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さすが、ザック・スナイダー版スーパーマン!
»2011年8月10日
ハリウッド・ニュース補完計画
さすが、ザック・スナイダー版スーパーマン!
映画ライター、編集者。仕事のためと思って始めたハリウッド・ニュース・ウォッチが気づけば趣味のひとつに?
当ブログ「ハリウッド・ニュース補完計画」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/hirasawakaoru/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
ザック・スナイダー監督による新スーパーマン映画「鋼鉄の男」The Man of Steelの最初の公式画像がついに発表された。これがその画像。
http://justjared.buzznet.com/photo-gallery/2566576/henry-cavill-man-steel/
この画像には、さすが「300」「ウォッチメン」「エンジェル・ウォーズ」のザック・スナイダー監督だと唸らせてくれるポイントがある。
まず注目すべきは、これがスーパーマンのアップではないこと。スーパーヒーロー映画の場合、最初に出す画像は、そのヒーローをドーン!とデカク登場させるのがお約束。今回のスパイダーマンもそのパターンだ。下記の画像を参照してほしい。
http://www.theamazingspiderman.com/
だから、媒体によってはわざわざスーパーマンのアップになるようにトリミングしているが、それは間違い。この周囲の世界観も含めてがザック・スナイダー版スーパーマンなのだ。この構図、この光量、この色調、この表情をこそ、この1枚から味わうべき。
さらに、スーパーマンのサイズは、画像全体の中でけして大きくない。これがザック・スナイダー版スーパーマン映画のポイントになるだろう。
もうひとつ、なるほどと思わせるのは、コスチュームのアレンジの仕方。昨今のヒーロー映画のコンセプトがもっとも端的に表れるのが、コスチュームだと言っていい。ブライアン・シンガー版X-MENは色もデザインも根本的に変更、マーティン・キャンベル版グリーン・ランタンはオリジナルに忠実なうえにCGならではの輝度を加えていた。
が、ザック・スナイダー監督の方法は、そのどちらでもない。大画像を見るとよく分かるのだが、色調を全体の印象は変えない範囲内で微調整し、一方でその<質感>を大きく変更しているのだ。その質感は、タイツでもビニールでも金属でもなく、まだ人類が知らない繊維を思わせる、これまでのヒーローのコスチュームにはなかったもの。このアレンジぶりは、まさに映像の色彩と質感に徹底的にこだわるこの監督らしい。
全米公開は2013年6月14日。まだまだ先のこの映画だが、やはり今後も目が離せない。
http://justjared.buzznet.com/photo-gallery/2566576/henry-cavill-man-steel/
この画像には、さすが「300」「ウォッチメン」「エンジェル・ウォーズ」のザック・スナイダー監督だと唸らせてくれるポイントがある。
まず注目すべきは、これがスーパーマンのアップではないこと。スーパーヒーロー映画の場合、最初に出す画像は、そのヒーローをドーン!とデカク登場させるのがお約束。今回のスパイダーマンもそのパターンだ。下記の画像を参照してほしい。
http://www.theamazingspiderman.com/
だから、媒体によってはわざわざスーパーマンのアップになるようにトリミングしているが、それは間違い。この周囲の世界観も含めてがザック・スナイダー版スーパーマンなのだ。この構図、この光量、この色調、この表情をこそ、この1枚から味わうべき。
さらに、スーパーマンのサイズは、画像全体の中でけして大きくない。これがザック・スナイダー版スーパーマン映画のポイントになるだろう。
もうひとつ、なるほどと思わせるのは、コスチュームのアレンジの仕方。昨今のヒーロー映画のコンセプトがもっとも端的に表れるのが、コスチュームだと言っていい。ブライアン・シンガー版X-MENは色もデザインも根本的に変更、マーティン・キャンベル版グリーン・ランタンはオリジナルに忠実なうえにCGならではの輝度を加えていた。
が、ザック・スナイダー監督の方法は、そのどちらでもない。大画像を見るとよく分かるのだが、色調を全体の印象は変えない範囲内で微調整し、一方でその<質感>を大きく変更しているのだ。その質感は、タイツでもビニールでも金属でもなく、まだ人類が知らない繊維を思わせる、これまでのヒーローのコスチュームにはなかったもの。このアレンジぶりは、まさに映像の色彩と質感に徹底的にこだわるこの監督らしい。
全米公開は2013年6月14日。まだまだ先のこの映画だが、やはり今後も目が離せない。