感謝したら次のデートの約束をします。

次の約束は大事です。

なぜならデートの目的はただひとつだからです。

ただひとつの目的とは...

 

「次のデートをすること」

 

なんで？　と思われましたか。

これは文章を書くことを考えると理解できます。

 

文章の目的は何ですか。

それは「次の文章を読ませること」に他なりません。

 

有名な夏目漱石「吾輩は猫である」の文章を例に出してみましょう。

（参考文献「吾輩は猫である」夏目漱石　岩波文庫）

 

冒頭「吾輩は猫である」

この文章の目的は何ですか。

 

次の文章

「名前はまだ無い」

を読ませること。

 

「名前はまだ無い」

の目的は何ですか。

 

次の文章

「どこで生まれたかとんと見当がつかぬ」

を読ませることです。

 

もちろん全部読み終わったうえで、このような行動をとってほしい、このような気持ちを抱いてほしいなどの目的はあるでしょう。

ですが読者が一行目を読んで二行目を読まなかったら目的を達成できません。

 

一回デートして二回目のデートがなければ結婚の目的は達成できないと言っているのです。

 

以前友人と「デートで女性とホテルに行くにはどうすればいいんだろう」と話したことがありました。

そのようなテクニックを私は知りませんし、あまり意味がない話です。

 

なぜなら、たとえホテルに行っても次のデートがなければそれで終わりだから。

 

ホテルに行くのも、次のデートをするための通過点と考えるべきです。

レストランに行く、映画を見る、ドライブする、ディズニーランドで遊ぶなどと同じ。

デートを繰り返していれば、いずれそのような機会は訪れます。

とにかく次のデートをすることです。

なお結婚相談所を介しての交際中はホテルにお泊りは禁止ですので念のため。

 

そのようなわけでデートを楽しむ、感謝して次のデートの約束をする、を繰り返します。