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シリア危機で戦争が早く終わって、平和がおとずれることを望みたい
»2013年8月28日
村上福之の誠にデジタルな話
シリア危機で戦争が早く終わって、平和がおとずれることを望みたい
株式会社クレイジーワークスの代表。家電メーカー系エンジニアでプリンタやSDカード関連の開発に従事。ケータイのアプリやサイト、電子書籍のシステムなどに詳しい。最近、断食にはまる。
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今、youtubeでsryriaとかsyria gas attackで検索すると、目も当てられない映像がたくさんでてきます。そして、アメリカが事態を収拾するためにミサイルをぶちこむと言っています。なんか違う気がしています。
イラク戦争のとき、ぼくたちはCNNやアメリカの報道を一方的に信じるしかなかった。イラクに大量破壊兵器があると報道されて、CNNは遠くから赤外線カメラで撮った爆撃の様子を何度も報道した。戦車やパトリオットミサイルがフォーカスされて、人の血や肉がテレビの映像に出ることはなかった。9.11以降、イスラム系はあやしいという一方的なイメージをマスコミが流し続けて、多くのアメリカ人がそれを信じた。
あれから10年が立って我々はCNNの一方的な映像以外のものを見ることができるようになった。youtubeで地球の裏側で、毒ガスにやられて痙攣する子供たちを見ることができる。ここでも、人が生まれ、育って、ご飯を食べて、恋をして、結婚して、子供が生まれて、働いて、泣いて、笑っているという現実を知り、大人とお金のエゴで命が失われていることを知る。イラク戦争や湾岸戦争では感じなかった感覚だ。
(もちろんyoutubeもアメリカ人が運営しているということを考えないといけないけれどね。)
ソーシャルで平和になるのかどうか、ぼくにはわからない。しかし、テクノロジーが平和と幸せをもたらすものであると信じたい。