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目標を考えるまでに、時間を費やしてしたこと(過剰ぎみ)

目標を考えるまでに、時間を費やしてしたこと(過剰ぎみ)

石井 力重

アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。

当ブログ「力重の「ブレインストーミング考」」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ishiirikie/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


年末と元日は、ずっと2011年の目標を考えていました。この時に効果のあったことを、来年の自分に向けて、メモしておきます。

1:
一年間の活動を振り返る。

(ブログを追いかけて、思い起こします。意外と、たくさんやっていたことがあり、驚きます。手帳を一年分、つぶさに拾って見るのもいいと思います。)

2:
創業からの活動を、俯瞰する。

(毎年、主なニュースがあります。それを年表的に列挙していくと、自然と、この数年間の流れと傾向が見えます。だいたい次の一年はどの辺に落ち着くかが、想起できます。人間の思考は助走するところがありますので、過去3年分位を振り返るだけで、自然と想起し始めることがあります。)

3:
未来年表を見る。

(次の年の未来年表をざっと見ていきます。更に次の年も見ます。通常は3年分でいいでしょう。)未来年表 http://seikatsusoken.jp/futuretimeline/

4:
未来予想の資料を見る。

(アルビン・トフラーの、次の40年への40の予想、という記事がこの時期、ちょうど出ていまいた。企業の主戦場がどこになるか、世界の中で何が起こるか、など、超長期展望を、頭に入れておくことをしました。未来年表とは違った、ある程度の粒度のある資料集は、ほかにもいくつかあります。)

5:
理念を振り返る。

(長期展望として、われわれは何を目指す存在なのか、ということを振り返り、遠くにある北極星の方角をみて現状へのパスを見出そうとしました。理想から逆算するような思考に近いです。)

6:
年賀状を書く。

(友人や、志しを共有できるビジネスパートナーへ年賀状を書いていくと、徐々に今年したい事などを思いつくことができます。人によっていうことが違うので、いろんな人にいろんなタイプの、今年やりたい事を書いていくと、効果的だと思いました。)

7:
マンダラートで、頭の中のことを書き出す。

(様々なことを、頭は断片的に考えています。2011年行きたい場所、したい事、書きたいモノ、などなど。そういう思考の欠片が邪魔してなかなか、目標を出すまでに至らないでいたのですが、マンダラートの秀逸なノート記法で書き出していくことで、目標まで、すいすいと思考することができました。iPadのアプリ、iMandalArt HD、を使いましたが、これがすこぶる良いUIで、期待している以上に考え事が進みました)

iMandalArt HD は3,200円といいお値段ですが、ある種の人によっては投資価値のあるアプリだと個人的には思います。アプリがなくても紙とペンがあれば、マンダラートという思考方法はできますので、ご興味のある方はに是非、紙とペンで試してみてください。また、人によっては、マインドマップなどもいいでしょう。


年末年始のかなりの時間をかけて、目標を考え出していました。
  • 一年の振り返りがだいたい、4時間×3回ぐらい
  • 年賀状で表明する作業が4時間ぐらい
  • マンダラートに書き出す作業で3時間ぐらい
それらが終わったのは1月1日のAM3時頃でした。

さすがに、ここまでの時間を毎年とれるとは思えません。「2」「5」「6」をやり最後に「7」で考えを吐き出すだけなら、半日ぐらいで済みそうです。


追記

蛇足ですが、上記のことをして、たてた2011年の8つの目標は、個人のブログ( http://ishiirikie.jpn.org/article/42343652.html )に書いてみました。





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