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「手にしたものをよく見てみると望んだものとぜんぜん違う」の繰り返しが人生だ

「手にしたものをよく見てみると望んだものとぜんぜん違う」の繰り返しが人生だ

村上 福之

株式会社クレイジーワークスの代表。家電メーカー系エンジニアでプリンタやSDカード関連の開発に従事。ケータイのアプリやサイト、電子書籍のシステムなどに詳しい。最近、断食にはまる。

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人生って、「手にしたものをよく見てみると望んだものとぜんぜん違う」の繰り返しですよね。THE BLUE HEARTSのスクラップという歌の歌詞なんですけどね。

そういうのがたくさん繰り返されて、最近、人生はどうしたら幸せなのかまったくわからないですね。

高校生だか、大学生のときは、好きな人と一緒にいれたら、幸せかなぁと思ったら、いろいろ問題が多くて、あんがい幸せじゃないことが多い。そもそも、ぼくは人付き合いが苦手なので、そこに幸せなんかないとだんだん悟り始める。そうしたいと思うのは、ドーキンスがいうように、遺伝子に操られているためで、その先にすばらしいシナリオがあるわけでもない。

ちゃんとした会社に就職したら幸せかなーと思ったら、ぜんぜん違った。そもそも、毎朝、起きて電車に乗って、決まったところにいくだけで、十分ストレスだし、そこでいろんな人と比べられて、いろいろ言われるのはかなりつらい。会社の人間関係は、薄くて、濃いので難しい。会社って、仕事ができても、できなくても、なんか言われる社会は面倒くさい。ただ、ブラックな会社に勤めるよりは幸せなんだろうけど。

お金が全然なかったとき、きっと一千万円くらい貯金があったら、幸せなんじゃないだろうかと思って、起業したら、半年で本当に一千万円くらいはいっていたけど、あんまり幸せじゃない。税金対策で、ほしいものを買いにいったら、パソコンとデジカメを買ったら、満足してしまった。そもそもお金で買えるものでほしいものがないことに気がついた。あと、起業すると一千万円って、けっこうすぐなくなる。

おいしいものを食べたら幸せかなーと思ったけれど、高くておいしい料理をたべても、その瞬間はしあわせだけど、お金の割りにしあわせでもなんでもない。実家に帰って、オカンがつくってくれたご飯のほうがよっぽどおいしい。まぁ、安くておいしいものもいっぱいあるけど、それだけで人生が幸せになるわけでもない。

結婚して、好きな人といっしょにいたら幸せなんだろうなーと思ったけど、結婚して数年たった人のfacebookは、子供の写真はあっても、パートナーの写真が一切あがってない人が圧倒的に多いところをみるとそんなもんだろうと思った。

その他、結婚したら幸せなんだろうなーとか、上場したら幸せなんだろうなーとか、子供いたら幸せなんだろうなーとか、お金いっぱいはいってきたら幸せなんだろうなーとか、いろいろ考えるけど、周りの人を見てみると、なんだか、それだけで幸せそうでもないように見える。

人生って、なにが幸せなんだろうね。
家庭もったら、幸せなんかね。
そうでもない気もする。

やまもといちろうさんとか、子供できてから、それに命かけてるようでたのしそうだ。

そんなわけで、人生まよってるので、今週いっぱいまで募金集めてます:

広島と京都福知山の義援金を集めます。氷水かぶるより水かぶってる人を助けよう。:村上福之の「ネットとケータイと俺様」:ITmedia オルタナティブ・ブログ http://blogs.itmedia.co.jp/fukuyuki/2014/08/post-d44d.html