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持続可能な事業でなければ、起業しない。

持続可能な事業でなければ、起業しない。

東 大史

2008年より“地域再生の仕掛けニスト”として活動しております。 主な活動内容はコチラにまとめております。 http://matome.naver.jp/odai/2138270881064964401

当ブログ「「さあ、エコジョイしよう!」」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ecobrand/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


現在、株式会社の上に有限責任組合(LLP)をつくって、緩やかなアライアンスの下に第一次産業のイノベーション事業を中心にプロジェクトベースで展開しています。その名も「さとまるLLP」、これまで無視されたり捨てられていた"資源"に注目し、その価値を極大化させることによって、持続可能な事業モデルを創造する戦略的なコミュニティです。


中心メンバーとしては、環境系の若手起業家やCSRコンサルティングファーム、あるいは農業のプロフェッショナルといった「普通のことはやらない」人たちが集まっており、事業としての価値創造と環境や社会的負荷の低減を両立するプランをどんどん実行していくインキュベーションファームとしての位置づけとして、さとまるLLPが存在します。


たとえば今のところ形になったものとしては、障がい者授産施設でキクラゲを栽培する事業モデルで、栽培法を確立した今年は利益が出そうです。障がい者雇用対策の補助金を使って、設備投資などのコスト負担はほとんどかからないため、栽培すればするほど儲かる仕組みです。


なぜキクラゲかといえば、中国産の輸入品が残留農薬によってほぼストップし、価格が大幅にはね上がっています。つまりマーケットインでの需要がある状態なのです。そして木材チップの混合で菌床をしっかり作れば、あとは温度と湿度の管理でそれほど手間もなく、障がい者でも負担なく手入れすることができます。


結果として、障がい者にも高い賃金を支払いながら、美味しくて安心な食材供給を提供することができる事業モデルを確立しました。当面の目標は、これを全国展開してキクラゲ自給率を100%以上にすることです。(カロリーベースだとほとんど無理ですが。)


普通の農林水産業は我々が参入する意味はないのですが、マーケットインの発想で低リスク高付加価値な事業モデルを構築することに起業家としての存在意義があると思っています。とくに第一次産業は、多くのイノベーションの可能性が眠っている産業分野であり、また絶対に需要がなくならない生活基盤を支える部分でもあります。


さとまるLLPでは、今後どんどんメンバーを増やしていく形で、この新しい持続可能な社会をつくっていく事業を広げていきたいと考えております。ご興味がある方は是非、さとまるLLPのホームページをご覧いただき、またTwitterなどで繋がっていきましょう!

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