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うまく進まなくて、ツマラナイ仕事ほど、人を巻き込むと、早く終わる。

うまく進まなくて、ツマラナイ仕事ほど、人を巻き込むと、早く終わる。

村上 福之

株式会社クレイジーワークスの代表。家電メーカー系エンジニアでプリンタやSDカード関連の開発に従事。ケータイのアプリやサイト、電子書籍のシステムなどに詳しい。最近、断食にはまる。

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手塚治虫は原稿を書くのが遅いので、いつも、複数の編集者が家で原稿があがるのを待っていた。

勝間和代はフィットネスジムを契約したが、そのままではジムに通いそうにないので、パーソナルトレーナを雇った。

モルモン教の布教活動は、常に二人一組だ。


好きで好きでたまらない作業なら、ほっておいても集中して、どんどん進めることができるものだが、基本的に、人間は怠け者なので、つまらない仕事ほど、一人で作業すると一気に怠けてしまう。

一方で、ちょっと、どうでもいいことでもいいから、誰かを巻き込むと仕事が進む。ぶっちゃけ、誰かに見られているだけでもいい。なんにせよ、一人でもくもくと、ツマラナイ作業をするのはシンドイ。誰か一人でもいいから、まきこむと作業は速く進む。

たとえば、一人でもくもくと作業していると、全く進まないときでも、清掃員の人でもいいから、誰かいると、少なくともYoutubeや、えっちいなサイトを見るのをやめて仕事をしてしまう。

ぼくは、徹底的に怠け者なので、会社員プログラマ時代などは自分の席にいる時間がものすごく少なく、銭湯に行ったり、本屋でマンガの立ち読みとかしていたので、たまりかねて、上司がぼくの後ろにイスを置いてずっと見張っていたことがあった。さすがに見張られると仕事が早く進んだ。

また、ぼくは、簡単なメールを書いたり、書類を書いたり、webのフォームを入力する作業が苦手だ。仕事のためとはいえ、途中で飽きてしまう。そこで、いっしょに、そういった作業をしていただける秘書を導入したら、仕事が進むようになった。どこをどうかんがえても、一人でできるのだが、できないものは仕方が無い。ぼくの飽きっぽさと怠け者っぷりは、筋金入りなんで、どうしようもないのだ。秘書の人はこのようなノースキルな内容でお金がもらえるのか不思議なようだ。

そう考えると、ペアプログラミングなどは、サボらないための手法に近いように思う。

なんで、こんなことを書いているのかというと、頼まれた原稿がまったく進まないからだ。どっとはらえ。

まぁ、逆に、巻き込まれる方はたまったもんじゃないよなぁ。。。