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都議選よりもスゴイ東芝の手書きタブレットAT703レビュー!えー!ちゃんとしてる!
村上福之の誠にデジタルな話
都議選よりもスゴイ東芝の手書きタブレットAT703レビュー!えー!ちゃんとしてる!
株式会社クレイジーワークスの代表。家電メーカー系エンジニアでプリンタやSDカード関連の開発に従事。ケータイのアプリやサイト、電子書籍のシステムなどに詳しい。最近、断食にはまる。
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すごい!書き味良すぎてキモい!消しゴムすごいきもちいい!しかもCMが福山雅治らしい。どうでもいいけど。
要するに異常に書き味が素晴らしい東芝製ペン付きタブレットのBluetoothキーボード付きで10.1インチで解像度2560x1600+Tegra4という、スペック。正直言って、すごい、和製androidタブレットなめてた。まじですごい。
TruNoteというアプリの出来と、文字認識のレベルが異常に高くて驚きましたー。最近の文字認識のレベルって高いですね。
デモしますねー。↓文字かくよー
↓囲むよー
メニュー出たよー
↓検索ーどこかで見たことあるデモですね。
という、enchantmoonっぽいこともできます。ただ、機能としては、どっちかというと、enchantmoonよりも、MicrosoftのSurface Proに入ってるOneNoteの方がはるかに近い。
すっごい適当に表を書いたー。線も曲がってるし、はみ出てるけどいいやー。
↓形式を選びます。パワポとかWordとかpdfとかいろいろ選べます。
↓自動整形して、一瞬でパワポ形式やWord形式や、pdfに変換!!!正直、これを一人やってて、部屋で一人で「おおおお!」とか言ってましたよ。
↓文字と図形を組み合わせて描いてみた。
↓パワポに変換。おおおお!ほぼ合ってる!文字が旧字体だ。
↓ThinkFree Officeというオフィススィートがプレインストールされているので、多少の認識ミスは自分で直せます。
もちろん、書いたものは、androidのintent機能で、evernoteやdropboxやgoogle driveなどに飛ばせます。
手書き文字を手書きで検索もできます。もう、わけがわからないですね。
↓「飲み会」で検索
↓検索結果。
書き味もすごく良いです。海外で発売されたでっかいgalaxy note 10やsurface proなんかよりも、書き味のレベルが違う。
そんなわけで、多分、キーボードとペン付きタブレットでオフィススイート連携というアプローチからすると、MicrosoftさんのSurface Proのポジションなんじゃないかと思ってます。
デジタイザーペンの出来がすごいいいです。書き味が、微妙に抵抗があって、書きやすいです。書き味の秘密は、どうも、筆跡を先読み予測をしているようです。一度、解析してみたいですね。筆圧1024段階です。
使い方がわかりやすい。文字書いている時と、消しゴムで消している時が非常に心地いいです。
ACアダプタはUSBじゃないです。
スペック表。すでに異次元です。10.1インチで2560x1600ピクセルというのがすごいです。スピーカーはHarmanです。音いいです。後のスペックは このへんに書いてます。
そんなことをいいつつも、実際はリファレンス機じゃないかと思うほど、普通なandroidタブレットです。ただ、、東芝製なので、REGZA系の連携アプリがたくさんプレインストールされてますが、うちにはテレビがないので試せません。
しかし、実際は普通にandroidタブレットです。しかも、Googleリファレンスマシンかと思うほど、素直な作りです。設定画面もあんまりいじってません。ペンタブの設定がついたくらいですね。
ぶっちゃけペン付きタブレットってどうなん?
えーと、これは今回の東芝の製品に限らない話ですが、Galaxy Note2を使ってから、ペンの重要性を感じてます。個人的にGalaxy Note2のペンは、スゴイ使ってます。
↓いちばんよく使うのは、todoリストを整理するときに、使いますね。紙だとなくしちゃうので。
人に何かを説明したりするのにも、ペンは最高のデバイスですね。アイデアメモにもよく使いますね。紙よりいいのは、紙のメモはどこかにいったり、人に見つかると、恥ずかしかったりするのですが、デバイスで描くと、evernoteやdropboxに保存できるのがいいですね。
タブレットなのでこういう使い方もできます。
CPUパワーありますし、解像度も高いので、ブラウザ上で動く開発ツールも動くものもあります。下記はHTML5のモックアップ作成ツールです。
Bluetoothのキーボードが付いているので、いろいろ遊べます。
解像度がでかいので、普通にterminal IDEでローカルでvim(テキストエディタ)が動きます。ソースもかけます。
はたから見ていると、androidタブレットである必要性すら、感じません。普通にローカルでシェルもvimも動きますし、SSHも動くので、日本語環境が微妙な以外は何の問題もないですね。
AIDEを使えば、androidタブレットで、androidアプリを開発できます。しんどいけど。
ビルドしてみた。
helloworldのapkファイルができた。わーい。
androidなので、普通にゲームも動きます。
androidなので、豊富なギャルゲーも動きます。画面はクラナドです。さらに、androidはnscripter互換のエンジンがいくつかあるため、ノベル系ゲームが豊富ですね。ギャルゲーは置ける端末で遊ぶものです!
CMが福山雅治だったりするよ。
CMが福山雅治という豪華なCMです。お金かかってますね。
あとの、細かいスペックとかは、 このへんに書いてます。
ダメっぽいところ:
ペンの書き味は最高なんですけど、ペンを収納するところがない。なくしそう。。。
付属のキーボード付きカバー重いかも?。400g。本体670gでカバー400gって。
パワポ変換は賢いけど、表はいいけど、図形が増えて、複雑になると、弱い。
電池は同じサイズのipadほど、長持ちではないが、公称9.5時間。公称な!うん。
他にも不満があるとすれば、多くは他のandroidタブレット共通の不満点だと思う。
なんで都議選よりもすごいの?
デモ機が届いて、遊んでたら、都議選に行くの忘れたよ!