人が乗ることを前提につくられていました。


でもライフスタイルが多様化し田舎では1人1台の自動車が動いているなかで、実はこの前提条件というのも変えられるものなのかもしれません。高齢者が多くなる時代に、時速50-60kmも出るような自動車に紅葉マークを貼るという対症療法でよいとは思えません。


だからこそセグウェイのような重量の軽い移動手段によって、周囲のフレームを安全に強化した上で乗り降りをラクにするという方法論があってもよいと思ってます。直感的に操縦できて意外と上り下りにも対応できるため、起伏の激しい中山間地でも使い勝手は良いと思うのです。


Segway.jpg
そして、農業機械や林業機械などにも応用がきくものだとも考えています。現在の機械はやはり化石燃料で動かすことが前提となっており、このまま燃料価格が高騰していくと生産コストが上がり過ぎて我々の生活を圧迫する要因となることでしょう。そこにもセグウェイのようなシンプルなモビリティが活用できるのではないでしょうか。


そんなことを考えながら、今週末ついに岡山の中山間地でセグウェイ導入の実験を開始します。田舎こそ最先端というライフスタイルを実践しながら、多くの提案を世の中にしていけたらと考えております。

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当エントリに関連する過去エントリは以下のとおり。


「脱原発」はホントに可能なのか?
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