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日韓の電力国際連携を考えよう
読むBizワクチン ~一読すれば身に付く体験、防げる危険~
日韓の電力国際連携を考えよう
アイデアマラソン研究所所長 ノートを活用したアイデアマラソン発想法考案者であり、電気通信大学講師。現役時代は三井物産の商社マン。 企業の創造性トレーニングでは、ジャパネットたかたの全社員運動、アサヒビールでの研修などを続けている。独創性を命と考えている。
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日韓の電力国際連携を考えよう
現在、国は電力供給のベストミックスを考えている。
その中の可能性の一つとして、日韓の電力連携を計画してはどうかと考える。
今年の夏の節電の時に、私は韓国との国際電力連携の必要性をこのブログで訴えた。
もちろん、電力連携は、海底送電線などを敷設することであり、簡単にできることではない。何年かかかることになる。両国に大掛かりな変電所を必要とする。釜山から対馬を経由して、日本までの海底送電線では、現在の技術を超えた超電導送電、直流送電などの新技術が必要となるだろう。
それらの技術を先駆けて開発しておけば、今後の世界中の同種のプロジェクトで活用できることになる。
もちろん、韓国の電力の事情を知らずに話はできないとのコメントを、前回のブログ掲載の時にいただいた。たしかにその通りで、今年の夏は、日本で恐れられた大規模、広域の停電は発生しなかった逆に、韓国で広域の大停電が起こっている。
私は、韓国の広域大停電が起こったことを聞いて、さらに、日韓の電力連携を考える必要があると思った。韓国の広域大停電がどのような理由で発生したか調べていないが、我々日韓の経済、生活が近づけば近づくほど、電力や水などの連携を図って、相互に助けあう必要が出てくると信じている。韓国でも、日本との電力送電連携でのメリットがあるということだ。
両国とも、小さな国であり、技術・工業・貿易立国であることも、連携していく必要性はますます強くなる。
技術的な可能性の議論を始めておいてもおかしくないと思う。