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需要サイドの動きが強い、繁忙期直前の首都圏賃貸市場
»2011年2月25日
住宅・不動産業界とネットの進化をウオッチ
需要サイドの動きが強い、繁忙期直前の首都圏賃貸市場
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供給よりも需要サイドの動きが強い、繁忙期直前の賃貸市場
首都圏四半期版のHOME'Sマーケットレポートを発表しました。こちらは通常の月次とは別に、直近3ヶ月を確認しつつ、数年にわたる推移を振り返るレポートです。第3四半期版の対象は、2010年10月~12月となります。
首都圏の賃貸マンションは、平均敷金が10年9月の1.31ヶ月から10年12月の1.28ヶ月に下落しています。賃貸アパートでは、平均坪賃料は10年9月の0.70万円から10年12月は0.71万円に上昇、平均礼金も10年9月の0.57ヶ月から10年12月は0.58ヶ月と上昇しています。
総じて首都圏の賃貸市場においては、繁忙期直前における各指標の上昇傾向が例年通り現れていますが、かろうじて上昇しているという弱いレベルでした。
問合せのほうでは、賃貸マンションに大きな動きは見られませんでしたが、賃貸アパートでは、平均坪賃料が10年6月の0.73万円を底に10年12月には0.77万円まで上昇し、09年末のレベルまで回復しました。平均坪賃料については供給サイドの弱気ムードに比べると、例年通りの繁忙期前の勢いを持っていると言えます。
中古マンションの掲載平均坪単価は、第3四半期は足踏み状態
築10年未満の中古マンション掲載物件の平均坪単価は、この第3四半期で大きな変動はありませんでした。10年11月に168.56万円だったところ、10年12月が-0.7%の167.46万円とわずかに下落しています。
築10年以上の中古マンション掲載物件の平均坪単価は、10年3月以降9ヶ月連続で対前月比上昇を続けていましたが、10年12月に対前月比で-0.3%を記録しています。
中古マンション市場は09年夏を底に緩やかに上昇してきていましたが、前述のように直近で平均坪単価がわずかに下落し、足踏み状態となっています。問合せ物件の平均坪単価では、築10年未満で10年10月、築10年以上で10年10月、10年11月と、2007年10月を100とした指数が100を超えたものの直近では100を切っており、力強い需要とは言い切れません。
築10年未満も築10年以上も平均坪単価の下落傾向は変わらない、中古一戸建て
築10年未満の中古一戸建て掲載物件の平均坪単価は、この第3四半期は下落し続けました。築10年以上は10年12月に対前月比で+0.3%の97.88万円となったものの、わずかながら下落傾向です。
問合せ物件の平均坪単価はさらに下落傾向が強く、築10年未満では、08年12月を100としてこの2年間で最低の92ポイント台となっています。築10年以上の平均坪単価も08年12月を100として、10年2月を最後に100を超えることはなく推移しております。
HOME'Sマーケットレポート 首都圏2010年第3四半期版 レポート
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首都圏四半期版のHOME'Sマーケットレポートを発表しました。こちらは通常の月次とは別に、直近3ヶ月を確認しつつ、数年にわたる推移を振り返るレポートです。第3四半期版の対象は、2010年10月~12月となります。
首都圏の賃貸マンションは、平均敷金が10年9月の1.31ヶ月から10年12月の1.28ヶ月に下落しています。賃貸アパートでは、平均坪賃料は10年9月の0.70万円から10年12月は0.71万円に上昇、平均礼金も10年9月の0.57ヶ月から10年12月は0.58ヶ月と上昇しています。
総じて首都圏の賃貸市場においては、繁忙期直前における各指標の上昇傾向が例年通り現れていますが、かろうじて上昇しているという弱いレベルでした。
問合せのほうでは、賃貸マンションに大きな動きは見られませんでしたが、賃貸アパートでは、平均坪賃料が10年6月の0.73万円を底に10年12月には0.77万円まで上昇し、09年末のレベルまで回復しました。平均坪賃料については供給サイドの弱気ムードに比べると、例年通りの繁忙期前の勢いを持っていると言えます。
中古マンションの掲載平均坪単価は、第3四半期は足踏み状態
築10年未満の中古マンション掲載物件の平均坪単価は、この第3四半期で大きな変動はありませんでした。10年11月に168.56万円だったところ、10年12月が-0.7%の167.46万円とわずかに下落しています。
築10年以上の中古マンション掲載物件の平均坪単価は、10年3月以降9ヶ月連続で対前月比上昇を続けていましたが、10年12月に対前月比で-0.3%を記録しています。
中古マンション市場は09年夏を底に緩やかに上昇してきていましたが、前述のように直近で平均坪単価がわずかに下落し、足踏み状態となっています。問合せ物件の平均坪単価では、築10年未満で10年10月、築10年以上で10年10月、10年11月と、2007年10月を100とした指数が100を超えたものの直近では100を切っており、力強い需要とは言い切れません。
築10年未満も築10年以上も平均坪単価の下落傾向は変わらない、中古一戸建て
築10年未満の中古一戸建て掲載物件の平均坪単価は、この第3四半期は下落し続けました。築10年以上は10年12月に対前月比で+0.3%の97.88万円となったものの、わずかながら下落傾向です。
問合せ物件の平均坪単価はさらに下落傾向が強く、築10年未満では、08年12月を100としてこの2年間で最低の92ポイント台となっています。築10年以上の平均坪単価も08年12月を100として、10年2月を最後に100を超えることはなく推移しております。
HOME'Sマーケットレポート 首都圏2010年第3四半期版 レポート
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