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学生たちと、ゲームのアイデアを出してみた
»2010年7月16日
力重の「ブレインストーミング考」
学生たちと、ゲームのアイデアを出してみた
アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。
当ブログ「力重の「ブレインストーミング考」」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/ishiirikie/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
前記事「ゲームのアイデア、出すには」では、ゲームのアイデアを発想する12の切り口と、それを使った発想の仕方を紹介しました。
"でも、それ、本当にアイデアでるの?"ということで、筆者の地元、東北大学の学生さんたちに実際にトライしてもらいました。ビデオを交えて紹介します。
■アイデアワークの方法
参加した学生さんの人数:4人(東北大学の文系・理系。東北大マスピーに所属)
2チームに分かれて、2案ずつ発想。時間は10分。
発想手法=「ゲームのアイデア、出すには」。それを幾分アレンジ。
3分程度で、「アイデアスケッチ」(アイデアのタイトル+3行説明)にまとめ。
■発表に一工夫
ただの発表では面白くないので、ちょっと遊びを入れました。
アイデアスケッチを相手チームに渡し、渡された人はその場で即興で説明。30秒。
書かれたことから読みとり、そこに書いてないことは、適当に補って説明。
その後30秒~1分ぐらいで本来の発案者が説明。
即興で説明したところ、上記のような3行の説明文でも結構本来の意図を汲み取っていました。そうでないケースでは面白い効能がありました。ある学生さんの言葉を引用すると「他者に説明させることで、また違った方向でアイデアが発展するのでさらに面白いものに出来るとおもった」そうです。
■実際でたアイデア
【!】21秒あたりから音が出ます。大きな笑い声などが入っていますので、
静かな環境で見るときにはご注意ください。
この後、どれが面白いアイデアであったか参加者同士で投票したところ1つに集中しました。現場にいた私も同じ意見でした。
皆さんはどれが面白かったでしょうか?ぜひツイッターで感想を一言コメントください。うまくやると自動でこの記事の下にツブヤキが現れるようです。
■補足
遊ぶように学び、遊ぶように仕事ができたらいいなぁと筆者は思うのです。 「ゲームのアイデア、出すには」の手法は、印刷したりしてワークショップなどで自由に使ってください。学生さんやアプリ開発のメンバーで、ブレストの練習のつもりでやると、遊ぶ中から結構いいアイデアが出るでしょう。アイデアワークは100個だすと4個ぐらい「これ、いけるな」というものが出てきます。