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大阪人は本当におもしろいのか?

大阪人は本当におもしろいのか?

平本 隆之

大阪・東京を中心に、これまで様々な業態の事業を展開中。それらの体験・実践をもとに、IT関係・外食産業・商業施設・M&A投資などのコンサルタントとしても活動。特技は、不動産投資。趣味は、ゴルフに音楽。最近は和服にも凝っている。

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東京のテレビ局制作の番組などを見ていると、
どうも「大阪人」の取り上げられ方は特殊である。
まるで、異星人でも発見したような切り口に思える。

おもろい、うるさい、がめつい
の3拍子が揃った大阪人が、
ステレオタイプとして仕立て上げられているようだ。

これはあくまでも番組上のデフォルメ演出だろうと思っていたのだが、
実際、大阪人である私が、東京の人に接すると、
「大阪の人だからおもしろいんでしょ?」
という無言のプレッシャーをひしひしと感じる。

まあ、確かに、東京に人と話をすると、なぜだかよくウケる。
5分間に一度は笑いを取る鍛錬をしている我々にとっては、
このウケる感覚は非常に気持ちがよい。
そこで、ついつい調子に乗って、
さらに笑いを取ろうとしてしまう傾向がある。

また、残念なことに東京の人と話すときは、
最初、なにを言っているのかよくわからないことが少なくない。
なぜなら、大阪人からすれば、
東京の人はヒソヒソと話しているように感じるからだ。
これが初対面の人だと、特に判りずらい。

私はそんな時、なんども「えっ?」と聞き返したりするが、
それは、意味が理解出来ないわけではなく、
なにをいっているのか聞き取りにくいのである。
特に、大阪から東京に着いた日はこの傾向が強い。

ちょっと話がそれるが、ダウンタウンが出てきた頃、
「あいつらはどうして声を張らないんだ!」という批判があった。
今、東京のテレビ局を席巻している彼らは、
芸人の中でも十分声は大きい方だろう。


さらに、金銭感覚をいえば、大阪と東京の人ではかなり違う。
例えば、これはバブルの頃からよく言われていることだが、
「情報」に対する対価の考え方がまったく異なっている。
もちろん、大阪の方が「情報」に対してお金を掛けない。
まるで、現在流行の"無料"ビジネスを、
先取りしているかのようなスタイルである(笑)。


こう考えると、最初に書いた「おもろい、うるさい、がめつい
のステレオタイプがすっかり大阪人に当てはまることになる。

いやいや、そんなことはない!
本当の大阪人の姿を、機会があれば、
次回のブログ以降に紹介していくことにしよう。