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緊急提案 深々度地下メガ・核シェルターの建設 その1 基本コンセプト

緊急提案 深々度地下メガ・核シェルターの建設 その1 基本コンセプト

樋口 健夫

アイデアマラソン研究所所長 ノートを活用したアイデアマラソン発想法考案者であり、電気通信大学講師。現役時代は三井物産の商社マン。 企業の創造性トレーニングでは、ジャパネットたかたの全社員運動、アサヒビールでの研修などを続けている。独創性を命と考えている。

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緊急提案 深々度地下メガ・核シェルターの建設 その1 基本コンセプト

現在、私たちは北の狂気に近い好戦的脅迫を受けている。
毎朝、目をさまし、「ああ、寝ている間に、北の攻撃は無かったか?ミサイルが打ち落とされたかな?」と早朝のテレビニュースを見る日本人は多いのではないか。よくぞ日本も韓国も、ここまで米国と協力関係の体制を保ってこれたと思う。それが無ければ、北はやりたい放題の暴挙に出ていただろう。

 核兵器の脅威がこれほど現実化してきたものならば、核兵器時代に入った戦後も日本が着手しなかった公共の核シェルターの建造を考える時に来たのかもしれない。


 いつ何時、北が核ミサイルを日本にぶち込んでくる可能性が出てきたことからは、核シェルターは現実に考慮するべき時に来たのではないだろうか。PAC3で確実に北のミサイルを打ち落とせるのだろうか?その確率はどの位なのだろうか?全部落とせるのだろうか?スカッドやら、ムスダンやら、たくさん来ても、大丈夫なほどに、備蓄があるのか?

 北が核弾頭の小型化を必死になって製造したか、しようとしているならば、時間がくれば核弾頭の小型化が完成してしまうのは間違いない。


 日本はPAC3で、完全に守れるとは、政府も考えていないのではないか。もちろん北も一度でも核装着ミサイルをとばしたり、非核ミサイルですら米国本土や、韓国や日本にとばせば、北の存在は無くなるだろうが...。


 米国はイラク戦争時、北の核開発の問題は十分に念頭に置いていたが、これほど早く直接的脅迫を北から受けるとは思っていなかったはずだ。あの当時は、北も相当ビビッていた。

 米国にとって、現在の北が直接核攻撃を公言しているような脅迫は、太平洋戦争以降はキューバ危機以外、ソ連でも発言しなかったことであり、中国も、ロシアも米国がどのような行動を取るかは、懸命に探っているはずだ。

 このまま続けば、何らかのきっかけで、朝鮮半島はとんでもない状態に陥る。中国が思い切った強行策で北を押さえ込む以外、この対決は進められることになるとにらんでいる。米国は北をこのままにして粉砕しなければ、イラン、ベネズエラなどに、同じ心配をさせられることになる。もはや地球は裏側の国でも、安心できない状態になった。

 そうなると、北ももうやぶれかぶれ、死なばもろとも何てことになりかねない。

 現状が、このまま何もなくても、北はどんどんミサイルも核兵器も輸出し始めて、世界はもっともっと危険な状態になり、韓国も日本もおおっぴらに強請られ、中国ですら強請られることになるだろう。

 中国の取れる最善の処置は、ロシアと共同作戦を取って、北を押さえ込むことだけだろう。それもかなりの強攻策を取らないと、収まらなくなっているのではないか。

  日本が現在のように、他国に向かって防御のためでも攻撃できない状態ならば、自国の中で、国民全体を守れる核シェルターを築く以外に、狂気の北に対抗する手段はない。

 次は、核シェルターの内容の基本コンセプトを述べよう。