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英語化への道【シンガポール ビーチロード〜サンテック編】

英語化への道【シンガポール ビーチロード〜サンテック編】

柏野 裕美

1975年生まれ。大阪 → シンガポール → 今、東京。2007年に帰国し、外資系ITベンチャーで広報を担当。2013年に独立。PRコンサルタント、文筆業、地域再生プロジェクト、英語学習分野で活動中です。

当ブログ「バイリンガルなエブリディ」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/hiromikashino/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


 大阪門真に本社がある家電メーカーで5年勤めたのち、シンガポールに移り住んで6年ほど過ごしました。25歳〜31歳の頃です。
 働きながらビジネススクールにも通い、マーケティングマネージメントの学位を取得しました。週末は、イーストコーストという海沿いの道でローラーブレードや、サイクリング、ジョギングをしたり、時にはマレーシアへスキューバ・ダイビングに出かけたりと、元気な生活を送っておりました。

 シンガポールで
の最初の2年間は、シンガポール人のお宅で暮らしていたので、現地の人を含め、外国人との交流が多かった期間でもあります。
 ちょっとした話や、どうでもいいようなことを英語で話す難しさに直面したのもこの頃です。シンガポールに来てからは単語だけ並べるだけでは「何をどうしたいのか」を伝えることができなくて、話が続かず、なんとも場の悪い経験をしたものです。前回、【大阪 門真編】で触れましたが、かつて通っていた英会話クラスで「Yes」「No」、そして、適当な単語を並べて乗り切ってしまっていたからなおさらジレンマは大きくて悩まされました。


■ 自分が使う言葉や表現を英語で言えるようにしておく

 今、あの頃を振り返ると、せめて自分がよく使う言葉や表現くらいは英語で言えるように準備をしておけばよかったなと思います。それを軸に新しいボキャブラリーを肉付けすれば、効率よく会話力があがっていたのではないかと思います。

 日本語でよく使う表現は、英語でも自然と使おうとするものです。

 私の場合は、
「今(この場で)決めるのではなく、友達にも意見を聞いてからにしたい。」
 というフレーズを言いたいのに英語が出てこなくてよく困ったことを覚えています。

今では表現の幅も広がり、シチュエーションにあわせて
こんな風に言うと思います。

    • I'll think about it and let you know.
    • I'll ask my friend about it before I decide.
    • Let me talk with my friend before I decide. I want to know〜.  
    • I can't decide right now. I'll let you know.

しかし、当時の私は、
こんな風に悩んでいたのです。使う表現を間違えた場合、正すための説明なんて無理だと思い込み、極力「Yes」か「No」かで答えればいい状況になるのを待ち望んだものです。

  • 「(相談するというニュアンスを含む)聞いてみる」って、「ask someone」「check with」「consult with」とか、シチュエーションによって使い分けるみたいなんだけど、どの単語を使ったらいいの?

  • もし、「ask someone」って使うべきところを「consult with」って使ったらどう解釈されちゃうんだろう。

間違いやニュアンスの違いを恐れるがため、話すことに不安を抱いてしまっている状態だったんですね。

よく使う表現は、単語レベルではなくフレーズで丸ごと言えるようにしておくと、便利であることを身をもって学びました。


■ Make the most of yourself 自分自身を最大限に活かす

 「好きこそ物の上手なれ」は英語にも当てはまります。
 ローラーブレード、サイクリング、ジョギング、ダイビング。年中通して常夏だったので、アウトドアスポーツを存分に楽しむことができました。私は何ごとも形から入るタイプなので、ウェアやギアを買うことから始めました。ローラーブレードを買った時などは、ローラーを選ぶポイントは何なのかとか、あまりスピードを出したくない初心者にはどれがいいのかなど店員さんにアドバイスを求めたものです。

 自分が使うものだから、機能も値段もいいと思えるものを納得して買う。英語ではろくに話せないなんて言ってられませんでした。買い物をすることが、伝えたいことを相手に伝えられているかを自然に意識する訓練になっていたのだと思います。
 仲間とのジョギング中に、「疲れたから少し歩こうよ」と話してみたり、ダイビングでは、一緒に潜るバディと安全確認をしたりと、へたくそな英語でも通じるものなのだなと思うことが何度もありました。

「学ぶのではなく使うモードに入る」と、その範囲の英語に関しては慣れて自然に話せるということを、私は、趣味を通じて経験することができました。

 在住中は、趣味にいそしむ一方で、「The Straits Times」という現地の英字新聞や、「Reader's Digest」という雑学的な小冊子をよく読んでいました。学校に通っていた時は1回の授業でテキストの1チャプター進むので予習と復習のため、毎日、数10ページは読んでいました。そのおかげで読解力はかなりあがりました。

 話す練習は、「Reader's Digest」 の記事を音読して友達に聞いてもらったり、アメリカ英語のアクセントを見本に日本語なまりを減らすトレーニングができる「Accent Reduction Made Easy (Jane Wellborn)」という教材を使って発音練習に励んでいました。

 英語が必要になれば話せるようになるわけではなく、話せない不便さから1日でも早く解放されたい気持ちと、日本語を話すように英語で会話できるようになりたい気持ちがあったから、毎日、英語のトレーニングを続けることができたのだと思います。

 今、広報ウーマン 英語部の部長を務めている関係で、「英語って何をどうやれば上達するの?」という質問をよくいただきます。
 私の答えは、「継続。」です。

 「このレベルになりたい」とか「ゴール」はそんなに意識しなくても継続さえできれば、力はつきます。

 私も学習を続けていますので、このブログを読んでくださっているみなさまも一緒にがんばりましょう!