誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。

カード型タイマー。こだわると、この1つに絞られる。

カード型タイマー。こだわると、この1つに絞られる。

石井 力重

アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。

当ブログ「力重の「ブレインストーミング考」」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ishiirikie/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


関西ライフハック研究会にお招きいただいたのは5年前。たしか2007年ごろです。opakenさんこと、太田さんが展開されていたその活動の場で、「発想を豊かにするアイデア創出の技術」という演台でお話させてもらいました。太田さんはいくつかのプレゼントを代わりに下さいました。

それから、ずっと、重宝して愛用しているのがこれです。


(バイブカード)

ワークショップをしていると、「じゃあ、5分、時間をとります」とかいって、しょっちゅう、時間を計りますが、これは、文字が大きく、単純で、すぐにセットでき、胸に入れておいても誤動作しないロックが付いていて良く出ています。音、バイブレーション、音+バイブレーション、の切り替えもあって、シーンによって使い分けられてなかなか便利です。

太田さんにはとてもすまない話なのですが、最近、ボタンの一部が破れてきて接触が悪くなってきなーとおもっていた矢先、気が付くと、日本のどこかで、これを紛失してしまいました。

ないと凄く不便で、同等のものを探してみました。

探し見てみると結構いろいろありました。

今度は違うデザインのもでも買ってみようかと、考えて、いざ違う製品を購入しようとようとして、はたと気づきました。仕様に「マグネットで貼り付く」という文字があることに。パソコンと一緒に持って歩くので、カバンに入れるアイテムは、マグネットじゃない方がいいのです。あれっ、そうかこれはだめかー、とおもって、よく見るとほとんどのものに「マグネット」という文字があります。タイマーというのは、キッチンタイマーが主なんでしょうね。マグネットがあったところでさして問題ではないのでしょう。ただ、ワークショップ講師が使う、となると少し違います。人に寄りそうですが、私みたいにPCやガジェットが一杯のカバンをもって、ワークショップに出かける、という講師には、マグネット付きのアイテムは、かなり問題です。それをうまく回避しているのは、上のタイマーだけでした。

(薄いカード型でバイブ機能まで有している、という点でも他にはなかなか見られない特徴でした。)

今回、買い直そうして、もっとも強く思ったのが「ああ、なるほど!なぜ、太田さんはなぜこれを選んだのか。ちゃんと理由があったんだ」ということです。この辺が、達人の物選びだなぁと、思ったのでした。いろんな条件を考慮すると、これに絞られる、と、当時彼が言っていたような気がします。いや、記憶の中でねつ造してしまったかもしれません。ただ、必要な条件で選んでいくとこれにたどりつくんだなぁと。

ちなみに、このタイマーをオーダした今いるのは、馬込のホテルで、明後日受け取るのは、京都のホテルです。二代目のカードタイマーも、日本中を一緒に旅してまわる相棒になるでしょう。