誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。

「成活」とは 1-8 新しい命をはぐくんだ成活習慣(1/4)

「成活」とは 1-8 新しい命をはぐくんだ成活習慣(1/4)

伊藤 高史

開業して三代目。高齢の方にも安全安心な保険の入れ歯治療、修理、メンテナンスを中心に行なっている。

当ブログ「杉並区「入れ歯専門の歯医者さん」今日の出来事」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ito_takafumi/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


今回は、妻の妊娠中のエピソードです。

妊娠6か月までは順調で、つわりもなく胎児は体重が増えて妻のお腹も大きくなっていきました。

妊娠中でもよく夫婦でデートやコンサートも楽しんでいました。

 

6か月の検診で母子ともに健康であることを確認したら、その週末は夫婦で近くのレストランへ行く予定でした。

 

検診当日、私は仕事を終えて、うきうきしながら帰宅しました。

 

「ただいまー」

 

妻は先に帰っているはずですが、なぜか電気がついていません。

部屋をのぞくと真っ暗な中に妻がうつむいてしゃがんでいます。

 

「どうしたの?」

話しかけると妻が振り向きます。

顔が青ざめていました。

 

これはただ事ではない。

 

「絶対安静だって」

妻は震える声で言いました。


病院で調べたところ胎児が異常に下がって、子宮と外をつなぐ子宮頸管が短くなっているというのです。

普通は40ミリ以上あるところを妻は25ミリしかないと分かりました。

 

このままでは切迫早産や流産の危険性が高い。

歩いたり動いたりすると、ますます胎児が下がってしまいます。

対策として医師から絶対安静を命じられたということです。

 

その日から私たちの生活は一変しました。