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海外旅行・出張危険回避講座 (一読さえすればリスクは最小、そしてあなたは、海外旅行のプロ) その24 スリに注意

海外旅行・出張危険回避講座 (一読さえすればリスクは最小、そしてあなたは、海外旅行のプロ) その24 スリに注意

樋口 健夫

アイデアマラソン研究所所長 ノートを活用したアイデアマラソン発想法考案者であり、電気通信大学講師。現役時代は三井物産の商社マン。 企業の創造性トレーニングでは、ジャパネットたかたの全社員運動、アサヒビールでの研修などを続けている。独創性を命と考えている。

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海外旅行・出張危険回避講座
(一読さえすればリスクは最小、そしてあなたは、海外旅行のプロ) その24 スリに注意
 長い20年間の海外生活の期間に、スリに財布を盗まれたことは、一度もない。しかし、狙われたことや、ポケットに手を入れてきたことは2回ある。

 一度はナイジェリアのラゴスの雑踏で、私のポケットに手を突っ込んできたのが分かったので、私はその手を握り、上に持ち上げて、「何をするんだ」と日本語で叫んだら、まわりにいた連中がそのスリを捕まえようと飛びかかってきた。その行動の早さは日本では考えられない。スリ男はあわてて逃げ始め、周りの何人かが大声をあげながら追いかけ始めた。
 ナイジェリアでは、スリや万引きが捕まると、リンチで半殺しの目に遭ったり、時に殺されてしまうこともある。だからスリも必死に逃げる。

 もう一度はミラノだった。スリはポケットに手を入れたのだが、財布を引き出せなかった。私の財布は、伝統的に大きく太いのだった。昔から財布に名刺をたくさん入れているし、今はカードが多くなった。だからポケットから財布を引き出すのは、私自身ですらちょっとしたコツが必要で、とても他人ができるものではない。


 40年前から、財布はズボンの左右ポケットに入れてきた。アフリカの諸国、イタリア、フランス。中国、韓国などのスリの多い国々を訪問してきたが、無事だったのは、財布をいつももっとも安全な定位置に入れていたからだ。
 財布をズボンの後ろポケットに入れることは、スリに狙われる第一条件である。ましてや、財布の頭がズボンのポケットから出ているのは、「早く持って行ってください」と頼んでいるのと同じだ。スリは軽くぶつかると同時に見事に何の衝撃もなしに、財布を抜き取ることができる。これはもう日本でも危ない。

 背広の胸ポケットも、電車の中の満員雑踏だけでなく、反対側から歩いてきて、すれ違うだけで抜き取られる可能性がある。パスポートなどを入れた大型財布は、外からでも丸見えになる。

 グループで海外の調査団に加わったとき、私は参加者全員に大型の安全ピンを1個ずつ配った。胸の財布やパスポートを入れたポケットの上から、そのピンで留めてしまうのだ。そうすれば、スリは手を入れることは不可能になる。

 スリのバリエーションは、エスカレーターで一人がつまづき、後ろからの一人が倒れ掛かって掏るという手口もある。
 

ポイント 
(1)ズボンの後ろポケットに入れることは、もう最悪の習慣だ。それで海外を歩けば、スリが10人後をつけてくる。スリのコンテストが始まる。
(2)上着の内ポケットのボタンだけでは不十分で、ピンで上から留める。ただし、この大型ピンは、機内に持ち込めないかもしれない。
(3)海外に出ると、ショッピング用の財布を別に作って、所持するのは、必要現金とクレジットカード1枚だけにしておくこと。


アイデアマラソン一口メモ
 アイデアマラソンは、効果を出すのに3カ月間、自分の好きなこと、思いついたことを毎日書けば、創造性の能力がついてくるとしている。もちろん、選んで仕事について書いても構わない。とにかく毎日、書き続けることだ。

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最新刊のアイデアマラソンの本
「仕事ができる人のノート術」(東洋経済新報社)
一読すればあなたも、毎日発想を残すことができる。それがあなたの財産だ。