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「本を読んでUstream」、がもたらすもの

「本を読んでUstream」、がもたらすもの

石井 力重

アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。

当ブログ「力重の「ブレインストーミング考」」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ishiirikie/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


最近、自分の本が、Ustreamで紹介されている動画があることに気が付きました。コンサルタントをされている高田さんという方で早朝に5分、本を紹介されています。年明け最初の本がうれしいことに、拙著『アイデア・スイッチ』でした。仕事が一段落して、こそばゆい気持ちで、動画を拝見して、「そうそう、そこは、とても伝えたかったところなんです!」と思いながら拝見しました。

この体験をメタ認知して気が付いたことを少しメモしてみます。

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(盛大に本が売れているヒット作家の方はともかく)私のように、専門を進んでいく中で、副産物として本ができるという「その道の職人さんが書いた本」というのは、たいてい、ゆっくりと売れていくのであまり多くの感想をいっぺんにもらうことはありません。なので、自分の本についての声がブログなどにあれば定期的に拝見しています。分かりにくい所はなかっただろうかと。

そんな中で、Ustreamで肉声で聞かせてもらうのは、大きな質的な違いがありました。動画中、この方は本をほとんど開かずに中身のポイントを語られていて、かつ、本には書けなかった部分で、実は述べたかった社会情勢とアイデアの力の価値について、この方はお話されていて、「そうそう、そうなんですよね」と内心相槌を打って聞いていました。

この時点での動画の視聴数をみると、3(見終わったら5)でしたが、聞き手がすぐにたくさん来ることばかりが、Ust配信の価値ではないのかもしれない、と思いました。読んだ本の書き手に直接感想を伝える方法でもあるのだなぁとおもいました。

少し脱線ですが・・・知育玩具や面白いコンセプトのおもちゃの中には、前評判が高く、しかし、発売後にそれに見合うだけの評判が立たなかったものが結構あります。手に入れてみると、実際、優れていて面白い玩具なのですが。そういうおもちゃの良い所を、Ustで紹介するようなことも面白いなぁと思いました。視聴数が3でも5でも、作った人に肉声が届くかもしれない、と思うと楽しそうです。

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そんなことを、ふと、自分自身の行動を認識して、思ったのでメモしてみました。



Ustの動画はこちらです


拙著はこちらです
『アイデア・スイッチ 次々と発想を生み出す装置』(2009年6月)
http://amzn.to/dIFA0O


追記


石井からのお誘い


アイデア創発ワークショップ(渋谷、2月5日)が、@イベントに掲載されました。 

実は、本日(1月5日)まで、早期割引が適用されます。もしご興味のある方がいらしたらぜひご検討下さい。

私が心の中で師事している、企画、アイデアの世界では非常に有名な方も、当日は会場に来てくださいます。また、私の周りの創造活動や面白い企画に造詣の深い友人知人も来ます。他、参加者名を拝見しているだけでもこれは面白い相互刺激がありそうな方がたくさんいらっしゃいます。

アイデア発想法が理解・活用できるだけでなく、参加者同志の新しいつながりができるのも、アイデアプラントのワークショップの特徴の一つです。未来に向けて力の使い方と新しいつながりをぜひ得てもらえたら幸いです。