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スマホアプリの日本国内ランキングをiPhoneとAndroidで比べてみると面白い
村上福之の誠にデジタルな話
スマホアプリの日本国内ランキングをiPhoneとAndroidで比べてみると面白い
株式会社クレイジーワークスの代表。家電メーカー系エンジニアでプリンタやSDカード関連の開発に従事。ケータイのアプリやサイト、電子書籍のシステムなどに詳しい。最近、断食にはまる。
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スマホのアプリのランキングを見て、いろいろ考えたことを書きます。ただし、2011/12/27のランキングであり、この手のランキングと傾向はかなりしょっちゅう変わるので、アテにしないでください。
■androidの有料トップ10
Android有料アプリの10位中3つがパチンコってどうなんだ。ちなみにこのパチンコ系のAndroidアプリは結構、長い間不動のポジションを築いています。あとは、ATOKとカメラアプリが売れているのもAndroidらしいです。OSの不便はカネを生むって本当だなって思いました。
■iPhoneの有料トップ10
アーケードゲームと電子書籍が目立ちます。また、アーケードゲームでも、サッカーと野球が入っているのも、なんだかユーザー層からみて分かるように思います。iPhoneのランキングはかなりしょっちゅう変わるのでなんとも言えませんが。
■iPhoneのトップセールス
おそらく有料アプリ課金も含めたランキング。見たことあるもの、聞いたことあるものが多いですね。ドリランドやファイナルファンタジーがありますね。また、先日、SEGAさんが200万DLを突破したRPGも2位です。Androidで上位にいたパチンコアプリも7位に見えます。
■androidの無料トップ10
LINEが強いなぁ。。。傾向はよくわかんないです。12位にTwitterでもFaceBookでもなく、mixiがいるところが、androidらしいと思ってしまいます。
■iPhoneの無料トップ10
ゲームと診断系が強いですね。さっきも、書いたのですが、iPhoneのランキングはものすごく激しく変わるので、なんともいえないです。
■結論
思うことはたくさんあるのですが、TechCrunchなどで話題になっている世界とだいぶ傾向が違うように思いました。「現状」はもっともっと、傾向がシンプルなように見えました。もちろん、これは日本だけのランキングですし、海外はもっと違うと思いますし、今後のことや、実働は、そんなにシンプルではないと思います。
iPhoneアプリの世界では、みんな口をそろえて「ランキングに出るより、長くじっくりDLされるアプリの方がいい」と言います。実際、定番アプリと呼ばれるものは10-80位くらいに常にいます。
コミュニケーションツールやソーシャルクライアントはユーザーが気に入れば長い間使ってもらえますが、無料が普通です。一方、ゲームは有料でもDLされますが、必ず飽きるものなので、ランキング上位でも、実稼動はよくわからないです。最近は、iphoneのアイテム課金が強いですが、androidのアイテム課金にはいろいろ問題があるので(笑)難しいところです。
ビジネスモデルとして、どちらがいいのかは、非常に判断が難しいです。
以前、某国最大のレシピサイトの社長に言われたことを思い出しました。「ネットでは、ほとんどの人が書き込みをしているように見えるけれど、人口比率で言うと、書き込みやアップロードをする人は比較的少数で、ほとんどの人はコンテンツを消費しているだけなんだ。」という話を言っていたような気がします。
その形がランキングに出ているように思いました。
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