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F1ファンと車ファンのあいだの距離- エフワンのぼやき #009
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F1ファンと車ファンのあいだの距離- エフワンのぼやき #009
グローバルなスポーツ F1(フォーミュラ・ワン)を斜め45度から楽しみましょう! 2012年3月からは、F1 Podcast『エフワンのすくつ』の Quzyがひとりぼっちで担当しています(それ以前の記事は原泰史さんと共同で担当していました)。
当ブログ「blog.formula.commons」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/fcommons/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
ども、Quzyです。
F1好きで見てる感じなんですよねぇと言うと、
お、じゃあ車もお好きですか!と
ビジネストーク的に返されることが多いんですけれども、
意外とそうでもないなぁ〜と...
けっこう距離あると思うんですよね、個人的に。
*
いきなり昔話をしますけれどもー......
僕が中学生のとき、
湾岸戦争というものが、ありました。
中東で起きた戦争で、「砂漠の嵐」作戦とも呼ばれます。
イラクのフセイン大統領(当時)が
隣国のクウェートに軍事侵攻したことがきっかけで、
アメリカをはじめとした多国籍軍が、
これ幸いとばかりに介入して大規模化したものです。
当時、僕は、自分が自由に使える
パーソナルコンピュータというものを
手に入れたばかりで、
それはもう、毎日のように遊んでいました。
後にプログラミングやDTMに没頭することになるんですが、
やはり、最初はゲームに熱中していました。
実在する世界や兵器を題材とした、
戦略シミュレーションというのは、
なんであんなに子どもの心をくすぐるんでしょうか。
『信長の野望』や『三国志』も遊びましたが、
当時は『大戦略』シリーズをやりこんでいたと思います。
同級生には同志も少なからずいました。
実際のモノはよくしらないけれども、
やっぱり自衛隊の90式戦車はすごいなぁ、
いやT-72もなかなか、などと、
話もはずむわけです(^_^)
そこで問題となるのは時代背景。
正義の戦争のはずの湾岸戦争で、
多国籍軍による虐殺や自然破壊など、
さまざまな問題が次々と露呈し、
毎日のニュースを賑やかしていました。
実在の兵器と世界を舞台とした
戦略シミュレーションに没頭し、
日々、(ゲームのなかの)戦争の話題に
あけくれる僕たちに、
「おまえたち(湾岸)戦争のこと大好きなんだろ?」
と、人殺し賛美をする人間を蔑むような響きの言葉を
無遠慮にかけてくる者もいました。
僕は幼心に、
「いや、それとこれとは話が別じゃね?」
と思ったことを、
今でもよく覚えています。
*
というわけで、
F1ファンだからといって、
乗用車に乗るのが大好きだとか、
スポーツカーを愛でるのが至上の喜びだとか、
必ずしもそういうわけではない、ということが
僕は言いたいわけです(^_^;)
もちろん、
F1への愛と乗用車への関心の
両者が一致する確率は高いと言えそうですが、
そういうものばかりでもない。
でも、少なくとも、
車に対する関心は、高そうですね。
問題関心も含めてね。
僕はいちおう普通自動車免許は持っているのですけれども、
残念ながら乗用車は持っていません。
乗る気も今のところ、なし...。
さっさと日本の都市部もイギリスの「渋滞税」を取り入れて、
乗用車の乗り入れを制限・有料化すればいいと思います。
そういうことをすると、
日本の「基幹産業」である乗用車が売れなくなる、
という話もありますけれども、
まあ、それは仕方がないんじゃないでしょうか。
という程度の考えです。
などと、
自転車にまたがり、
しっかりと車道の左側を走り、
排気ガスを肺いっぱいに吸い込みつつ、
日々思ったりしております。
というわけで......
F1ファンとしての立場で、
車との距離に、
たまに軽い違和感を感じたりもするので、
「いや、それとこれとは話が別じゃね?」
と、言いたくもなるのです(^_^)
そういうことって、けっこうみなさんの身近にも
あるのではないでしょうかー。
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