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奇妙な食事後体験 下痢の研究 その2 自己人体実験

奇妙な食事後体験 下痢の研究 その2 自己人体実験

樋口 健夫

アイデアマラソン研究所所長 ノートを活用したアイデアマラソン発想法考案者であり、電気通信大学講師。現役時代は三井物産の商社マン。 企業の創造性トレーニングでは、ジャパネットたかたの全社員運動、アサヒビールでの研修などを続けている。独創性を命と考えている。

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奇妙な食事後体験 下痢の研究 その2 自己人体実験

 昨日は、下痢の分類を書き留めた。この話は、これからが佳境に入るが、食事前の方々は、この文の話を跳ばして読まれることをお勧めするが、読まれた人は研究者の根性に感動されることを保証する。


 ベトナムのハノイに駐在していた私は、下痢の症状と対処策をもっと徹底的に調べるために日本大使館の医務官を訪問した。息子の下痢の経過を話して、

「いかがでしょうか、自然治癒を主張するヨメサンと、即時治癒を主張する私では、私の判断が正しかったのでしょうね」と、「今日は良い天気で」という(絶対に否定されない)当然の調子で質問すると、一瞬医務官は回答を迷った。
「そうですね。樋口さんと奥さんとどっちも正解ということもあるのです」
「エエッ、どうしてですか」と、私は慌てて聞き返した。すると、医務官が話してくれたことは、『下痢対処免疫の確立の必要性』だった。それを引用したい。

 医務官がこの国に到着して、草々に2度下痢を体験していたが、1月ほど経った後、彼はもう「下痢免疫」ができた頃かと、屋台で山盛りの生野菜を一気に平らげた。
 それから12時間後、軽い腹痛。
 18時間後、下痢が始まった。水様便(こう書くとすごく専門的に見える)が続いた。そこでこの医務官は、自然治癒できないかと、薬も飲まないで「経過がいかなるものか」と、頑張って見たという。
 その後、(便所へ行きすぎからか)倦怠感に襲われ、腐卵臭の連続放屁が起こり出して、この自己下痢発生による人体実験を停止する必要があると判断して、医務官は薬を服用したという。
 薬服用後、数時間で腹部の不快感が消え、8時間経ったら下痢がなくなったという。そして24時間で元に戻ったと記録している。

どこの国に生活していても、その国の下痢が起こりえるのは、腸の中の「善玉菌・悪玉菌のバランスが崩れること」で起こる「腸内バランスの崩れによる下痢」もある。あるいは、以前の善玉菌Aが、その国の善玉菌Bに取り変わることで、下痢が起こることもあるのではないだろうか。下痢はすごく奥深い現象だ。

私は徹底的に、下痢を避けるための、行動を取り始めた。

(1)まず起きている時も、寝ている時も、絶対にお腹を冷やさないことだ。寝るときは、布団の中を緩やかに暖かくして、室温を少し涼しくしておくと寝やすい。布団が暖か過ぎると、布団をはがして、お腹を冷やす可能性が高い。寝る前に、室温を 高くし過ぎると、布団をはがしてしまう。

(2)夜、寝るときは、腹巻をするのは下痢を減らす常識だ。

(3)空腹のまま、きわめて冷たいものを異に流し込まない。朝、起きたてに、冷たい牛乳をどどっと飲まない。

(4)冷たいものを食べるときは、温かいお茶で加温しておく。

(5)食器を洗う設備を持たない屋台では、食べるのを避ける。海外では、絶対に屋台では食べない。(ただし、高級ホテルなどの、模擬屋台では別)

(6)海外での油で揚げものは、最注意。油の古さ、油が焦げて、ダイオキシンのようになっていても、分からない。ネパールなどの露店の油揚げの食品は最悪。去年の油を使っている可能性がある。

(7)海外では、生野菜、生水を飲まない。もっとも、生氷を入れたコーラでも大当たり。コーラを注文するときは、「ノーアイス」ということ。一旦、入れてもって来たのを追い返しても、氷を除いてくれるだけだが...。

(8)冷房を強くし過ぎない。

(9)コーヒーを、ちびりちびり飲まない。覚めたコーヒーを、啜っていると、不思議なことに、下痢のもとになる。

これだけ注意していたから、ベトナムでは2年間に悪性の下痢はしなかった。ネパールに4年半駐在していたが、下痢をしたのは数回だけだった。これは奇跡だと思う。