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HOME'Sマーケットレポート 2011年度 第1四半期
»2011年8月25日
住宅・不動産業界とネットの進化をウオッチ
HOME'Sマーケットレポート 2011年度 第1四半期
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首都圏の賃貸市場
●マンション・アパートの敷金・礼金はダウン傾向続く
首都圏の賃貸マンションは平均敷金、平均礼金ともに下落を続けました。平均礼金は07年12月を100として11年3月の66.65ポイントから11年6月の62.21ポイントに下落しています。
賃貸アパートの平均礼金は、11年3月の77.58ポイントから11年6月の73.47ポイントに下落し、マンションと同様に減少傾向がみられました。
首都圏賃貸マンションの問合せ物件では、平均坪賃料が07年12月を100として、11年3月の89.38ポイントから11年6月の87.35ポイントと下落し、この3年間で最低の水準まで来ています。平均敷金・平均礼金も同様に下落しています。
賃貸アパートでも、平均坪賃料が07年12月を100として、11年3月の89.22ポイントから11年6月の86.10ポイントと、下落を見せました。平均礼金も、11年3月の55.98ポイントから11年6月の52.84ポイントと下落しました。
総じて賃貸マンションも賃貸アパートも、この3年間で最低の水準まで来ていることがわかります。
●マンションの礼金0物件割合が7ポイント上昇
賃貸マンションの掲載物件の各0物件割合は増加しました。礼金0物件割合は、11年3月より11年6月にかけて約7ポイント上昇しています。
賃貸アパートではマンションよりも動きが大きいのが見てとれます。敷金0物件割合はこの1年は全月で20%を超えており、賃貸マンションの12~13%と比較して倍程度の敷金0物件が掲載されました。
礼金0物件割合は、09年末から10年8月まで約10ポイント上昇して約48%になったものの、その後下落が続き、直近では賃貸マンションと近い約45%まで落ち着いていますが、多少の上昇傾向にあります。
賃貸マンションと賃貸アパートは、問合せ物件中の敷金0物件割合、礼金0物件割合が11年1月頃を底に増加に転じました。例年通り、繁忙期後に各0物件割合が増加しており、増加トレンドはまだまだ続くとみられます。
■首都圏の流通市場
●マンションは築10年未満、築10年以上ともに、平均坪単価の下落トレンドが継続
築10年未満の流通マンション掲載物件の平均坪単価は、08年12月を100として2011年1月に102.64ポイントから94.77ポイントと約7ポイント急下落し、以降はゆるやかに下落が継続、この第1四半期も大きな増減はありません。問合せ物件の平均坪単価は、この第1四半期は11年3月と比べ、5.5ポイント下落しました。
築10年以上の流通マンション掲載物件の平均坪単価は、08年12月を100として2011年2月に100ポイントを切り、以降もゆるやかに下落が継続しています。問合せ物件の平均坪単価も同様に、この第1四半期も下落が継続しています。
流通マンション市場では、2010年度第3四半期後半からの問合せ物件の平均坪単価下落に引きずられる形で、掲載物件の平均坪単価が下落していることが見てとれます。
●戸建て築10年以上の問合せ物件の平均坪単価は、この2年で最低の水準
築10年未満の流通一戸建て掲載物件では、平均坪単価がこの第1四半期は1ポイントほどわずかに上昇しました。問合せ物件の平均坪単価は、10年12月から下落トレンドでしたが、この第1四半期で5ポイントほど上昇し、10年11月の水準に戻っています。
築10年以上の流通一戸建て掲載物件では、平均坪単価が前の第3四半期と同様、ゆるやかに下落が継続しています。
問合せ物件の平均坪単価は、この第1四半期では1ポイントほど下落、特に11年4月には、08年12月を100としてこの2年間で最低を記録しました。
●土地掲載物件の平均坪単価は、この3年で最低の水準に
流通土地の掲載物件では、平均坪単価がこの第1四半期は継続して下落し、この3年の間で最低の水準となりました。問合せ物件の平均坪単価は、10年11月から下落トレンドでしたが、この第1四半期では、11年4月を底に、やや上昇トレンドとなっています。