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海外旅行・出張危険回避講座 このシリーズ最終回 (一読さえすればリスクは最小、そしてあなたは、海外旅行のプロ) その42 新種の海外の危険
読むBizワクチン ~一読すれば身に付く体験、防げる危険~
海外旅行・出張危険回避講座 このシリーズ最終回 (一読さえすればリスクは最小、そしてあなたは、海外旅行のプロ) その42 新種の海外の危険
アイデアマラソン研究所所長 ノートを活用したアイデアマラソン発想法考案者であり、電気通信大学講師。現役時代は三井物産の商社マン。 企業の創造性トレーニングでは、ジャパネットたかたの全社員運動、アサヒビールでの研修などを続けている。独創性を命と考えている。
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海外旅行・出張危険回避講座 このシリーズ最終回
(一読さえすればリスクは最小、そしてあなたは、海外旅行のプロ)
その42 新種の海外の危険
自分自身の体験と判断、そして直接聞いた様々な体験を、海外旅行や滞在の場面、場面で過去41回にわたって書いてきた。
今回で一端、このシリーズを終了して、新しい課題に挑戦したいが、このシリーズを、一冊の本を読むように、一度、読めば、まさにタイトルのように、総合的なワクチンとして、効果を示すだろう。時に、あなたとあなたの家族の命を助ける可能性がある。
さて、新しい危険が起こっている。西の巨大な大陸の国での反日運動だ。大国の礼はどこへ行ったのか、政府誘導の反日運動で、大使や日本人への暴力事件が起こっている。この場合、私が家族とそこに生活しているとすれば、家族を一端帰国させることを考えるだろう。
家族を守れないでは、海外勤務はできない。旅行でも、決して、その可能性のあるところに旅しない。もちろん、好意的に見て、反日運動が一部であり、大半は安全であるとしても、可能性を考えるとこのような政治の謀略と民度の低い暴行事件に、まず絶対に家族を巻き込みたくない。そして、不要不急の駐在、滞在している者を減らしていくだろう。新たな現地への派遣も見直しをすることになる。
現状では、軍関係基地の写真を撮影したと不法逮捕された日本の建設会社の社員の例を見ても、見せしめ的に誰でも、どこでも逮捕される可能性がある。
好奇心を持ってうろうろしている日本人観光客ですら、あぶない。
日本の企業は、現地の環境関係、特に河川の環境に影響を疑われる工場、水道関係などで、仕事をするべきでない。技術指導も、J/Vも避ける必要があるだろう。
中国の政府の反日運動の見せしめとして、一端、環境汚染の非難が起こったら、最近の日系の製紙業の例を見ても分かるように、いくら技術や理屈で説明しようとしても、説得でできなくなる。巨大な西の国の河川は、すでに酷い汚染となっている。その責任は、もちろん放置してきた政府にあるが、たった一つの日系の企業が、汚染をしてきされたら、すべての責任を負わされる可能性が出てくる。このような理不尽な状態では、とてもまともに仕事はできなくなる。
私は、アフリカのナイジェリア・ラゴス、中近東のサウジアラビア・リヤド、東南アジアのベトナム・ハノイ、南西アジアのネパール・カトマンドゥに19年間、家族を連れて勤務・生活した。ナイジェリアでの2回のクーデター、ネパールの反政府運動などの時には、まず家族の帰国のための航空券の準備を完了させていた。それでも実行はしなかった。
ポイント
(1)反日の動きは、観光と商業駐在を難しくする。家族での滞在や訪問は、再検討する必要がある。
(2)「ぬれぎぬ」や「みせしめ」は、地獄の体験をする可能性がある。相手は誰でもよいのだ。
(3)とにかく安全サイドの行動を取るべきである。
アイデアマラソンのトピック
毎日書くことで上達するのは、発想だけではない。俳句も、短歌も、回文も、川柳も、毎日考えて書くだけで、強烈な質的向上を見せる。ぜひともこの毎日性の継続体験を持って欲しい。
最新刊のアイデアマラソンの本
「仕事ができる人のノート術」(東洋経済新報社)
一読すればあなたも、毎日発想を残すことができる。それがあなたの財産だ。