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長所を見つける難しさ~めっちゃ気になるドーナツ
色々やってる社長のブログ
長所を見つける難しさ~めっちゃ気になるドーナツ
大阪・東京を中心に、これまで様々な業態の事業を展開中。それらの体験・実践をもとに、IT関係・外食産業・商業施設・M&A投資などのコンサルタントとしても活動。特技は、不動産投資。趣味は、ゴルフに音楽。最近は和服にも凝っている。
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政治、行政、社会に対してのみ関わらず、
なにかを批判して評価することは非常に簡単である。
ほとんどの報道は、
この方向性で、貴重なページや時間を埋め尽くしている。
同じように我々は、
所属する会社に対しても、あるいは上司・同僚・部下に対しても、
批判的な目で見ることが多いはずである。
この原因のひとつは、
「よい部分」よりも、「悪い部分」の方が目に付きやすい
我々人間の特徴にあるように思われる。
これは、心理学関係でよく取り上げられるエピソードだが、
一口かじったドーナツを見ると、
そのほとんどが綺麗なままであるにも関わらず、
かじられた部分だけがやけに気になるのが心情である。
さらに、
一口かじったリンゴや尻尾をかじったメザシなどに対しても、
同じような感情を抱くであろう。
つまり、かじられた部分<欠点>ばかりに気を取られ、
残りの綺麗な部分<長所>が見えなくなってしまうのだ。
だが、もし読者が、
これから新規事業の立ち上げや起業を目指すのであれば、
色々なものに対して、批判的な視線を向けるだけでは、
満足な結果は得られないはずである。
なぜなら、いかなる人材や状況であっても、
あえて、「長所を見つけて生かす」という姿勢が重要だからである。
例えば、企業内でプロジェクトを開始する場合、
決して優秀な人材ばかりは集まらないはずである。
こんな時、リーダーに求められるのは、
いかにして所属する人材の長所を見つけ出して
仕事を分担させるかということである。
また、個人が起業するのならば、
まずは、自分自身の長所を探し出す作業から
始めなければならない。
まったく自動車を運転しない人が、
中古車オークション代行業を始めたところで、
うまくゆくわけはないだろう。
といっても、何事に対しても、
長所を見つけるというのは大変難しい作業である。
まずは、誰かが一口かじったドーナツをじっくり眺め、
悟りを開くところから
始める必要があるのかもしれない(笑)。