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首都圏賃貸での「礼金0物件」ニーズ、拡大の動き止まらず

首都圏賃貸での「礼金0物件」ニーズ、拡大の動き止まらず

大出 裕之

日本最大級の不動産情報ポータルサイト『HOME'S』で、マーケットデータの編集担当をしております。HOME'Sマーケットレポートなど。まだHOME'Sを知らないという業界のかたはこちらの不動産業向けサービス概要ページをごらんください。 「このサイト(ブログ、アカウント等)に記載する内容は私個人の見解であり、必ずしも株式会社ネクスト(またはグループ会社)の立場、戦略、意見を代表するものではありません」

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一昨日になりましたが、HOME'Sマーケットレポートの第2四半期版を発表しました。一番大きなトピックスは、首都圏では、礼金0物件ニーズの拡大が止まらないという状況です。


賃貸マンションでは、掲載物件でも問合せ物件でも、マンションの礼金の下落がアパートを上回っています。

注目の礼金0物件。首都圏賃貸マンションの問合せ物件では、全問合せ中の礼金0物件割合が40%を超えました。アパートでは45%を超えています。これはなかなかの数字です。

もともと礼金が設定できるエリアというのは、おおまかには供給が需要より少ないエリアです。空室率が上昇している影響が礼金に出ているとも言えます。


ちなみに中古マンションは、引き続き緩やかに坪単価の上昇が継続しました。


中古一戸建てでは、東京都の築10年未満掲載物件の坪単価と、築10年未満問合せ物件の坪単価を比較してみると、掲載物件の坪単価のほうが安い状況です。ユーザーがより高めの坪単価の物件を気にしているようです。


各都県ごとの分析も行っていますので、興味のあるかたは是非ご覧ください。

・HOME'Sマーケットレポートの第2四半期版